范曽美術館 特別開館

范曽(ハンソウ)美術館は、年に1度、3日間限定で特別開館される。范曽は人物画の鬼才と称され、詩・書・画に優れた三絶の画家として、世界的に高い評価を受けている。今展では、その随一のコレクションの中から、書や画など一部展示を替え43点の范曽作品が特別公開される。中国の詩人である杜甫の詩を題材に描かれた『新婚別図』や、約10年ぶりの公開となる中国の故事「胡蝶の夢」をモチーフにした『夢蝶』、災いや疫病除けの神「鍾馗」(ショウキ)を描いた作品などが展示される。