生誕100年 山下清展 ―百年目の大回想

2022年に生誕100年を迎えた放浪の天才画家、山下清。1922年浅草に生まれた山下は、養護施設でちぎり絵と出合い、絵の才能が開花。やがて、独自の貼絵を確立した。放浪の旅での風景を貼絵にした作品でさらに評価を高め、その後は油彩や水彩画、マジックペンによるペン画、陶磁器の絵付けなど幅広い創作活動に打ち込んだ。今覧では、日本やヨーロッパ旅行での風景を描いた貼絵やペン画、晩年に挑んだ陶磁器の絵付けなどの作品約190点に加え、清の放浪日記や愛用の品も展示される。