推しに金と時間を捧げる童貞男。メンズエステに来店した理由は「彼女への復讐」!?【作者に聞く】
誰かに奉仕することではなく、一緒に楽しむことが恋愛では
初恋の苦い経験から澄雄は、課金すればするほど喜んでくれるアイドルへの推し活にのめり込んでいく。だけどいくら愛してもアイドルに触れることはできず、「こんな温かい体温をボクは誰とも共有することはできないんだね」と嘆く。そんな彼に加恋は、「好きな女の子に向ける気持ちを少しでも自分に向けてあげて」と語りかける。この言葉をきっかけに温泉や銭湯巡りをはじめ、その記録をSNSで発信するようになった澄雄。自分の心の満たし方を知った彼の今後について、聞いてみた。
「恋愛とは誰かに奉仕するものだと思い込んでいた澄雄ですが、一緒に楽しむことが恋愛だと気づいてほしいです。まずは自分が趣味を楽しんでいるうちに、自然と恋人もできるのではないでしょうか」







加恋の施術や会話を通じて自分の心の満たし方を知り、今ではすっかり充実した様子の澄雄。次はどんな訳アリ客が店にやって来るのだろうか。今後も楽しみにしてほしい。
取材・文=石川知京