鬼ノ城

鬼ノ城は、標高約400mの鬼城山山頂付近に位置する古代山城。古代の正規の歴史書には登場しない謎の山城だが、吉備津彦命の鬼退治の舞台として有名で、日本城郭協会が選定した日本の100名城にも選ばれている。山の8合目から9合目にかけ、城壁が約2.8kmに渡って鉢巻状にめぐらされている。城内は約30万平方メートルという広大なもので、復元された西門をはじめ、城内からの排水施設である水門、兵糧を蓄えた礎石建物跡などを見ることができる。なお、鬼ノ城入り口付近には、鬼ノ城について学べる、鬼城山ビジターセンターがある(月曜定休・入館無料)。