新型コロナで観光客激減 大阪・道頓堀商店会に現在とこれからを聞く

2020年6月5日 14:22更新

関西ウォーカー

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大阪ではインバウンドを中心とした観光客が激減した
大阪の象徴的な場所であり、コロナ禍の影響を大きく受けている道頓堀商店会の北辻稔事務局に現在の様子とこれからの取り組みを聞いた。

※取材は緊急事態宣言解除後に実施。マスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保ち取材をしています。
 

新型コロナで観光客が激減した街の様子、これからを道頓堀商店会の北辻稔事務局長

道頓堀商店会は、2月上旬に多くの感染者を出した中国・武漢を励ます目的で「がんばれ武漢」のバナー、日本でも感染が拡大していた4月中旬からは「がんばれミナミ」「がんばれ大阪」のバナーを掲示した。商店会の各店が、お好み焼き店「千房」の「負けへんで 絶対ひっくり返したる」など新型コロナに打ち勝つため、大阪らしいユニークな「負けへんで!」ポスターを掲出していることも大きな話題になっている。
 

お好み焼き店「千房」のポスター

ー道頓堀の現在の様子は?

3月末の時点で人通りの数は例年の10%ほどで、4月7日に緊急事態宣言が発令される前から、人が少なくなったこともあって多くの店が自粛している。毎年、日本の学生がどっと訪れるゴールデンウィークの前後に、一人も通っていないときもあったぐらい。こんなことは100年に一回どころじゃなくて、道頓堀400年の歴史で初めてと思う。
 

午後でも人通りが少ない道頓堀

ー道頓堀商店会の現在の取り組みは?

商店会が4月に「がんばれミナミ」のバナーを掲示した同時期に、各店が個性を生かした「負けへんで」ポスターを作ってくれた。緊急事態宣言の解除前後には、各店が再開に向けた「やったるで」ポスターも。
 

ー道頓堀の文化について教えてください

道頓堀は芝居の街なので、入り口の大阪松竹座の灯が消えていると寂しい。にぎやかにしようと松竹座前でアートギャラリーを連携して始めた。6月2日のお披露目式には、片岡愛之助さんも駆けつけていただいた。
 

【写真】「道頓堀負けへんで!アートギャラリー!~ミナミの街の灯は消しまへん~」お披露目式に片岡愛之助さん来場写真提供=道頓堀商店会

ー道頓堀商店会の特徴は?

マスコミの皆さんからよく、道頓堀は一体感があるといわれる。今は会議を開かないが、LINEで一人でも今回のポスターでもやろうとすると次々と手が上がる。天童よしみの歌「道頓堀人情」のように人情の熱い街。
 

道頓堀商店会の「やったるで」ポスター

ーこれからの取り組みは?

今回の件でいかに道頓堀がインバウンド頼りになっていたかを思い知らされた。これからは日本人のお客さんに来てもらう対策を取らないと。道頓堀開削から400年を迎えた2015年に、これからの100年もにぎわいを続けるためにどうしたらよいかと研究して、日本の方にも楽しんでもらおうと決めた。ベースは芝居の街から始まったから、いろんなライブエンターテインメントが集まる街にしたい。今年盆踊りは難しいが、道頓堀川両岸を提灯で彩る道頓堀川万灯祭はやります。

ー道頓堀川万灯祭の開催について

万灯祭は中止しようとする意見もあったが、こういう時期だからこそやろうと。これまでは献灯を商店街関係の団体中心だったが、今年は初めて一般の人にも参加してもらおうとインターネットでも受け付ける。若い女性も参加して、自分の名前が入った提灯をSNSでアップしてほしい。

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