”受付犬”や”密な仔犬”の秋田犬でも話題！「秋田犬保存会」に教わる、秋田犬の魅力って？

日本が誇る癒やしの大型犬、秋田犬。最近では、外国人アスリートが秋田犬を飼い始めるなど、国内外問わず人気を博している。今回は、ロシア出身のフィギュアスケート選手のザキトワや、元横綱朝青龍へ秋田犬を贈呈した「秋田犬保存会」にインタビュー。Twitterで話題の「看板犬」たちについても聞いてみた。

秋田犬「最大の魅力」とは？

秋田県大館市の「秋田犬会館」1階に本部を構える「公益社団法人 秋田犬保存会」。同施設の3階にある「秋田犬博物室」は、日本の犬種団体では全国唯一の博物館だ。

ーー普段は、どのような活動をされているのですか？
【秋田犬保存会】秋田犬に関する普及や啓発にまつわる活動をしています。具体的には、種の保存のために展覧会などの開催や、血統書の発行などを行っています。

ーー施設では秋田犬に会えたり...？
【秋田犬保存会】平日に限り、1階事務所に秋田犬がいます。4月～11月中旬ごろまでは、毎日外の犬舎に2頭いますよ。

ーー大型犬の中でも特に大きいとされている秋田犬。「赤」「白」に加えて「虎毛」というまだら模様の毛色を持つことでも知られていますが、最大の特徴は何だと考えていますか？

【秋田犬保存会】一番大きな特徴は、やはり大きいこと。体重は成犬のオスで40キロを超える場合もあります。また性格は仔犬の時期はやんちゃですが、大きくなると大人しく優しい子が多い印象です。

ーーズバリ、秋田犬保存会さんが考える秋田犬の魅力は？
【秋田犬保存会】飼い主に対しては、とにかく一途なところです。一度飼ってしまうと秋田犬以外は飼えないという話を色々な会員さんから聞きました。

ーー秋田犬との関わりのなかで「ほっこりとした」エピソードはありますか？
【秋田犬保存会】お散歩をしていると、突然動かなくなることがあります。動かないと決めると、どうやっても動きません。大きい子の場合は、その場でしばらく一緒に休憩する羽目に...(笑)。

Twitterでも話題の看板犬！くろべえ、銀、スバル

「秋田犬保存会」のTwitter(@akitainuho)には、秋田犬の癒やしの姿が多数アップされている。なかでも「くろべえ」「銀」「スバル」の3頭の姿が人気。施設で飼っている...と思いきや、実は職員さんが飼育している犬たちで、毎日一緒に出勤しているのだそう。

ーー3頭、それぞれの性格は？
【秋田犬保存会】くろべえは大人しく、気分屋のシャイボーイです。秋田犬としては小柄で、虎毛の男の子。銀は赤毛の男の子で、おっとりしていてマイペース。会館ではほどんどゴロゴロして過ごしています。スバルは元気いっぱい、いたずら好きな虎毛の男の子。まだ1歳ですが、体重は37キロも。朝青龍へ贈呈された「さくら」のお兄ちゃんで、事務所で受付を担当しています。

Twitterでは、3頭の看板犬のほかにも「密」になった仔犬の写真や、とろんと眠たそうな表情の写真などが話題となった。生粋の秋田犬ラバーはもちろんのこと、この記事で興味を持った人も、癒やしを求めぜひのぞいてみてほしい。