「東京ばな奈」って実は女の子…?地場産品じゃないバナナが“東京土産”になったワケ
東京ウォーカー(全国版)
第3位 東京ばな奈カステラ、「見ぃつけたっ」(65票)

代々のカステラ職人がみがき抜いてきたおいしさを、きれいなバナナの形にくり抜いた商品。「カステラはカットや保存が面倒だけど、バナナの形で個包装になっているので助かる!」「卵とバナナの絶妙なバランスが良い」などの言葉が寄せられた。バナナ風味のざらめや、ブランドたまごの「森のたまご」を使用したこだわりの味だ(8個入/1134円、他)。なお現在は、羽田空港限定の「東京ばな奈カステラ メープル味」(8個入/税込1188円、他)のみ販売している。
第2位 東京ばな奈「見ぃつけたっ」(82票)

「東京ばな奈ワールド」を代表する商品が僅差で第2位に!柔らかなスポンジケーキの中に、ほんのり甘いバナナカスタードクリームが包まれたほっとする味わいだ。数々のシリーズ商品を食べてきた販売員の間でも「最終的にはこれに落ち着く!」と根強い人気を獲得。コメントでは「フレンチトーストにしたり、楽しみ方がいろいろ!朝ごはんにも最適なお菓子だと思います」「冷やしても凍らせたりしてもおいしい」と販売員ならではの食べ方も飛び出した(8個入/税込1078円、他)。
第1位 東京ばな奈のレーズンサンド(85票)

定番商品を超え、堂々の第1位に輝いたのは「東京ばな奈のレーズンサンド」。「クッキー・クリーム・レーズンのバランスが最高!」「レーズンサンドにバナナ味が合うことに衝撃を受けました…」と、意外な組み合わせが相性抜群だと人気を集めた。しっとりとしたクッキー生地に、バナナが香るホワイトショコラクリームをサンド。中には洋酒に漬けたジューシーなレーズンがたっぷり入っている(8個入/税込1188円、他)。
“まさか”の1位に社内もざわついた…!?バナナは全世代に愛される「ふるさとの味」

東京土産のロングセラーでありながら、さらなる進化を続ける「東京ばな奈シリーズ」。今回は、株式会社グレープストーン 企画開発部 広報PRの合田周志郎さんに「東京ばな奈総選挙」の結果や、今こそ知りたい「東京ばな奈」誕生の背景などについて話を聞いた。
――今回、販売員さんを対象に「東京ばな奈総選挙」を行ったきっかけを教えてください。
「ここ数年ですが、施設の開業やプロジェクトによって、新たなスイーツショップが誕生し、お土産の種類はどんどん増え続けているように思います。『東京ばな奈ワールド』だけでもたくさんの商品があり、お土産で何を買えばいいのかわからなくて悩んでしまうお客様もいるのでは…と思っていました。そこで、おすすめのプロである販売員がイチオシする商品がわかれば、お客様にとってお買い物しやすくなるのでは…と考え『東京ばな奈総選挙』を開催しました。お土産選びだけでなく、普段のおやつタイムなどにも参考にしていただけるとうれしいです」
――総選挙の結果、「東京ばな奈のレーズンサンド」が1位に輝きました。社内での反応はいかがでしたか?
「“おそらく定番の『東京ばな奈』が1位なんだろうな~”と思っていたのですが、接戦の末に『レーズンサンド』が1位を取って、社内はいい意味でざわつきました!とてもおいしくて評判のいい商品なんですが、発売から10年以上たっていて、ここ最近は注目を浴びる機会がありませんでした。ですが、今回ひっそりとブランドを支え続けてきた”縁の下の力持ち”のような『レーズンサンド』が、こういう形で1位になったのは社員一同嬉しかったようです」
――「東京ばな奈」は1991年に誕生したそうですが、商品が生まれたきっかけを教えてください。
「その頃はまだ東京を代表するお土産がなかったので、自分たちの手で『東京みやげ』を新しく作りたい!という夢に取り組むようになりました」
――たくさんの食材があるなか、なぜバナナに着目したのでしょうか?
「確かに東京には食材がたくさんありますが、これといった特産物がありませんでした。なので逆に、世代・性別を問わず愛されているバナナに着目して開発を進めることにしました。ご年配の方にとっては憧れの味。大人にとっては遠足やおやつなど楽しい思い出の味。お子様には普段から親しみのある味。『みんなの思い出の中にあるものであれば、ふるさとの味として受け入れてくれるのではないか…』と考えたのがバナナでした」
――ネーミングの「東京ばな奈」、なぜ「ばなな」や「バナナ」ではなく「ばな奈」?

「東京ばな奈は実は女の子なんです!『東京の元気でオシャレな女の子』をイメージしています。そこで美奈ちゃん、香奈ちゃんなど、女の子の名前によく名づけられるこの字をあてました。オシャレな女の子なので、よく見るとリボンをしています」
――今までに100種類以上が登場したという「東京ばな奈シリーズ」ですが、思い入れのある印象的な商品があったら教えてください。
「2005年12月発売の『東京ばな奈の黒ベエ』(現在は販売終了)です。なんと真っ黒な東京ばな奈!ブラックココアのスポンジに、中はバナナカスタード(定番と少し配合は違うがプレーンな味)が入っていました。『ごま、チョコ、醤油など、黒い食材って旨味が深くておいしいものが多いよね!』という気づきから生まれた黒い東京ばな奈でした。翌2006~07年には、奇跡的に「黒ブーム」が来たことも重なって大ヒット(黒い綿棒、黒いティッシュ、黒いまな板など、それまで白が当たり前だった商品の黒化が流行)。今に続く『いろんな色柄の東京ばな奈』のきっかけとなった記念すべき第1号です」
おなじみの定番から、季節限定や遊びごころあふれる商品まで、「東京ばな奈シリーズ」は充実のラインナップが魅力!ランキングに登場した商品を食べ比べて、お気に入りを探すのもおすすめ。お土産選びが楽しくなるような、あっと驚く商品展開に今後も注目したい。
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