【コロナ対策情報付き】縁結びの聖地・出雲大社を参拝!境内のパワースポットをチェック!

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出雲大社の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示や施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

出雲大社ってどんなところ?「平成の大遷宮」が行われた「蘇りの地」

八雲山を背にし、国宝の御本殿を中心に、大注連縄(しめ縄)のある拝殿や神楽殿などの社殿が建ち、「神々の故郷」として古くから信仰の厚い出雲大社。「だいこく様」として知られる「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」を主祭神とし、日本最古の歴史書とされている「古事記」にその創建について記述があるほどの古社だ。

近年では、60年に一度執り行われる「平成の大遷宮」が2013年に実施されたことで話題になった。遷宮によって、神殿の佇まいを新たにするだけでなく、神様の力や神意が蘇るという意味合いがあり、その蘇りの力を授かろうとする参拝者が増加したという。
御本殿や拝殿だけでなく、境内・境外の見どころもしっかりと押さえて、参拝に役立てよう。

【見どころ1】48メートルもあった!?国宝の御本殿に見る悠久の歴史

国宝に指定されている御本殿

遷宮を繰り返して現在の姿になった御本殿は1744(延享元)年に造営され、1952年(昭和27年)に国宝に指定。「天下無双の大厦(たいか)」と称され日本最古の神社建築様式を今に伝えている御本殿は、高さ24メートルにも及ぶが、平安時代頃には2倍の約48メートルもあったと伝えられている。2000年には、三本一組の巨大な古代御本殿の柱根が発見され、その歴史的事実を裏付けた。

現在は、平成の大遷宮により屋根の葺き替えなどの修繕が行われ、全国各地の桧木の皮による檜皮や、東日本大震災で被害に遭った東北の木材を使用た千木など、匠の手により生まれ変わった姿を見ることができる。本殿へは周囲のどこからでもたどり着くことができるが、正門から参道を通って向かうのがおすすめ。詳しくは後述の【見どころ4】と【知っておこう】をチェックしよう。

【見どころ2】「神楽殿」に掲げられた圧巻の大注連縄は必見!

出雲大社を象徴する大注連縄がかかる神楽殿

松の参道から入り、御本殿に向かって左手に建つ「神楽殿」。出雲大社の宮司家である千家國造家の大広間として使用され、明治期からは出雲大社教の社殿としても使われてきた。1981年(昭和56年)、出雲大社教100周年を迎えた際に現在の規模に拡張し、270畳の大広間と自社建築には珍しく破風の装飾にはステンドグラスを採用。現在は、御祈祷や結婚式など祭事行事が行われる社殿となっている。

国内最大規模を誇る大注連縄

この社殿の大きな特徴はなんといっても、正面に吊るされた大注連縄だ。長さ約13メートル、重さ5.2トンにも及び、まさに大迫力。国内屈指の規模を誇るこの注連縄は数年ごとに張り替えられ、時の流れと共に変化し続ける表情にも注目してもらいたい。

1959年に生まれ変わった拝殿


注連縄といえば、拝殿にも長さ約6.5メートル、重さ約1トンの大注連縄がかかっている。こちらの拝殿は1953年(昭和28年)に焼失し、その後1959年(昭和34年)に新拝殿として竣功した。神社建築学の権威・福山敏男博士が設計を担当し、桃山時代から棟梁の家として続く伊藤平左衛門氏が工事を請け負うなど、名工たちが作り上げた傑作だ。

【見どころ3】「縁結び」にまつわるスポットもチェック!

主祭神の大国主大神は「縁結びの神様」として知られる

まずは、出雲大社が「縁結びの神様」と言われる由縁から説明しよう。主祭神の大国主大神は、多くの兄弟を持ち、なかでも一番心の優しい神様だった。「因幡の白兎」の伝説にもある通り、ウサギに意地悪する兄弟とは逆にウサギを助け、さらに因幡国の美しい姫からは、兄弟の中から大国主大神のみが求められという。その後出雲王朝を発展させ、多くの女神にも愛されたことから、大国主大神が「縁結びの神様」とされるようになったという伝説だ。

「因幡の白兎」の伝説を表した銅像


境内には「むすびの御神像」のほか、多くの「白うさぎ」の石像が点在している。両手でハートを作ったりお祈りをしたりと、可愛らしいウサギたちは人気のフォトスポットになっている。参拝と一緒に、良縁を祈願して個性豊かな石像を巡ってみるのもいいかも。

【見どころ4】神様へと誘われる「松の参道」

勢溜の大鳥居から境内へと進もう

2018年に老朽化に伴い建て替えられた「勢溜(せいだまり)の大鳥居」から出雲大社境内に入ることができる。そこから一直線に進めば拝殿や御本殿までたどり着くが、それに至るまでの参道にも注目したい。勢溜の大鳥居をくぐれば「下り参道」が現れる。その名の通り、全国的にも珍しく御本殿に向かって下り坂になっているのが特徴だ。

松並木続く「松の参道」


そこを社殿に向かって吸い込まれるような感覚で進んでいくと第二の鳥居があり、そこからは「松の参道」が続いている。「日本の名松百選」にも選ばれた松並木は実に見事な景観。長年かけて形成された自然の芸術をじっくりと確かめながら社殿へと歩を進めて行こう。

【知っておこう】「二礼四拍手一礼」の正式拝礼で参入を

現在、手水舎では柄杓を撤去しているため、参拝時には注意を

出雲大社境内の社殿は、「二礼四拍手一礼」で拝礼するのが作法。通常神社では、「二礼二拍手一礼」が基本だが、大社の場合は「四拍手」なので注意して拝礼しよう。
決まった参拝ルートは特にないが、参道や神楽殿にある「祓社(はらえのやしろ)」を参拝して、身心を清めてから社殿などへ参入するのがベストだそう。

現在はコロナ感染症拡大防止策により、手水舎には柄杓を置いていないが、手水としての水は流れている。

【お土産・グルメ】表参道「神門通り」で地元グルメを堪能!

宇迦橋の大鳥居

【写真】土産物屋や飲食店が軒を連ねる「神門通り」

参拝後は、境外の表参道でグルメやお土産をチェック。宇迦橋(うがばし)にある大鳥居から出雲大社の正門まで約700メートルにも及ぶ「神門(しんもん)通り」には、土産物屋はもちろん、休憩にぴったりのカフェなども軒をつらねている。出雲が発祥とされている「ぜんざい」や島根県のご当地グルメ「出雲そば」など、この地ならではのグルメの食べ歩きにも最適だ。

通りの中ほどには、観光案内所「神門通りおもてなしステーション」もあるので、周辺マップなどはここでゲットしよう。神門通りを巡るだけでも時間がかかってしまうので、時間配分を考えて旅行のスケジュールを組むといいだろう。

【アクセス】駅からはバスかタクシーで向かうのもアリ

出雲大社までは、山陰自動車道出雲ICから車で約20分。駐車場は3カ所で合計765台を完備するため、マイカーでの移動が便利。ただ、年末年始など多くの人が訪れる時期などは、周辺の渋滞が予想されるので、JR出雲市駅からバスでのアクセスがおすすめ。JR出雲市駅からだと一畑バス(出雲大社・日御碕・竜崎行き)で約25分と比較的近くにあり、時間の融通を優先させたい人はここからタクシーを使うのもありだ。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・参拝時はマスクを着用してください。
・御守所、御朱印所、各所受付には除菌液を設置し、担当者はフェイスシールドを着用しています。
・手水舎は柄杓を撤去しています。
・全職員マスク等を着用しています。

取材・文=森川和典

<施設情報>
・住所:島根県出雲市大社町杵築東195
・アクセス:【電車】JR出雲市駅からバスで約25分【車】山陰自動車道出雲ICから約20分
・拝観時間:6:00~18:00
・定休日:なし
・駐車場:375台

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2021年6月時点の情報です。

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