NMB48白間美瑠×佐月愛果「先輩との差を埋めるのは汗の量とガムシャラ感」

8月15日(日) に開催される「NMB48 白間美瑠卒業コンサート ～みるるん、さるるん、ありがとう♡～」にて、NMB48からの卒業する白間美瑠にとって、最後のセンター曲となる25thシングル『シダレヤナギ』が6月16日にリリース。

その発売を盛り上げるリレー連載『みるみる道場』。メンバーからのお悩み＆質問に、誰よりも熱い難波愛＆難波魂を持つ白間が“気合”と“根性”をキーワードに答えていく対談。

『みるみる道場』NMB48白間美瑠×佐月愛果

今回は、7期研究生の佐月愛果(さつき あいか)が登場。

「人懐っこくて、アイドル要素が強い子」(白間）

【白間美瑠】お披露目のときにめっちゃ目が合ったよな。私をじっと見て、キメ台詞を言ってきてくれて「やりよるな～」と思った(笑)。

【佐月愛果】恥ずかしいです。ちょうど視線の先に美瑠さんがいらっしゃって、目が合ったからそのまま言っちゃおうと！

【白間美瑠】目が合ってもそらす子が多いなか、より強い目でアピールしてきてくれたから、この子はアイドル要素が強いなと思って。

【佐月愛果】うれしいです。NMB48に入る前から、ずっと美瑠さんに憧れていて。みるきーさん(渡辺美優紀※1期生、2016年)の卒業コンサートで美瑠さんが「NMB48のセンターになりたい」と言ってたときに、ホンマにカッコいい人やなって思ったのが始まりだったんですけど、加入したあともカッコいいなと思うところばかりです。でも、まだめっちゃ緊張します。今も、手汗がすごいんです(笑)。

【白間美瑠】かわいい～。人懐っこいよな。それに「姫」というイメージ。自分で言ってるもんな。

【佐月愛果】はい。かわいさが欲しいなと思って。

【白間美瑠】姫が似合うかわいさを持ってる。入ったばかりなのに、そうやって自分の武器を分かってる感じがすごいと思う。これからが楽しみ。

【佐月愛果】うれしいです。私がNMB48に入ったときから、美瑠さんはずっと私のことを「姫」って呼んでくださっていて。私からしたら、美瑠さんの方がお姫様なのに！

佐月愛果のお悩み「先輩に追いつけないときはどうしたら？」

【佐月愛果】「NAMBATTLE」で、初めて先輩方と同じグループで活動させていただいて、当たり前なんですけど先輩方との差がすごすぎて。経験値や実力で追いつけない分、ほかのことで補わないとダメだなと思うんですけど、どうしたらいいのか分からないんです。

【白間美瑠】加入したばかりやから、差があるのは仕方ないけど、そこを埋めるのはガムシャラ感しかないのかなと思う。先輩はパフォーマンスの技術や魅せ方ですごいなと思わせることができるけど、7期生はもう全力でぶち当たりにいくことしかできないから。そのフレッシュさをたくさん見せること。先輩より汗をかいて、髪の毛ぐちゃぐちゃになるくらいパワーを出せば、ファンの方にも届くし、すごいなと思ってもらえるはず。前髪とか、気にするタイプやろ？

【佐月愛果】はい。前髪はめっちゃ固めてます。

【白間美瑠】前髪が崩れるくらい元気いっぱいの方がカッコいいと思うな。いっぱい汗をかいて、全力で踊ってる方が応援したくなるから。先輩は髪型、あんまり気にしてないやろ？

【佐月愛果】先輩たちと一緒に公演に出るようになって「崩してもいいんだ」って思いました。ほかにも、「NAMBATTLE」ではいろんなことを勉強させてもらって。「NAMBATTLE」が始まる前までは、7期生だけでの公演で先輩方と一緒にレッスンすることもなかったから、7期生だけでやっていたことが自分たちにとっての普通になっていたんですけど、「NAMBATTLE」を通して自分たちの普通はNMB48にとっての普通じゃなかったんだって気づきました。

先輩方から学んだことのなかで、一番それが大きいことだったので、7期生公演にも反映したら、もっといい公演ができるようになるのかなって。先輩方のように、自分たちのいいところを結集できたらいいなと思っています。

【白間美瑠】すごいな。しっかりしてる！大丈夫、分かってるやん。そういう気持ちがあれば、先輩との差もすぐに埋められるよ。

【佐月愛果】ありがとうございます。あと、もうひとつ悩んでいることがあって。堂々とパフォーマンスをするにはどうしたらいいですか？7期の公演だと後ろにいることが多くて、センターやフロントの子を後ろから見ながら、いいなと思ってたんですけど、きゅんmartでセンター曲をさせてもらったときに、どうしたらいいのか分からなくなっちゃって。焦っちゃうんです。

【白間美瑠】私も最初は、前に人がいない不安はあった。でも、自分の曲にしてやろうというくらい、ポジティブに考える方がいいと思うな。センターの曲は「自分が正解」と思うくらいでいいんじゃないかなぁ。でも、意外。めっちゃ前に出る性格やと思ってたから。

【佐月愛果】ガツガツいった方がいいんやろうなと思うんですけど、前に人がいないと急に怖くなっちゃって。その曲のセンターに私が立っていることで、曲の印象も変わってきちゃうかなって。

【白間美瑠】考えすぎやな。「私が最高」って言い聞かせて、自信を持ってやれば大丈夫。自信のある人の方が魅力的やん。かわいいんやから、自信を持っていこう。

【佐月愛果】はい。美瑠さんに言ってもらえたら自信になります。

【白間美瑠】あとは、どのポジションにいてもメンバーの背中を見ない。どこにいても、私がセンターというようなイメージでいれば、いつセンターになっても不安にならないと思う。

「美瑠さんが話しかけてくれて、すごく支えになりました」(佐月)「悔いなくがんばって」(白間)

【佐月愛果】美瑠さんが卒業を発表されたときは、すごく寂しくなったんですけど…。私が入ったばかりのときから、話しかけてきてくださったり、不安なときに緊張を和らげてくださって、すごく支えになりました。今も素敵な話をいっぱい聞くことができて、うれしかったです。

【白間美瑠】今の経験は未来のためになるから、悔いなくがんばってな。

【佐月愛果】がんばります！NMB48に貢献することが私の目標なので、まだ入ったばかりですけど、8期生とか後輩が入ってきたときにちゃんとカッコいい背中を見せられるようになりたいと思っています。美瑠さんが卒業したあと、NMB48はこれからも大丈夫やなと思ってもらいたいし、美瑠さんのNMB48を大切に思っている気持ちも受け継いでいきたいです。

【白間美瑠】カッコいい！じーんときちゃった。こんなに若いのに、まっすぐな覚悟をちゃんと持っていて安心した。7期に、その気持ちを広げていってな。

取材・文＝yoshimi　構成・取材協力＝野木原晃一