“料理人の「M-1グランプリ」”『DRAGON CHEF』初代王者は下國伸シェフに決定!「何かが足りない」と言われ続けた挑戦者が見つけた答え

東京ウォーカー(全国版)

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40歳未満の料理人の中から次世代のスターシェフNo.1を決める番組「ザ・プレミアム・モルツ presents DRAGON CHEF 2021」。7月4日、決勝ラウンドの模様が全国オンエアされ、北海道代表の下國伸シェフが初代王者の座に輝いた。

【画像】歴史に名を刻んだのは…「DRAGON CHEF」初代王者・下國伸シェフ(写真中央)


「DRAGON CHEF」は、“料理界の「M-1グランプリ」”として、ABCテレビと吉本興業がタッグを組んでおこなわれる料理人オーディション番組。第一回となる今開催には、全国から761名の料理人がエントリー。優勝賞金1000万円をかけ、エリア予選、サバイバルラウンド、決勝ラウンドと料理対決を繰り広げた。

最後の戦いは豪華クルーズ船上でのコース料理対決!


決勝戦に臨んだのは、ミシュラン一つ星の名店「コートドール札幌」で4代目シェフを務める下國伸シェフ(北海道代表)と、やはりミシュラン一つ星の「TTOAHISU」のオーナー・山下泰史シェフ(福岡代表)。決勝の舞台となった東京湾の豪華クルーズ船「シンフォニー号」で、コース料理をテーマに前菜・メインディッシュ・デザートの三品で競うこととなった。

これまでの戦いではすべてシェフ1人で調理してきたが、決勝ラウンドではレジェンドシェフが料理の助手として登場。下國シェフには中国料理の巨匠である脇屋友詞シェフが、山下シェフには「アルポルト」のオーナーシェフ・片岡護シェフがつき、船内の厨房という慣れない環境の中、制限時間2時間の調理がスタートした。

慣れない船内厨房で2時間の調理がスタート


レジェンドシェフの登場時は緊張の色があった両シェフだが、調理がはじまるとともに職人の顔に。下國シェフは脇屋シェフにテキパキと指示を出し、助手とともにフル回転の作業量で料理を作る様子を見せた。一方、山下シェフも片岡シェフが傍らにいながらも、動じずによどみなく調理を行っていた。

だが、自分の店や慣れたスタジオのキッチンとは異なる船内だけあって、オーブンの操作や器材の不足といったトラブルも発生。連日の対決で疲労も見え隠れする中、それでも制限時間内に両シェフは渾身のコース料理を作り上げた。

山下泰史シェフ(福岡代表)

下國伸シェフ(北海道代表)


決勝戦の審査員には、今田耕司、新川優愛、冨永愛、林修、YOUと、プロの料理人6名の計11名が名を連ね、船上で両シェフのコース料理を実食。地元・九州の食をフィーチャーした山下シェフと、“食の未来”をテーマにしたという下國シェフそれぞれの料理に審査員は舌鼓を打った。

芸能人・プロの料理人からなる審査員が見守る中、運命の瞬間を待つ


実食後、1人1票の投票による審査が行われ、11票中8票を得た下國シェフの優勝が決定。下國シェフは「言葉になりません。支えてくれた方々にお礼を言いたいなと思っています」と感謝を述べ、「本当に長い道のりで、辛いことがほとんどのような気がしていました。ただ、その中に料理の楽しさが随所にあって、料理人というのは本当にすごい仕事なんだなと痛感しながら臨んでいました。初代ドラゴンシェフの名に恥じぬようこれからも戦いたいと思います」と話した。

「こんなものだっけ」須賀シェフの叱咤激励で下國シェフが模索し続けた答えは“勝つ覚悟”


勝利後のインタビューでは、総監督の須賀シェフとMCの山里亮太も同席。

「DRAGON CHEF」優勝賞金の1000万円を獲得した下國シェフ


「DRAGON CHEF」を見守り続けた山里は「大変だったでしょう」とねぎらうとともに、「『DRAGON CHEF』に出れば人生が変わるんだ、と料理人の方から思ってもらえるには(初代チャンピオンの)下國さんの頑張り次第ですので、今からまた新たな挑戦がはじまったと思って、がんばっていただきたいなと心から思います」と激励のメッセージを送った。

また、下國シェフは須賀シェフからかけられた印象に残る言葉を聞かれ「やっぱり一番心に残っているのは『下國くん、こんなものだっけ』です。本当にあの言葉で、『DRAGON CHEF』の中だけじゃなく、料理人として成長しないとダメなんだなと思えました。だから『DRAGON CHEF』に出て須賀シェフに出会えたことはうれしいところです」と振り返る。

その言葉を受けた須賀シェフは「下國くんには厳しいことも言ってきたなと思うんですけど、それは本当に期待を込めていて。『DRAGON CHEF』を通して一番戦いましたし、一番苦しんだし、一番成長した人だと思う」と、長い戦いの中でステップアップした下國シェフを称えた。

最下位が脱落するサバイバルラウンドで5連戦を経験し、決勝ラウンド第1戦のデリバリー対決ではギリギリの得票で勝ち抜けた下國シェフ。審査員の1人からは票が入らず「あの時は応えた」と振り返る。最終決戦直前に大きなショックを受けることとなった下國シェフだが、船上での最終決戦には気持ちを引きずらなかったと語る。

「須賀シェフから『何かが足りない』とずっと言われていて、僕の中で出した答えは“覚悟”。戦う覚悟、勝つ覚悟を『DRAGON CHEF』を通して培ってきたので、吹っ切れました」と、精神的な動揺を振り切れた決め手を教えてくれた。

「ザ・プレミアム・モルツ presents DRAGON CHEF 2021」最終決戦の模様は、TVer・ABEMAビデオにて見逃し配信あり。新たなスターシェフ誕生の瞬間をぜひその目で確かめてほしい。

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