アルコール依存症OLが素の自分で生きたいと思ったきっかけを漫画化「こんな自分のまま終わりたくない」

東京ウォーカー(全国版)

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にほんブログ村「コミックエッセイ」ランキングでTOP10に入るなど人気を博している、元アルコール依存症のアラサーOL・かどなしまるさん(「 お酒がないと××できません 」/ @marukadonashi )。新卒で入った会社で人間関係に悩み、「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでから出勤するようになってしまったという。その体験記を新たに描き下ろしてもらったマンガをウォーカープラスで連載中。双子の妹と喧嘩した誕生日を描く第15話の掲載に合わせ、当時の心境を振り返る。 
※アルコール依存症は完治しない病と言われています。著者の個人的な見解で、一番ひどい状態にあった過去と区別するために「元アルコール依存症」と表記していますが、著者自身も自分の依存症が完治したとは思っていません。

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ーーもるさんからの「逃げるな」というLINEを見て、帰りたくないと思いつつも家に帰ったのはなぜですか?

お酒が入ると基本「何でもいいや」という気持ちになるので、のこのこ帰りました。夜遅く帰ったので冷静になっているか寝ているかな、という考えもありました。

ーー刃物を向けるもるさんに「もう許せない」という感情を抱いていたと思うのですが、冷蔵庫に入ったケーキを見た時、その想いはどう変化したのでしょうか?

「許せない」と怒っていながら、頭の片隅には関係を修繕したいと望んでいる自分が常にいた気がします。でも「相手がもう私のことを見限っていたら…」「私だけ仲直りしたいと思っているのだとしたら傷付く」などと考え、自分から歩み寄るということもできずにいました。そういったモヤモヤを、お互いに持っていて、憎み合いつつも、きっかけがあれば、やり直したいという心の中の気持ちは一致していたのだと気付きました。

そしてきっかけを自分から作ってくれようとした妹に対する申し訳なさと感謝で、「許せない」という感情は吹き飛びました。

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ーー「こんな自分のまま終わりたくない」とこれまでの気持ちが変化した瞬間だと思うのですが、この瞬間は現在にどう影響していますか?

妹との仲が破綻しそうになったのは、私の考え方の固さに問題がありました。妹との関係だけではなく、元職場も友達もいつだって、自分に都合の良い人たちでいて欲しくて、そういった自分本位な考えで人生につまずいてしまっていました。それに気付いて頭で分かったんだから、変わる努力をして行動していくことこそが闇期から抜け出せる方法だと思い知りました。

なので、現在の生活でうまくいっていないことがあれば、常にまた「自分の中に間違いがあるからそういう現実になっているんだ」と自己修正に向かう癖はつきました。

取材協力:かどなしまる(「お酒がないと××できません」/@marukadonashi)

※飲酒の際は、食物をとりながら、自身にとって適切な量をゆっくりとお楽しみください。自分で飲酒の量やタイミングをコントロールできず、お悩みの場合は、専門の医療機関を受診してください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。

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