大阪・北浜「谷口カレー in FOLK old book store」刺激と旨味が見事に共存!サラリーマンからの支持率高し

2017年6月29日 11:14更新

関西ウォーカー 惣元美由紀

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大阪でブーム加熱中のスパイスカレーの名店を紹介するWEB連載「大阪スパイスカレー名店ファイル」第14回は大阪・北浜の人気店をご紹介します!

今回紹介するのは、間借りカレー店の先駆者「谷口カレー in FOLK old book store」。2010年、中崎町で月曜だけのカレー店として営業をスタートし、その後、中崎町と谷町八丁目、谷町八丁目と北浜とW間借りを経て、現在は真面目に(笑)、北浜の「FOLK old book store(フォークオールドブックストア)」で週5日営業。店主の谷口智康さんにカレー作りを始めたきっかけや、北浜に移転してからの変化について聞いてみた。

週5日、北浜で絶賛営業中!

麻辣豚バラキーマカレー(900円)。スパイスで炒めた豚バラや豆腐、カボチャなど、具材たっぷり。仕上げの黒ゴマや刺激的な花山椒の香りが、カレーの味をより引き立てる

麻辣豚バラキーマカレー(900円)。スパイスで炒めた豚バラや豆腐、カボチャなど、具材たっぷり。仕上げの黒ゴマや刺激的な花山椒の香りが、カレーの味をより引き立てる

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現在は、裏谷四(谷町四丁目付近)に並ぶ、カレー激戦区と知られる北浜で営業中の「谷口カレー」。古本や雑貨、服などを扱う“FOLK old book store”の1階で、まったりとした独特な雰囲気の中、週5日11:30からカレーを提供している。メニューは定番のスパイスチキンカレー(800円)、10食限定のスパイスシーフードカレーと麻辣豚バラキーマカレー(各900円)の3種。辛さは普通から激辛まで4段階あり、好みで選ぶことができるが「オススメはちょい辛、辛口あたり」と谷口さん。限定10食の2種のカレーは、オープン早々に売り切れることが多く、“まぼろし~”的メニューになりつつあるものの、もちろん実在するメニュー(笑)。オフィス街である北浜では、12時を過ぎるとサラリーマンやOLたちがランチを求めて繰り出してくるので「谷口カレー」もその時間帯になると、瞬く間に席がうまってしまう。限定メニュー狙いの場合は、11:30の開店と同時に入店し迷うことなく、どちらかをオーダーすべし。限定カレーを食する攻略法としては、それ以外はなさそうだ。

趣味で週1のカレー店を始めたものの、今では…

店主の谷口智康さん。営業中はカウンター内でカレー作りに黙々と励むため、休みの日が待ち遠しらしい(笑)

店主の谷口智康さん。営業中はカウンター内でカレー作りに黙々と励むため、休みの日が待ち遠しらしい(笑)

カレー作りのきっかけは、友人と食べに行ったスパイスカレー。家庭とも、欧風とも、インドとも違う、その独創的な味に衝撃を受けたことに始まる。自分でも作ってみようと当時のアルバイト先(飲食店)や自宅でカレー作りに励んだそう。そんなことを数年続けていたある日、知人から「うちの店でやってみないか?」との誘いを受け、中崎町で月曜だけのカレー店をすることに。この時はあくまで趣味。カレーで生計を立てるつもりはなかったそうだ。その後、中崎町と谷町八丁目、谷町八丁目の北浜とW間借りを経て、現在の北浜へ。試行錯誤をしながらも納得の行くカレーができ上がったこともあり、週5日の営業を開始した。毎日、朝6時前には店に入り、仕込み、開店、片付け、仕込みの仕込みの繰り返しを週5日と、すっかりカレー色の生活に染まってしまった。

“北浜”仕様のカレーで周辺のサラリーマンたちから支持厚し!

古本や雑貨、服などを扱う“FOLK old book store”の1階で食べられる。カウンター、テーブル、座敷と何げに使い勝手がいい

古本や雑貨、服などを扱う“FOLK old book store”の1階で食べられる。カウンター、テーブル、座敷と何げに使い勝手がいい

北浜で始めるにあたり、当初はオリジナリティにあふれ過ぎる、尖ったカレーを出したいと思っていたそうだ。しかし、その考えを新たにしたのは、やはり「北浜」というエリア。サラリーマンやOLたちをターゲットに“スパイシーでありながらも、かつ欧風に近いカレー”を目指した。メニューは、日替りカレーを加えることも考えたそうだが「使う食材によって当たりハズレがあるかもしれない。お客様の貴重なランチタイム、残念な思いさせたくない」と、しっかりと仕上がったカレーを提供することにした。それが、チキンカレー、スパイスシーフードカレー、麻辣豚バラキーマカレーだ。また、注文ごとに小鍋で仕上げるため、提供するのに少し時間がかかる。メニューに合いがけがないのも貴重なランチタイムになるべく早く提供したという理由からだ。

ベースとなるスープは、カツオやコンブ、鶏肉に玉ねぎやじゃがいもを加え、味に深みと旨味を、そして、満足感が得られるよう粘度を気持ち出した。辛さは控えめにし、好みで選ぶことができるようにした。また、味が単純にならないよう豆苗やフライドオニオンなどをトッピング。かといって「谷口カレー」の個性を消したのではない。個性を出しながらも「谷口カレー」でしか味わえない、オフィス仕様のカレーへと華麗なる変身を遂げたのだ。

「今後もしばらくは現状を維持しつつ」と谷口さん。何か読者に伝えたいことは?との問いに「漫画の品ぞろえは豊富なので、本買ってください」とのこと(笑)。「谷口カレー」に寄った際は、ぜひその豊富さを確認してみてください。

※本連載はムック「KansaiWalker特別編集 関西カレー’17新時代!」(現在発売中)の発売を記念した連載記事です。大阪スパイスカレーの名店・新店を多数紹介した本です。ぜひ興味のある方は書店・コンビニでチェックしてください。

【関西ウォーカー編集部/ライター惣元美由紀】

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