大阪・南森町「モリ商店」優しいスパイス使いで誰でも食べやすいカレーが評判

関西ウォーカー

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大阪でブーム加熱中のスパイスカレーの名店を紹介するWEB連載「大阪スパイスカレー名店ファイル」第18回は大阪・南森町にある「モリ商店」を紹介します。

インド料理店での経験を生かした親しみやすいカレーが好評で、店頭に置かれた黒板に使っている素材を毎日明記し、常に安心・安全素材のカレーを提供している。2009年のオープン以来、安定の人気を誇る「モリ商店」。店主の森広崇さんに食に関する話や今後の展望などを聞いてみた。

定番4種をメインに不定期でスポットカレーが登場!


ひき肉とれんこんのカレー(800円)。鶏ミンチは煮込んだものと炒めたものの2種を使用。れんこんの食感が心地よく食べ進めるごとにスパイスの香りが楽しめる


やさいと豆のカレー(900円)。動物性タンパク質不使用、野菜だけで作った完全ベジタリアンなひと皿


まるでカフェのようなかわいい外観が印象的な「モリ商店」。店内も外観の印象通りのまったりと過ごせる雰囲気が漂っている。場所柄、食べやすいカレーを意識したという森さんが提供するカレーは、チキンカレー(800円)、ひき肉とれんこんのカレー(800円)、バターチキンカレー(900円)、やさいと豆のカレー(900円)の4種に、不定期で1種が登場する。辛さはバターチキンカレー(★0)、やさいと豆のカレー(辛さ★)、ひき肉とれんこんのカレー(辛さ★★)、チキンカレー(辛さ★★★)の順。バターチキンカレーは、一切の辛さを抜いているので、辛いのが苦手な人や子供でも安心。もちろん、辛さ調整は可能で、ちょい辛、ホット、ベリーホット、ベリベリホットの4段階があり、いずれも無料。

平日の17:00以降と土曜、祝日限定でチキンカレー、バターチキンカレー、ひき肉とれんこんカレーから合いがけができる(カレー2種合いがけ900円)。

産地明記で安心・安全のカレーを提供


カレーに使用している食材は、店頭の黒板に明記されている


店主の森さんは、脱サラ後に料理の勉強をはじめ、東京にあるインド料理店で数年修行し、2009年に自身の店をオープン。温厚な人柄が店の雰囲気やテーブルに置かれたメニュー板から漂ってくる。

ふわっとした雰囲気をお持ちの森さんは、食の安全に関してはとても敏感で、カレーに使用している食材の産地を明記。過去には食の安全に対する意識を高めることをコンセプトにした某ラジオ局の番組に参加し、毎月放射能検査を受けたり、検査方法をリクエストしたりと積極的に取り組んでいたことも。もちろん、その姿勢は今も変わらず健在。お母さんが子供と一緒に外食する場合、どんな食材を使用しているのか不安なことも多い。しかし、使っている食材や産地を明記している、ここなら安心して子供を連れての食事ができると、小さななお子さんを持った母親たちからも支持が厚い。「お子さんには、甘口のチキンバターをオススメしているんですよ。また、乳製品に不安がある場合は、事前に言ってもらえれば、豆乳に変えるなど対応させていただきます」と森さん。そんな臨機応変な対応と気遣いがうれしい。

地域に寄り添ったカレー店を目指して


「地域に寄り添った店づくりに徹していきたい」と語る店主の森さん


今後の展望…。特に計画はないそうだが、足繁く通ってくれるお客さまを大切に、地域とのつながりを大切にし、地域に徹したカレー店を目指して行くつもりだそうだ。

※本連載はムック「KansaiWalker特別編集 関西カレー’17新時代!」(現在発売中)の発売を記念した連載記事です。大阪スパイスカレーの名店・新店を多数紹介した本です。ぜひ興味のある方は書店・コンビニでチェックしてください。

【関西ウォーカー編集部/ライター惣元美由紀】

惣元美由紀

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