永山瑛太「気づかないうちに削られていってしまうのではないかと…」最新作「身代わり忠臣蔵」で共演した俳優仲間を心配

東京ウォーカー(全国版)

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「超高速!参勤交代」や「引っ越し大名!」といった大ヒットコメディ時代劇を生み出した土橋章宏による同名小説を映画化した「身代わり忠臣蔵」。主演にムロツヨシを迎え、「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイデアを加えた本作。ムロ演じる主人公の吉良孝証の敵でありながらも秘密の相棒となっていく大石内蔵助を演じた永山瑛太に、プライベートでも親交のあるムロとの撮影エピソードや演じた役柄について、さらに自身が監督を務めた短編映画の撮影をとおして感じたことなどを語ってもらった。

映画「身代わり忠臣蔵」で大石内蔵助を演じた永山瑛太撮影=三橋優美子


役に集中することで「“相手を知りすぎているからこその照れ臭さ”を払拭していました」

――本作への出演オファーがきた時はどのような心境でしたか?

【永山瑛太】これまで「忠臣蔵」を扱った映画やドラマをいろいろと観てきましたけれど、ムロ(ツヨシ)くんが嫌われ者の旗本・吉良上野介とその弟・吉良孝証の一人二役を演じると聞いて、“これは普通の忠臣蔵ではないな”という予感がありました。それと、土橋章宏さんが書かれた原作自体がこれまでの忠臣蔵のイメージとかなり異なるので、どんな映画になるのか、クランクインがすごく楽しみでしたね。

――本作は、ムロさん演じる吉良上野介が城内で赤穂藩藩主に斬りつけられ、逃げ傷で瀕死の状態となったことから、お家取り潰しの危機に陥り、弟の孝証が身代わりになって幕府を騙すというミッションが繰り広げられます。そして瑛太さんは孝証の敵でありながらも秘密の相棒となっていく大石内蔵助を演じてらっしゃいますが、どういったことをお芝居の軸にされましたか?

【永山瑛太】自分の中で核として持っていたのは、大石が大事にしている“忠義を尽くす”ことと、赤穂藩士に対しての思いの強さでした。ただ、いくら役作りをして“こう演じよう”と決めても、ムロくんのお芝居や監督の演出によって変わってくるので、とにかく現場に行ってみないとわからないというのも正直あるんです。なので核となるものを持ちつつも、その時々で柔軟に対応しながら演じるようにしていました。

ムロツヨシ演じる吉良孝証と永山瑛太演じる大石内蔵助(C) 2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会


――映画としては「サマータイムマシン・ブルース」以来、約20年ぶりのムロさんとの共演になりましたね。

【永山瑛太】2017年に「ハロー張りネズミ」というドラマでも共演していて、その時にムロくんが昔とは全く違うお芝居のアプローチをしていたんです。俳優としての心持ちも変わったのだと思いますが、こちらの予想をいい意味で裏切るお芝居をされていたのが印象的でした。

それだけじゃなく、いち視聴者や観客としてムロくんの出演作品を観たときも、“すごい境地にいっているな”と思ったんですよね。俳優としてだけじゃなく、脚本、演出を手がけて出演もする「muro式」という舞台も定期的に行われているので、遠い存在になっちゃったなと感じることもあって。とはいえ彼の背中を追っかけているわけではないんですけどね(笑)。

撮影=三橋優美子


――今の永山さんにとって、ムロさんはどういう存在なのでしょうか。

【永山瑛太】ムロくんとは若い頃から仲良くさせてもらっていて、だけど同じ俳優という仕事をしているので戦友という意識もあったのかな。でも今は戦友という関係性でもないような気がします。なぜなら俳優は勝ち負けを争うのではなく、芸術を共に作ったり、見せ合ったりする職業だから。

なので一言では言えないような存在なのかもしれません。今回に関しては、“相手を知りすぎているからこその照れ臭さ”みたいなものがあったんですけど、役に集中することでその照れ臭さを払拭していました。あとはちょっとムロくんのことが心配でした。

――心配というのは?

【永山瑛太】一人で二役を演じることは、気持ち的にも体力的にもすごくエネルギーを要するので、単純に“ムロくん大丈夫かな…”って。そんな感じでちょっと心配だったんです。なんていうか…ムロくんって、本能的に周りの人の心の機微を読み取って、もしそれがネガティブなものだったとしたら“おもしろい”とか“楽しい”という感情に促してくれるようなところがあるんです。

そういう方なので、きっと気づかないうちにいろいろと削られていってしまうんじゃないかと、僕としてはちょっと気になったんです。もっとわがままでマイペースな態度を取ってもいいのになって。でも、よく考えたら自分のことを大事にできない人は他人も大事にできないので、僕が心配する必要はなかったです。座長として現場の雰囲気作りを懸命にしていましたし、無理して明るくしている感じもなかったので安心しました。

撮影=三橋優美子


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