祝「M-1グランプリ 2024」決勝進出!ファイナリスト芸人のママタルト檜原はマヌカハニーで上位層に仲間入り/ママタルト檜原の楽しみ日記
東京ウォーカー(全国版)

「M-1グランプリ」にて2022年から2年連続で準決勝に進出し、2024年には悲願の決勝進出と着実に認知度を高めているお笑いコンビ・ママタルト。独特な言い回しの長尺ツッコミが癖になるツッコミ担当・檜原洋平さんは、持ち前の陽気な性格とハッピーオーラで笑顔を届けるご機嫌ボーイです。「ママタルト檜原の楽しみ日記」では、そんな檜原さんの生活にある“お楽しみ”を皆さんにおすそ分け!第2回では、M-1決勝進出とマヌカハニーについて綴ります。
第2回「マヌカハニー」
「ママタルト檜原の楽しみ日記」の2回目の更新がやってきました。
この連載が始まる時に担当さんから「この連載はWEB連載ですからね。基本的には隔週で更新したいんですが、雑誌ではない分、融通が効くんですよ。檜原さんの体調や忙しさによっては月1回、もしくは不定期という感じにもできますから。檜原さんのペースでやっていきましょう」と、リハビリのお医者さんのように優しいお言葉をかけていただきました。
当然そのように言ってもらったらお言葉に甘えて、「いやぁ、最近はめっきり暑くなってきましたね。この前かき氷を食べました」から始まる2回目の更新になってもおかしくないところでしたが、ここはM-1ファイナリスト、プロ意識が違うんですと言わんばかりに2回目の更新をさせてもらいます。
M-1ファイナリストといえば、先日M-1ファイナリストになりました。12/5に準決勝があって、決勝進出者発表で最初に名前を呼ばれたのでかなりびっくりしました。

ここでかなりびっくりするまでのこぼれ話をひとつ。
決勝進出者が決まるまでの待ち時間にトム・ブラウンのみちおさん、真空ジェシカのガクさん、ひつじねいりの松村さんとお風呂に行ったので、発表の瞬間には髪の毛を下ろして挑もうとしました。髪の毛を下ろしたら、いつもと違う一面があるんやでオーラが出て、魅力が増すような気がしていいんじゃないかと思ったのです。髪を下ろすオズいとちゃん(オズワルドの伊藤さん)を見ていつも感じていたことです。
でも2回くらい鏡を見て「なんか変かも。みんなから変って言われたらどうしよう」と思春期に再突入した僕はやっぱり恥ずかしくなっていつも通りおでこを出すことに。そんなか弱き魂を持つ僕がM-1のファイナリストになれたなんて、相当運がよかった。
発表会見のあとの質疑応答のコーナーで、「決勝進出が決まった時の心境を教えてください」と記者さんに聞かれたエバースの佐々木くんは「まさかM-1の決勝にいける人生だったなんてと思いました」と答えていました。
僕は「くぅ!それ俺も言いたかったぁ!」と思ったのですが、なんとなく会場が「それ結構みんな言うねん」という空気になったような気がしました(僕だけかもしれません)。「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」に出た社長が、「ライバルは同業他社ではなくディズニーやUSJ」って言った時くらい「それ結構みんな言うねん」という空気になっていたのです(僕がそう思っただけかもしれません)。

これはなにか策を練らなければならない、そう思った僕は自分のターンが回ってきた時、「決勝進出が決まった時の心境ですか?いやぁまさか、自分がM-1の決勝にいける“一生”だったとは思いませんでした」と発言。
会場は「その手があったか!(笑)」「“一生て”!!(笑)」「ママタルトさすが(笑)」「えぐすぎ(笑)」と大盛りあがり。
「こりゃあ、記者会見-1でも決勝進出かあ〜?」とお寿司のお土産を親指と人差し指でつまんで帰りたい気持ちでした。
ウソ。
特にウケはしませんでした。しかしこの作戦は悪い作戦ではないはず。
“人生”の類語を他にも調べて、これはいいぞと思うセリフを見つけたので紹介します。読者の皆さんが決勝に進出したときは是非言ってみてください。
「いやぁまさか、自分がM-1の決勝にいける“さだめ”だったとは思いませんでした」
「いやぁまさか、自分がM-1の決勝にいける“家系”だったとは思いませんでした」
「いやぁまさか、自分がM-1の決勝にいける“生活様式”だったとは思いませんでした」
これでみんなも記者会見のヒーローに。

それはさておき第2回の楽しみはマヌカハニー。
今年の10月中旬。令和ロマンのラジオを聴いていたら、「あぁ、あれね、成城石井の青いマヌカハニーね」というセリフが僕の脳にイナズマのように突き刺さってきました。
その瞬間、「なにそれえ!?その上位層の者にとっては当たり前でも、下位層の者はその存在すら知り得ないアイテムみたいなハニーは!?」となった僕は成城石井のはちみつ売り場にダッシュ。
売り場に着くと、棚の下の方に青い容器が写ったカードがぶら下がっていました。どうやら成城石井の青いマヌカハニーは、カードをレジに持っていくと現物がレジ奥から出てくる、まるで「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のような商品でした。
すかさず購入した僕はびっくり。そのマヌカハニーは250mlで7000円もしたのです。それでも上位層の仲間入りをしたい僕に後悔はありませんでした。
どうやらマヌカハニーにはMGO(メチルグリオキサール)という成分があり、MGO350以上になると抗菌力が高く抗生剤が効かない菌にも効き、MGO500以上ともなると医療グレードとなりイギリスの病院では傷や火傷の治療にも使われるというような説明がありました。
僕の買ったマヌカハニーはMGO400以上の表記がされていて、毎日それを舐めるようにした今年の秋は一度も喉が枯れることがありませんでした。味も甘くておいしく、少し太りました。
そのお礼を令和ロマンに伝えたところ、「そうですかそうですか、たしかに成城石井の青いマヌカハニーの話してましたね。あれもらったんですよ。しかも檜原さんが使ってるやつよりもっと安いやつですよ全然」と、ケムリくんが優しい笑顔で僕を安心させたかと思いきや、帰り道くるまくんからとんでもない言葉が飛び出しました。
くるま「俺もマヌカハニー買おうかな、これにしよ」
檜原「おお、どんなマヌカハニーにしたん?」
くるま「これにします(画面を僕に見せる)」
檜原「どれどれ?」
くるま「MGO1400のやつです。35000円くらいしますね」
檜原「えっ」
なんとくるまくんは、ニューバランスみたいなマヌカハニーを購入していたのです。あれには驚いた。僕もいつかニューバランスみたいなマヌカハニーを買ったらお知らせします。令和ロマンと一緒に決勝に行けてよかった。

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