【福岡うどん愛】32cmの器でドン!かまぼこの老舗で誕生した栄養満点の「どんめん」
九州ウォーカー
福岡空港と九州自動車道太宰府ICを結ぶ国道3号沿いにあり、両スポットへのアクセスが良好なことから、近年は韓国など海外からの来客も増えているという福岡市博多区立花寺(りゅうげじ)にある「博多めん処 峰松本家 本店」。1910(明治43)年創業のかまぼこ商「峰屋」が手掛ける手打ちうどん店で、1979(昭和54)年にこの地で開業した。
具だくさんでヘルシーな和風ダシのうどんに注目

看板メニューの「どんめん」(950円)は、「峰松本家」の3代目・峯松吉之助さんが発案。質の高い材料を使って丁寧に手作りした「峰屋」のかまぼこをもっと多くの人に食べてほしいと、かまぼこが具材である長崎の名物・ちゃんぽんからヒントを得て創作した。見た目からインパクトが出るように、器は32cmの大きさで黒の小石原焼を使用。「丼(どんぶり)」の“どん”と博多伝統の祭り「博多どんたく」の“どん”をかけて、“どんめん”とネーミングした。

煮込み用として太くコシがあるように作られた麺は、かまぼこと同じ自家製。魚介を炊いて毎朝とる和風ダシに、キャベツ、ニンジン、もやし、豚肉、キクラゲ、かまぼこの具材を煮込み、旨味がしっかり染み込んだスープに仕上げる。みそ、ピリカラ(各種950円)、カレー(1050円)の計4種の味と、ミニサイズ(800円)やおにぎり&鶏なんこつ天が付いた「ミニどんめんセット」(890円)もあるなど、気分や好みにあわせて注文できるところも魅力だ。
かまぼこ三昧の定食や和風タレで味わう丼も必食

老舗のかまぼこを存分に楽しむなら、「峰定食」(1050円)がおすすめ。紅白の板付蒲鉾、ベーコン、玉子岩石、手取りこぼう、いか五万、しそかに竹輪と人気かまぼこ7種に、温かいかけうどんが付いてボリューム満点だ。注文できるかまぼこは他にも、鶏なんこつ天など揚げたてが楽しめる一品メニュー(各種200円)、丸天3枚合わせ(600円)、かまぼこの盛合わせ(650円)などがある。

定番丼の「かつ重」(900円)も要チェックだ。国産ロースの旨味を堪能できるよう卵とじにせず、揚げたてのカツにうどんダシベースの特選和風ダレをかけていただく。+200円でミニうどんかミニそばのセットにすることも可能だ。
古民家造りのくつろぎ空間でできたてを味わおう

木の温もりを感じる店内には、座敷やテーブルなど110席を用意。レジ横のおみやげコーナーでは、メニューにラインナップされているかまぼこも購入できる。オープンキッチンには12個の鍋があり、団体客の注文にも万全の体制で対応。「全メニュー、注文を受けてから作る」という心配りもうれしい。

「創業より100余年にわたり守り続ける良質素材にこだわった手作りのかまぼこを、看板メニューの『どんめん』などで味わってほしい」と話す、常務取締役の峯松利光さん。アクセス至便な天神福ビル地下1階の店舗でも本店メニューを味わえるので、そちらもあわせてチェックしよう。
【九州ウォーカー編集部/文=西田武史(シーアール)、撮影=本田純一】
西田武史(シーアール)
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