父が作ったバンズを兄弟がハンバーガーに!関西グルメバーガー界の草分け的存在の人気の秘密とは? 大阪・心斎橋「クリッターズバーガー」

2018年5月29日 11:39更新

関西ウォーカー

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移動販売から始まり、今では不動の人気を確立した名店の誕生秘話!


まだ関西にグルメバーガーの波が来ていなかった2009年から現在に至るまで、関西のハンバーガー界を牽引してきた名店と言えば大阪・心斎橋の「クリッターズバーガー」の名前があがることは間違いないだろう。同店の代表を務める栗田宗太朗さんに、「クリッターズバーガー」が誕生するまでの話を伺った。

「クリッターズバーガー」代表の栗田宗太朗さん


「アメリカの大学に行きたくて、高校はインターナショナルスクールに通っていたんですけれど、遊びすぎて留年してしまったんです(笑)。高校は4年通い、卒業してからは趣味のサーフィン三昧。海外にも行ったりしていたのでお金がなくて、それで友人の紹介で土木のアルバイトをしていました」。栗田さんはその後建築の専門学校に通い、建築士の資格を取る。ハウスメーカーに就職も決まり、現場監督として3、4年働いた。

しっかりとした食感のバンズは形が崩れない


「当時、父がプログラマーで会社を立ち上げていたのですが、趣味でパンを作っていたんです。家の近所にパン屋さんを作って、毎朝父がパンを焼いて、それを母が売る。そのパンが人気になってとても忙しくなったので、僕の3つ下の弟がフラフラ遊んでいたので手伝わせました。僕ら兄弟はこのパンを使って何か新しいことをやりたいと思って、アメリカ好きだったのでハンバーガーを作ることにしたんです」。

数年前のリニューアルでさらに洗練されたデザインに


しかし、当時の関西にはまだハンバーガーブームは到来していなかった。「あの頃はどのハンバーガー屋さんもしんどそうでしたね。東京で食べ歩きをするとハンバーガーが認知されていると伝わるのですが、大阪でオープンするのは怖かったです。なのでリサーチを兼ねて、まずは移動販売を始めたんですよ」。

広いテーブル席がズラリ。大きな窓に面した席もあるのでチェック


町なかとフェスを中心に、淀屋橋などで移動販売を約1年営業。行列ができるほどに話題になったので、店を持つことにした。「高校時代から心斎橋界隈にいたので、ゆかりのあるこの地で路面店がやりたかったんです。郊外は人がいないので怖くて。ハンバーガーのメニュー数は最初から20ありました」。

月替わりのマンスリーバーガーは斬新な発想力が形に!


話題になった移動販売も、路面店になった途端にぱったりと客足が途絶える。「2年間はお客さんが少なくて本当に苦労しました。デリバリーでなんとか食いつなぎ、東京のグルメバーガーよりも少しサイズを下げて値段も下げました。その後、ちょっとしたハンバーガーブームが起こって、テレビや雑誌に出る機会も増え、みんなのハンバーガーに対する興味も出てきたんだと思います」。

スピナッチ(ホウレンソウ)ベーコンバーガー1250円


そんな「クリッターズバーガー」の人気ナンバーワンハンバーガーがこちら。 スピナッチ(ホウレンソウ)ベーコンバーガー1250円だ。

過去15年で5000種のハンバーガーを食べた、西日本ハンバーガー協会・薮


ハンバーガー食べ歩き歴15年の、西日本ハンバーガー協会・薮が実食して解説!

かつては父が焼き、今では姉妹店で焼いている自家製バンズ


薮「バンズは今では姉妹店『ウエストウッドベーカーズ』で焼いている自家製。北海道産小麦100%のブレンドで、天然酵母を長時間発酵で使っています。どっしり感じられるパン生地は肉に負けない個性があり、まさに『ハンバーガー店が作ったバンズ』になっています」。

うま味やくさみを計算してブレンドした「いいとこどり」のパティ


薮「パティは牛100%つなぎなしの本格派。牛の種類はタイミングにより変わるようで、国産牛と輸入牛のブレンドを使っています。国産牛の牛脂により、味に深みが感じられます」。

レタスのたたみ方など美しく積まれた野菜


薮「野菜はレタス、トマト、フレッシュオニオンのみじん切り、レリッシュと、このハンバーガーの決め手である炒めたホウレンソウ! ホウレンソウの甘味が塩コショウで味付けされたパティにとても合います」。

精肉店の自家製ベーコンが乗る


薮「 精肉店オリジナルベーコンも食べ応えアリ! ソースは使わず、マヨネーズとマスタードのみ。パティやホウレンソウなど、それぞれの素材のうまさを堪能しましょう。ちなみにランチタイムはポテトとサラダの両方が付きます。サラダは契約農家さんが作るベビーリーフなど、オーガニックで体にもいいものばかり」。

ベーコンエッグパンケーキ1100円


さらに同店で人気なのは、 ベーコンエッグパンケーキ1100円。甘味と塩気のバランスが秀逸! ハンバーガーでなくパンケーキだけ食べに来る人も多いそう。

こんがり焼けたパティからはいい香りが!


心斎橋の本店に続き、栗田さんは大阪・天満にデリバリーの専門店をオープンしたが、すぐに閉店。「お客さんの顔が見えないというのは、モチベーションが上がらなかったんですよ。さらに実家で父が焼いてくれていたパン屋さんがバンズ工場みたいになってしまって、明らかにキャパオーバーになってしまったんです」。

ずっしりとした重みのハンバーガーにはうま味がぎっしり!


そのことをきっかけに、カフェ付きのパン屋さん「ウエストウッドベーカーズ」を2013年にオープン。ハンバーガーは6種類用意し、「クリッターズバーガー」とはマスタードを粒マスタードに変えたり、付け合せのポテトも変えるなど工夫した。「オープンしてからなかなか厳しかったのですが、インスタが始まった頃で拡散して頂いたのが助かりました(笑)」。そしてパイの専門店「ザ パイ ショップ」も2016年にオープン。「アメリカンフードカルチャーを日本に持ってきて、それをアレンジして提供したいんです」。今年7月には兵庫県西脇市にキャンプ場もオープン予定だ。「お店では食事の時間をお客さんに楽しんでもらうことが目的ですが、キャンプだと1日をすべてコーディネートして楽しんでもらえますから」と栗田さん。「クリッターズバーガー」は今後も定期的にリニューアルしながら、常に進化をし続けるそうなので、これからも目が離せない!

「クリッターズバーガー」さん、取材のご協力ありがとうございました!


世界初のご当地バーガーアイドル「ハンバーガールZ」が「クリッターズバーガー」を訪問!


ハンバーガールZの牛100%くぅちゃん


ハンバーガーから生まれた妖精・ハンバーガールZの牛100%くぅちゃんが「クリッターズバーガー」へ!

「テラス席も気持ちいいね」


「ハンバーガー以外にもメニューがいっぱいで迷っちゃう」


「店内は広々としています。メンバーみんなで食べに来たいな」


「大好物のパンケーキをいただきまーす!」


「ハンバーガー到着しました!」


「こんなにおいしいハンバーガーが心斎橋のど真ん中で食べられるなんて!」


「噛むたびに溢れ出す肉汁! みずみずしい野菜! さらにほうれん草が入って食感が倍増!! 見た目からも楽しめるハンバーガーで、バンズからはみ出すベーコンがさらに食欲をそそります。ギュッと閉じ込められたパティの旨みが最後の最後まで口の中で広がって、あっという間に完食しちゃう! おなかいっぱい幸せになれるハンバーガーをぜひ」

大阪●心斎橋「クリッターズバーガー」創業 2009年5月23日/電話 06・4963・9840/住所 大阪市中央区西心斎橋1-10-35 アルシュ11 1F/営業時間 11:00~23:00(LO22:00)※ランチは平日11:00~16:00/定休日 なし/駐車場 なし/アクセス 地下鉄御堂筋線心斎橋駅から徒歩すぐ

【SHOP DATA】席数22席(テーブルのみ)/ハンバーガー チーズバーガー1100円など34種/マンスリーバーガー あり/トッピング チェダーチーズ100円など8種/ドリンク 自家製ジンジャーエール600円など約50種/たばこ 喫煙可※~17:00は禁煙

【人気ナンバーワンバーガー】スピナッチ(ホウレンソウ)ベーコンバーガー1250円/テイクアウト 可/バンズ 姉妹店「ウエストウッドベーカーズ」での自家製。北海道産小麦100%のブレンド、天然酵母。長時間発酵で作る/パティ 牛100%つなぎなし。牛の種類はタイミングにより変わり、国産牛と輸入牛のブレンド。国産牛の牛脂入り/野菜 レタス、トマト、フレッシュオニオンのみじん切り、レリッシュ、炒めたホウレンソウ/その他 精肉店オリジナルベーコン/ソース マヨネーズ、マスタード

【こちらもチェック】ベーコンエッグパンケーキ1100円

猫田あん

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