“カレーこそ最強のつまみ”説。千歳烏山の人気店で検証!
東京ウォーカー
昨今、“呑めるカレー屋さん”が急増中。東京・千歳烏山にある「ハバチャル」はその代表的な店で、夜は“スパイス居酒屋”の顔を持つ。カレーのほか、アチャール(インド版のピクルス)も名物で、スパイス料理とお酒のおいしい関係を提案してくれる。
夜はミニサイズのカレーもあり、お酒のアテにできる
ランチはカレー専門店だが、夜はカレーのほか、各種スパイス料理やお酒も楽しめる「ハバチャル」。店主の飯塚俊太郎さんは、表参道にあった人気インド料理店「バラッツ!スパイスラボ」(現在は閉店)で腕を振るったのち、2017年6月に自らの店をオープンさせた。
カレーは「チキンカレー」と「チャナマサラ(ひよこ豆)」の2種がレギュラーで、そのほか期間限定(随時2種ほど)が入れ替わりで登場。夜はカレーのソースのみの注文も可能で、サイズもSとMから選べる。
「カレーもおつまみ感覚で食べられるよう、ソースのみでもお出ししています」と飯塚さん。その言葉通り、Sサイズは1人で食べ切るのにちょうどいい量。それでいて具は多めで、お酒のアテにピッタリだ。
カレーは「パラタ」(350円)と一緒に味わうのもおすすめ。デニッシュのような自家製の平たいパンでほんのりと甘く、スパイシーなカレーとよく合う。そのほかライスもあるので、お酒とそのほかのスパイス料理を楽しんだあとに、シメでカレーとライスを注文するのもよい。もちろんお酒を飲まず、カレーだけの食事利用もウエルカムだ。
「アチャールで呑む」は、この店ならではの楽しみ
そしてこの店を訪れたならば、絶対に味わいたいのがアチャール。「夜は“カレーで呑む”というよりも、“アチャールで呑む”をコンセプトにしています」(飯塚さん)。
飯塚さんのアチャールは「バラッツ!スパイスラボ」時代から有名で、野菜や魚介、肉など、素材に応じてさまざまなスパイスを使い分けている。常時13種前後がそろっているので、いろいろと食べ比べたい。
カレーやアチャールがお酒と合うのは、スパイスとアルコールの相性が良いから。それはジンやベルモットといったスパイスを原料に用いているお酒、カクテルに欠かせないリキュール類などが証明している。例えばスパイスの代表格であるコリアンダーは、複雑で果実を思わせるフレッシュな香りでアルコールの臭みをリフレッシュさせてくれる効果もある。
スパイスを使った自家製リキュールもぜひ試したい
お酒はビールやウイスキー、焼酎などさまざま。スパイシーな料理に合うワイン(ボトル2,700円~)などインドのお酒も各種そろう。なかでもぜひ試したいのがスパイスを使った自家製リキュール。「カルダモンコーヒー焼酎」、「アッサムティージンジャーラム」、「レモングラスのスパイシーウォッカ」の3種(各550円)で、ロックや水割りなど好みの飲み方で楽しめる。
カレー、アチャール、そしてスパイス酒とまさにスパイス尽くしの“呑めるカレー屋さん”。スパイスにはさまざまな効用があるので、食べて、飲んで、元気になって、夏の暑さを吹き飛ばそう!
取材・文=河合哲治郎/撮影=岩堀和彦
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