「りぼん」編集長、創刊65周年にかけた想い「『りぼんは私たちの雑誌だ』と思ってもらいたい」

東京ウォーカー(全国版)

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少女マンガ雑誌「りぼん」の創刊65周年を記念し、多彩なオリジナルアイテムを販売するポップアップストア「りぼんのおみせ in Tokyo」が、3月6日(金)~20日(金)の期間限定で原宿にオープン中。オープン当日の内覧会に訪れ、「りぼん」編集長の相田聡一氏に、プロジェクトにかけた想いやマンガの持つ魅力、「りぼん」のこれからについて聞いてきた。

「りぼん」創刊65周年を記念したメッセージ撮影=田中走


「人と人を結ぶりぼん」をテーマにさまざまなアイテムが登場


今回のポップアップストアは、「りぼん」創刊65周年プロジェクト【りぼんのりぼん】の第一弾として、原宿の複合型ショップ「base yard tokyo(ベースヤードトーキョー)」の主催のもと実現。さまざまなアーティストや企業とコラボし、雑貨や文房具、ファッショングッズを中心とした全38種類のおしゃれなオリジナルアイテムを販売する。

階段そばのフォトスポットは、プロジェクト第2弾として配信されるInstagramフィルターと同デザイン撮影=田中走


注目は、カラフルなパステルカラーの「レターセットナプキン」(1500円)と「ムーンパンツ(りぼん創刊65周年 ver.)」(4800円)。今回の企画の担当者は、「『レターセットナプキン』と同梱されているのは、『natracare』社のオーガニックコットン100%の生理用ナプキン。友達や同僚が急な生理で困っているとき、付属のメッセージカードと一緒にプレゼントしてあげられます」という。

「レターセットナプキン」(1500円)と「ムーンパンツ(りぼん創刊65周年 ver.)」(4800円)撮影=田中走


「レターセットナプキン」にはカラーの異なる4種類のレターセットが付属撮影=田中走


また、「ムーンパンツ」については「『りぼん』のメインターゲットは小中学生。お母さんから初めてのサニタリーパンツとしてプレゼントするのもおすすめです」とコメント。今回のプロジェクトのテーマは「りぼんとりぼん」。雑誌「りぼん」やその作品が人と人との間を繋いできたように、今回提供するアイテムも人と人を結べるものになっているそうだ。

【写真】男の子に心ときめくシーンをグッズ化した「トクン ボトル」撮影=田中走


ほかにも、少女マンガに特徴的な「トクン…」と心がときめく効果音をモチーフにした「トクン ボトル」(2600円)や「トクン マグカップ」(1500円)などの日用品、雑誌のロゴを使用した「りぼん キャップ」(全8種/各3900円)や、気鋭のクリエイターとコラボした「クリエイターコラボTシャツ」(全4種/各5000円または5500円)などのファッションアイテムが登場。どれもりぼんファンならずとも手に入れたくなるほどのクオリティだ。

「りぼん キャップ」(全8種/各3900円)などボーイッシュなアイテムも撮影=田中走


ファッションアイテムはスケボーと一緒に陳列撮影=田中走


さらに、店内で作れるオリジナルグッズも用意。Tシャツ、トートバック、サコッシュ、ポーチの全4アイテムから好きなものを選び、3種のカラー、9種のプリントを自由に組み合わせることが可能。2階に上がってすぐの専用スペースで、自分の手でプリントして作り上げるので、愛着が湧くこと間違いなし。訪れた記念にぜひゲットしたい。

約2~3分とあっという間に作れる撮影=田中走


編集長が語る「『りぼん』という雑誌の力」、そして「マンガの力」


2018年から「りぼん」編集長を務める相田聡一氏撮影=田中走


インタビューを行った相田聡一氏は、2018年に「りぼん」編集長に就任。「65年もの間続いてきた『りぼん』。かつて読んでくれていた方にもいまだに愛情を持ってくださっている方が多く、作品の力はもちろんですが、雑誌りぼんの力の強さ、伝統を実感していました」と語った。

長年、週刊少年ジャンプ編集部にいた相田氏は、外から見た「りぼん」の視点も持つ撮影=田中走


今回のプロジェクトについては、「りぼんのブランド力を使った展開は、(これまで)意外になかった。作品ありきだけではなく、りぼんちゃんマークを使ったアイテムや、3月13日(金)にリリースされる雑誌のロゴをフォント化したLINE絵文字も斬新。そうやって(ブランドを)きちんと展開していくことが必要」と改めて分析。「世代を越えてりぼんを愛し続けている人たちが繋がる、そんな理想の第一歩になれば」と思いを明かした。

2階奥のスペースでは約1万冊のマンガをオリジナリティあふれる並びで販売撮影=田中走


ステッカーの制作に関わった西雄大氏が大好きな作品として『ちびまる子ちゃん』をレコメンド撮影=田中走


小中学生の誰もがマンガに夢中だった時代から、昨今はYouTubeなどの動画コンテンツが完全に定着。その中でも、マンガが持つ魅力は揺るがないままだ。

「マンガはターゲットをきっちり定めて、その人たちに面白いと思ってもらえるものをみんなで必死に作り上げるもの。数あるエンターテインメントの中でも、『小学生の女の子のために作っている』といえる強さがある」。「読んでもらえさえすれば、マンガに強い影響を受けてきた僕ら世代と、絶対に同じように受け取ってもらえるという自信はある。そこはマンガの力を信じています」と力強く語った。

インタビューの最中に笑顔がこぼれる相田氏撮影=田中走


一方で、「りぼん」はYoutubeにて公式動画チャンネルを開設。「マンガに入ってきてもらうきっかけとしてはむしろ動画は重要」という柔軟な姿勢も見せた。

「『りぼんは私たちの雑誌だ』と思ってもらえることを目指していきたい」


現在、「りぼん」は3月31日(火)までの期間限定で、一年分のバックナンバーを電子書店「マーガレットBOOKストア!」にて無料公開中。「学校が休みになり、特に小(中)学生は家の中から出にくい状況。普段は購読していない人たちも含めて、少しでも読んでいただける機会を作りたいなと思った」という。

雑誌の枠を超えて爆発的に話題となっている『さよならミニスカート』(著:牧野あおい、既刊2巻)撮影=田中走


”異例の新連載”として連載当初から話題の『さよならミニスカート』(著:牧野あおい)以外に相田氏が推してくれたのは、「昔からのりぼんの良さ、ときめきがありつつも、大人にもおすすめできる。絵もすばらしく、セリフに力がある」という『ハニーレモンソーダ』(著:村田真優)。そして、いま小中学生の子たちに圧倒的な人気で、「少女マンガらしいマンガだが、設定の面白さやアイディアの豊富さがあり、とても魅力的」という『初×婚(ういこん)』(著:黒崎みのり)。どちらも「りぼんの枠をこえて広がる可能性がある」と絶賛していた。

手前右が『ハニーレモンソーダ』(著:村田真優、既刊12巻)、左が『初×婚(ういこん)』(著:黒崎みのり、既刊2巻)撮影=田中走


「雑誌界が苦しい中でも、りぼんは比較的堅調で、自信を持って面白いといえるラインナップがそろっている。だからこそ、りぼんをもう一度ちゃんと世に広めていきたい。大人の方たちのように、いまの小学生の女の子たちにも『りぼんは私たちの雑誌だ』と思ってもらえることを目指していきたい」。

「小中学生の子たちにきちんと通ってもらえるような雑誌」を目指したいという相田氏撮影=田中走


企画担当者によれば今回のストアは、原宿という立地もあり、主なターゲットは10代~20代であるものの、りぼん読者である小学生や卒業生である大人世代を含め、幅広い人に届くように作り上げられたそう。いまの、そしてかつての読者はもちろん、最近初めて「りぼん」の作品にふれたという人もぜひ訪れてみよう。

「りぼんのおみせ in Tokyo」はbase yard tokyoにて3月20日(金)までオープン中撮影=田中走


「りぼん」創刊65周年プロジェクトは、第2弾のInstagramフィルターの配信、第3弾のLINE絵文字の販売をはじめ、これからもさまざまな展開を予定。プロジェクトと雑誌「りぼん」の行く末に、今後も注目していきたい。

今井優佳

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