京都最古の縁結びの神社!5分で知る地主神社に見どころ
関西ウォーカー
清水寺の境内にある地主神社は、大国主命(おおくにぬしのみこと)を主祭神とする縁結びの神社。創建期は不詳で神代(日本の建国以前)とされ、京都でも最古の歴史を持つ。世界遺産にも登録されている極彩色の華麗な本殿は1633(寛永10)年に徳川家光が再建したもので、入母屋造と権現造を折衷し、双堂という奈良時代の様式を今に伝えている。境内には“恋占いの石”や“しあわせのドラ”など11もの良縁祈願スポットが点在する。
文化財
<本殿(重要文化財)>本殿内外の極彩色や金箔を施した装飾金具は、目を見張るほど鮮やか。
<拝殿(重要文化財)>天井が一般の拝殿とは異なる平板を並べて張った“鏡天井”で、そこに狩野元信の筆による丸竜が描かれている。
<総門(重要文化財)>正面の柱が鳥居の形になっていて、総門としては大規模な部類に属する。
ご利益・良縁祈願
<恋占いの石>10mほど離れた2つの守護石の間を、目を閉じたまま歩き、一度でたどり着くことができれば恋の成就は早いと言われている。
<しあわせのドラ>素直な心でドラを3回たたけば、邪心を振り払うことができる。
<撫で大国さん>大国様の像に願いを込めて体をなでると、その場所に応じたご利益がある。
混雑状況
<昼>週末は混雑することが多い。また桜や紅葉の時季は特に混雑するので早めに訪れて。
<夜>拝観不可。
紅葉
カエデなど約70本。見ごろ11月下旬~12月上旬。毎年11月23日の14時から、家内安全・商売繁盛を祈願する「もみじ祭り」を実施する。
桜
地主桜、黄桜など約50本。見ごろ3月下旬~4月上旬。一本の木に八重と一重の花が同時に咲く“地主桜”は必見。4月第2日曜には「さくら祭り」も。
年中行事
<5月>例大祭 地主祭り(神幸祭) 家内安全、土地守護、事業繁栄、良縁達成を祈願する祭り。
<7月>恋愛成就 七夕祭 織姫・彦星に見立てた一組の紙こけしに自分と相手の名を書き、固く結んで大笹につるし、恋の願かけを行う。
<12月>しまい大国祭 一年を締めくくる祭り。ご利益を感謝し、来る年の開運招福を祈願する。
【関西ウォーカー編集部】
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