コロナ対策の“お買い物心得” 20カ条、スーパーマーケット研究家に聞きました
東京ウォーカー(全国版)
コロナ禍の今だから、見直せたこと
「世界中が大変な状況ですが、人間は適応していく生き物であると思いたいですね。苦しい、つらい、不便なことばかりに目を向けず、今だから気づけたという良い面もあると思います。生活が改善された、ポジティブな面を意識して過ごすのも楽しいですよ」と菅原さん。
食関連でポジティブになれたこと
・外食を控えているため、家族で楽しく作りながら食べられるレパートリーが増えた(ホットプレートクッキングなど)
・子供も時間に余裕があるので、一緒に料理することが増えた(食育の充実)
・飲み会も外食も自粛し、自炊した結果、家計が黒字に
・平時は「なぜ、私だけが買い物に」と不満だったが、今は「家族で私が一番リスク少なく買い物できる」という使命感に燃えている
・免疫力を高める、健康的な食生活を心がけるようになった
・買い過ぎないよう車で行くのをやめた結果、ガソリン代も体重も減った
スーパーマーケットでポジティブになれたこと
・必要なものをあらかじめ決めて買ことを徹底した結果、無駄遣いが減った
・子供を連れて行かないようになり、不要なおもちゃやお菓子を買わずにすむ
・改めて食べ物の大切さを感じ、使い切る、食べ切る、を心掛けるようになった
・『安いもの』『調理が簡単なもの』が選ぶ基準だったのが『体にいいもの』に変わった
・『外食しない分、いつもよりちょっと贅沢な食材や調味料』に興味を持つようになった
・乾物に全く興味がなかったが、保存性と栄養価の点から買うようになった
スーパーを守ることが、私たちの生活を守ることにつながる
「私たちは、食べなければ健康でいることはできません。食べることは、生きること。そして今は、スーパーを守ることが、私たちの生活を守ることです。緊急事態宣言下では、スーパーは家族で楽しげに過ごす場所ではありません。また、スーパーにマスクやティッシュを捨てていくのもやめましょう。
学校の休校で出勤できないスタッフも多く、スーパーは人手不足です。緊急時のライフラインとしての誇りを持ち、感染リスクのある中でも働くスーパー従業員のみなさんは頑張っています。できれば労いの言葉をかけてあげたなら、無力な私たちも多少なりとも力になれるのではないかと思います。もちろん、感染もせず、感染もさせず、店員さんに感謝し、家族のためにいい買い物をしてきた自分も褒めてあげてください」
なお、消費者庁からは「新型コロナウイルス感染対策」の一環として、「買物をするときのお願い」が公開されているので、ぜひ参考に。

■スーパーマーケット研究家 菅原佳己
1965年生まれ、東京在住。2012年「日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品」、14年「日本全国ご当地スーパー 隠れた絶品、見~つけた!」(講談社)を出版。専業主婦からスーパーマーケット研究家に。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などメディアへの出演・掲載も多く、業界団体主催の『お弁当・お惣菜大賞2020』では審査員も務める
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