コロナ対策の“お買い物心得” 20カ条、スーパーマーケット研究家に聞きました
東京ウォーカー(全国版)
スーパーマーケットですべきこと10カ条
いよいよ店内に入る。ここに挙げた項目のうち5~10までは、今や感染症予防対策としてよく知られた基本行動だが、11~14も要チェックだ。

5.出入り口に用意された消毒薬で手を消毒して入店
6.買い物中、目、鼻、口を触らない
7.人との距離を一定に保つ。従業員への質問も距離をあけて
8.大声でしゃべらない
9.買う商品以外は絶対に触らない
10.必要以上、買わない
11.善意からでも、品薄や空の棚の写真を拡散しない
12.欲しいものが売り切れていても、代用品で工夫する
13.店の設けた点数制限は守る
14.欠品や入荷未定商品があっても従業員を責めない、問い詰めない

まずは、9の「買う商品以外は絶対に触らない」について説明。「品物を手にとって品定めできるのが、スーパーマーケットの醍醐味ですが、現在は厳禁。長年の習慣で、つい触ってしまうということがないよう注意。同行する子供にも理解できるよう説明をしましょう」
10の「必要以上、買わない」については、「まだ品薄状態のトイレットッペーパー騒動は、デマにより一部消費者が必要以上に買いだめしたことでひき起こされました。それを見て『自分も買わなければ』と、自覚がないままにさらなる買い占めに加担してしまう集団心理を、目の当たりにしたことでしょう」
「実は、アメリカの最大手スーパー『ウォルマート』の調査で以前から知られているのは、『カートを使用すると、使用しないときに比べて購買点数は4倍』という結果。カートは『もっと買わせる』魔法の道具なのです。それを逆手にとって、『つい買いすぎてしまう』という人は、カゴのみを使用してみることをおすすめします。また別の調査では、滞在時間もおよそ1.7倍の差が出たということなので、感染リスクを減らすためには、カゴのみが有効かもしれません」(参考:ドラッグストア研究会「米国のドラッグストアの最新の商品構成」)

11の「善意からでも、品薄や空の棚の写真を拡散しない」については、「万が一、品切れや陳列棚が空っぽの状態を見つけても、SNS拡散してはいけません。それが、善意からの行動でも」と注意。「トイレットペーパー騒動も、後の分析で、最初のデマ投稿はほぼリツイートされず、逆にデマを否定する累計リツート数が翌日に30万を超え、それを見た大勢の不安が煽られ、騒動へと発展したことが分かってきています」
12の「ほしいものが売り切れていても、代用品で工夫する」では、「ないものは深追いせず、代用品で乗り切る方法で」と菅原さんは提案。「現在、保存が効き調理が簡単なパスタとパスタソース(レトルト)の品薄が起こっています。こちらは細めの乾麺うどんやそうめんで代用できます。パスタソースの代用は、各社から販売されているジャージャー麺や汁なし担々麺、うどんのレトルト商品は使いましょう。野菜をプラスしたり、具だくさんの味噌汁をつければ、ボリュームも栄養的にもパスタと同等か、それ以上になります。楽しく工夫して、苦難を乗り切りましょう!」

そして、13の「店の設けた点数制限は守る」、14の「欠品や入荷未定商品があっても従業員を責めない、問い詰めない」について。「再度、トレットペーパー・マスク不足騒動を振り返ってみましょう。買い物客から『なんで売り切れなんだ!』『いつ入荷するのか教えろ!』と恫喝され、心身をすり減らす従業員が全国に大勢いましたが、多くの欠品は買い占めによるもので、スーパー側の落ち度ではないことを理解してください」
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