池田純矢と生駒里奈のW主演「エン＊ゲキ」シリーズ最新作が再始動！

俳優、脚本家・演出家として活動する池田純矢が、エン＊ゲキシリーズの5作目となる最新作「-4D-imetor(フォーディメーター)」を再始動。2021年8月に東京と大阪での上演が決定した。

本作は、新型コロナウイルスの影響により4月に中止を発表していたもの。当初は5月に東京と大阪で上演予定だった。

作・演出・主演の池田は、「エンターテインメントの世界はまだまだ元の通りには戻れていない今だからこそ、いち早く上演情報をお知らせできれば」と少し早い発表についてコメント。再始動への感謝と意気込みを語った。

エン＊ゲキシリーズは、「エン=Entertainment:娯楽 + ゲキ=Act:芝居」をかかげ、“演劇とは娯楽であるべきだ”の理念のもと、誰もが楽しめる王道エンターテインメントに特化した公演を上演するために作られた企画。

役者・池田純矢が自身の脚本・演出により、演目ごとに学問のジャンルからテーマを定めて、エンターテインメント作品に昇華させてきた。

■エン＊ゲキ＃01「君との距離は100億光年」(2015年 赤坂RED/THEATER)
物理学と宇宙工学をテーマに、日替わりマルチキャストによる朗読劇とシチュエーションコメディの二部構成で上演。

■エン＊ゲキ＃02「スター☆ピープルズ！！」(2017年 紀伊國屋ホール)
科学と化学をテーマにしたSFコメディ。シリーズ初の本格的演劇作品。

■エン＊ゲキ＃03「ザ・池田屋！」(2018年 紀伊國屋ホール/ABCホール)
歴史学をテーマに繰り広げるハイテンション・ハイテンポコメディ。初のツアーとなる大阪公演を実施。

■エン＊ゲキ＃04「絶唱サロメ」(2019年 紀伊國屋ホール/サンケイホールブリーゼ)
オスカーワイルドのサロメを大胆に脚色。ミュージカルでも音楽劇でもない、演劇と音楽の融合を実現。

シリーズ最新作となる本作エン＊ゲキ＃05「-4D-imetor」は、生駒里奈と池田純矢のW主演で、“量子力学”をテーマに壮大なスケールで繰り広げる謎解きミステリー。

四次元世界と超能力を「イリュージョンマジック」で魅せるいまだかつてない体感型演劇で、奇術×謎解き×演劇の融合で贈るアトラクション・エンターテインメントとなる。

「-4D-imetor」出演者のコメント

再始動決定について作・演出・主演を務める池田純矢は、「この度、新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされた本作を“再始動”させて頂ける事となりました。その言葉がこんなにも幸福である事に万感の想いです」と、感謝の気持ちを述べた。

さらに公演中止を決定した当時ついて、「我が子のように育ててきた作品の命を自らの手で刈り取らなければならない実情に直面し、もう二度と立ち上がれないかも知れない、信じて進んできた道程は行き止まりだったのかも知れない、そんな絶望感に苛まれました」と心境を語った。

その上で、「それでも、もう一度前を向く勇気をくれたのは、作品に関わるスタッフ・キャストの想いと、何より上演を心待ちにしていて下さる皆様からの声でした。望んでくれる人がいる、待っていてくれる人がいる、その事実が今回の再始動に結びついたのだと強く感じます」と語る。

「しかし、作品との出逢いは一期一会で、全く同じものを創造できる訳ではありません。上演日程を組み直した事で、ご一緒できなくなったスタッフさんがいます。キャスト陣に関しましても今はまだ、未定の部分もございます。状況は刻々と変化し、作品自体にも改革が必要になるのかも知れません。それでも今このタイミングで発表させて頂いたのは、皆様と少しでも早く同じ景色を見つめ、共にこの未来を歩みたいと思ったからです」と少し早い発表についてコメント。

最後に来年の公演に向け、「たったひとつの出逢いが、たったひとつの想いが、運命を変える大きな一歩になる事を、エンターテインメントにはそんな力がある事を、僕は信じています。来夏、皆様と笑顔で心から楽しいひと時を過ごせますよう、立ち止まらずしっかりと歩んで行きますので、その時までどうかお付き合い頂けますと幸いです」と、力強く意気込みを語った。

また、同じく主演をつとめる生駒里奈は、「この作品はいつか必ず届けたいとずっと思い続けていました。今、様々な日常が形を変えています。仕事の仕方、食事の仕方、街に出て楽しむ仕方。演劇はこれからどの様な形になるのだろうと沢山考えていますが、変わらずありたいのはお客様に感動を届けるという事。上演の日を充電満タンで迎えられるよう精進して参ります！皆さまも、是非楽しみに待っていて下さい！」と笑顔でメッセージを送った。

池田純矢がカンテレ「ピーコ＆兵動のピーチケパーチケ」に出演

再始動に関して、7月1日深夜25時25分〜OAのエンタメ情報番組「ピーコ＆兵動のピーチケパーチケ」(カンテレ・関西ローカル)に、池田が急遽リモートでスタジオ出演。MCの兵動大樹とピーコとのやりとりで、今後の予定について語った。

MCの兵動大樹から「再始動おめでとう！」と声をかけられた池田は、「ありがとうございます。なんとか7月1日に再始動が発表され、どこよりも早く『ピーチケパーチケ』でお話させて頂きたいと思いまして！」と笑顔。

「来年の8月でしょ？」とのピーコからの質問には、「まだ1年以上先なんですけど、『-4D -imetor』自体、準備期間に1年、2年とかけてきましたので、それをもう一度動かそうと思うと、それくらいの馬力が必要かなと思います」と引き締まった表情でコメント。

さらに兵動に来年の8月までの展開を問われると、「ブラッシュアップできる時間が頂けたので、この期間を無駄にしないために、より洗練されたものにできるように脚本は常に精査していきます。まだ1年先なので、これから半年後に出てくるイリュージョンマジックの技術や新たな論法を盛り込んでいけたらいいなと思っています！」と、さらなるブラッシュアップを約束した。

【池田純矢プロフィール】1992年10月27日生まれ。2006年、「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞しデビュー。俳優としてドラマ、映画、舞台で活躍するほか、2015年に自身が作・演出・出演を担う企画「エン＊ゲキ」シリーズを立ち上げ、脚本家・演出家としてのキャリアをスタート。2018年には「LADY OUT LAW！」で脚本提供するなど、クリエイターとして外部作品にも参加している。

【生駒里奈プロフィール】1995年12月29日生まれ。2011年乃木坂46メンバーとしてデビュー。シングル6作品でセンターを務め、グループの中心メンバーとして活躍。2018年に同グループ卒業後は、女優として映画や舞台、テレビドラマ朗読劇などで活躍中。近年の舞台出演作品は「モマの火星探検記」や「PHANTOM WORDS」など。