身も心も胃袋も赤黒に!?コンサドーレ開幕戦はこんなに熱かった
北海道ウォーカー
今シーズン、5年ぶりのJ1復帰を果たした北海道コンサドーレ札幌のホーム開幕戦が11日、札幌ドームで行われました。
Jリーグの開幕から遅れること2週間。ようやく北の大地にサッカーが戻ってきました。しかも5年ぶりのJ1!あいにく開幕から2連敗と調子の出ていないコンサドーレですが、札幌ドームには21,760人もの観客が詰めかけ、熱い声援で場内が盛り上がりました。
身も心も、胃袋も赤黒に!?驚愕のスタグルの数々
そんなコンサドーレを、ホームグラウンドである札幌ドームも応援しようと、毎シーズンおなじみの必勝弁当の2017年版が登場。「勝つ」に引っかけたヒレカツの入った弁当を食べて縁起を担いでチームを勝利に導こうと、多くのサポーターが買い求めていました。
またおなじみの「コンサドーレ太鼓判メニュー」と題した、コンサドーレの選手たちが太鼓判を押す、勝利やコンサドーレのチームカラーである赤と黒にちなんだメニューも発売開始。たとえば「野菜の入った赤黒チキンカツ丼」のように、勝利を願ってチキンカツ(勝つ)にデミソースとパプリカで赤黒を表現したり、赤のベリーと黒のタピオカの、見た目もおいしい「赤黒ヨーグルトスムージー」などなどスイーツまで。こだわりのメニューはなんと14品。
必勝弁当、そして太鼓判メニューという充実のスタジアムグルメ(通称スタグル)で、胃袋までコンサドーレに染まることができます!
サポーターの大声援が生んだエースのゴール
ユニフォームに身を包み、全身コンサドーレに染まったサポーターたち。試合前練習で選手が登場すると、そんなサポーターたちの大歓声が札幌ドームを包みました。
そして選手入場時はサポーターたちが作る「SURVIVE」(生き残れ)のコレオグラフィーが選手を後押しします。
札幌ドームは全国でも唯一の室内サッカースタジアム。普段は芝は外に出していて、試合の時だけ芝をスタジアムに移動する仕組み。室内なのでサポーターの声が響き渡り、臨場感はバツグン。もちろん寒い日も快適です。また、地元の札幌市交通局の広告も赤黒と、スタジアムがまさにコンサドーレ一色に。
そんな熱気に後押しされてか、この日の試合も白熱しました。前半13分に、対戦相手のセレッソ大阪にいきなり先制されたものの、その後は粘り強く相手の攻撃をしのぎ、FWの都倉選手をターゲットに攻撃を組み立て、反撃のチャンスを伺います。そのまま前半は終了しましたが、そんなコンサドーレの選手たちを、マスコットのドーレくんとコンサドールズがハーフタイムショーで盛り上げます。
そして迎えた73分。内村選手のクロスからヘディングで都倉選手がゴール。大勢のサポーターが陣取るホームのゴール前で決めた今シーズン初得点に、サポーターは大喜び。都倉選手もガッツポーズでサポーターの声援に応えます。
その後もチャンスは作るもののなかなか得点を奪えず、試合はこのまま1-1のドロー。とはいえJ1昇格初の勝ち点を手に入れ、この日詰めかけたサポーターも、次節のホームでの広島戦に勝ち点3獲得への期待を抱かせた試合となったようです。
2017シーズンのコンサドーレが抱える使命
コンサドーレはこれまで4回、J1に所属していたものの、1~2年でJ2に降格するシーズンを送ってきました。今年はJ1残留だけでなく、安定してJ1で戦えるようになるための基盤を作る大事なシーズン。未だに北海道にはプロサッカークラブが一つしかなく、サッカーというスポーツを北海道に根付かせるというのもコンサドーレが抱える使命といえます。
しかも北海道は訪日外国人が増え、世界的にも注目されている土地。コンサドーレを通して北海道を知ってもらい、逆に北海道を通してコンサドーレを知ってもらう。コンサドーレが果たすべき役割はとても大きいのです。
2017年は北の大地に大きな花を咲かせるための正念場。今年も札幌ドームを舞台にまた熱いドラマが繰り広げられることは間違いありません。そんな、なまら熱いコンサドーレをぜひ見に来てください!
有本和貴
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