“自分時間”のお供の定番に!お酒の飲み方を変えたサントリー「ほろよい」大ヒットの理由とは?

東京ウォーカー(全国版)

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1番人気の味わいは?累計93種類ものフレーバーを発売

ほろよいといえば、バリエーションに富んだ多彩なラインナップにも注目が集まる。例えば、定番商品としてコンビニやスーパーに常に置かれている〈白いサワー〉は、多くの人が慣れ親しむ乳性飲料の味わい。どこかで飲んだことがある味だからこそ、気軽に手に取る人が多いという。このような“誰もが親しめる味”を繰り出すことができるのが、ほろよいブランドの大きな強みだ。

「これまでに期間限定商品を合わせて、累計93種類の味を販売しています。定番商品も期間限定商品も常に研究・開発を続けているので、味のアイデアをいつも開発チームで議論している状態です。なお、1番人気は2010年から発売している〈白いサワー〉なんですが、こちらは発売開始から現在までブランド内の売上1位を続けています。これだけ商品が愛されるのは幸せなことですね!」

「ほろよい〈白いサワー〉」(希望小売価格141円)


ほかにもレギュラー商品である〈もも〉や〈白ぶどう〉などが人気だが、実は意外なフレーバーが飛ぶように売れているという。それが毎年夏季に発売される「ほろよい〈冷やしパイン〉」だ。

「期間限定の商品では〈冷やしパイン〉がすごく人気なんです。2014年に発売して以来、今夏で9年連続で販売するフレーバーです。限定品は何度発売しても飽きずに楽しんでいただけるようさまざまなフレーバーを出すのですが、〈冷やしパイン〉は毎年ご好評いただいており、夏の風物詩的な商品になっているかなと思っています」

名前も単なるパインでなく「冷やしパイン」とすることで、夏祭りや花火大会といった夏ならではの気持ちの高まりを表現していることも、思わず手に取りたくなる理由の1つ。そして注目すべきがパッケージのデザイン。花火が描かれたデザインを見ると、夏祭りの屋台で買った冷やしパインを片手に歩いているような気分にさせてくれる。

「ほろよい〈冷やしパイン〉」(希望小売価格141円)。毎年夏頃に発売される期間限定商品。画像は2022年夏に発売予定のもの


飲みやすさだけでなく味のネーミングやパッケージにもこだわることによって、四季折々のシーンに合わせた楽しみを提供している。だからこそ新しい季節が巡るたびに発売されるほろよいを、私たちはつい手に取ってしまうのかもしれない。

まるでフルーツ!?サントリーの技術が生み出した存在意義

ほろよいの大きな特徴として“まるでフルーツを口にしているかのような味わい”がある。サントリーは創業以来培ってきた技術でフルーツの果実感を表現することができるという。

「例えば〈もも〉だと、果汁だけでなく桃を浸漬したオリジナル原料酒も使うことで、みずみずしさに加え熟した果肉感や皮の香りまで桃の果実感を余すことなく表現しています。長年の洋酒づくりで培ったノウハウにより、狙った味を表現できる開発力が当社の強みですし、これまで93種ものフレーバーを出せた理由でもあると感じています」

「ほろよい〈梅酒ソーダ〉」(希望小売価格141円)


購入している人のなかには、フルーツの気分で「ほろよい」を手に取る人もいるのだとか。「値段が高い」「食べるのに手間がかかる」などの理由でなかなか手を出せないフルーツの味わいをほろよいで楽しめるため、気軽に季節を感じられるのも人気の秘訣だ。

サントリーの技術があってこそ生み出されたほろよい。私たちが「おいしい」と何気なく味わっているほろよいは、研究者たちの汗と涙と努力が注がれているのだった。

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