新内眞衣が乃木坂46卒業後、舞台に出演「責任感は増えたのかなと思います」

東京ウォーカー(全国版)

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元乃木坂46の新内眞衣が舞台『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』に出演する

今年2月に乃木坂46を卒業したばかりの新内眞衣が、3月31日(木)から新宿・紀伊國屋ホールにて開幕する舞台『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』に出演。昨年の『熱海殺人事件 ラストレジェンド ~旋律のダブルスタンバイ~』に続き、ヒロインの婦人警官・水野朋子役を演じる。つかこうへい氏の代表作であり、伝説とも呼ばれる名作に再び挑戦する思いを聞いた。

【写真】乃木坂46卒業後、舞台に出演する新内眞衣

演じる役柄は、ちょっとお茶目なところは自分に似ていると思う

――2年連続となる『熱海殺人事件』のヒロイン役。出演が決まったときの気持ちを教えてください。

【新内眞衣】すごくびっくりしました。去年、終わったときに「もうやらないだろうな」と思っていたので、まさかまた1年後に「よろしくお願いします」になるとは!なんとなく去年は一度きりというか、最初で最後になるかもしれないから、という気持ちで頑張っていたので、今回またお話をいただいたときには「いいんですか?」という感じで、嬉しかったです。

今回また出演のお話をいただいたときには「いいんですか?」という感じで、嬉しかったです

――前作と変わる部分はあるのでしょうか。

【新内眞衣】役の設定などはほぼ一緒なので、そこまで大幅に変わる部分はないのかなと思います。でも、味方(良介)さん以外、去年とは違うキャストの方なので自分でもお稽古をしながら「役者さんによってこんなにも変わるんだな」と感じることが多くて。観てくださる方にも、そういった部分の違いは感じ取っていただけるのではないかと思っています。

――これまで多くの俳優が挑んできた名作ではありますが、演じる水野朋子という役をどう受け止めていらっしゃいますか。

【新内眞衣】水野はある事件を追っている婦人警官なんですけど、その事件が終わったら嫁いでいく人なんですね。だから、この事件が水野の刑事人生において最後の事件、捜査なんです。でも、部長刑事の木村伝兵衛にずっと仕えていて、本当は「辞めるな」と引き留めてほしい。そんな気持ちを最後の最後まで木村伝兵衛に伝えきれないんですね。相手のことを思って言えないというか。

そんな水野の気持ちを分かっていながら、木村伝兵衛も「嫁いでいけ」と言うし、水野も「嫁いできます」と言う。そういうところに、私はロマンを感じています。2人の絆を随所に感じられる作品でもあるんですよね。木村伝兵衛を演じる味方さんをずっと昔から知っているような感覚になる瞬間があったりして。そういうときは演じていて、すごく楽しいなと感じます。

水野朋子は愛情深いというか、人間としてカッコいいなと思うところが多いので、そこをうまく伝えられるように演じられたらいいなと思っています。

自分に足りないところでもあるので、追求しながら演じていけたらいいなと思います

――自分と似ている部分はありますか。

【新内眞衣】ちょっとお茶目なところは、自分に似ているのかなって思います(笑)。明るい部分はかわいらしく演じていますね。でも、自分にない部分の方が大きいかもしれないです。その「本当は引き留めてほしいけど言えない」といったような部分も、水野は相手のことを思いやっての行動なんですけど、自分の本心じゃないのに相手のために行動するって難しいじゃないですか。そういう部分は自分に足りないところでもあるので、追求しながら演じていけたらいいなと思います。

どんな役もそうですけど、演じるって不思議な感覚なんですよね

――そういった全く違うタイプの役を演じるときは、どういった方法でアプローチしているんですか。

【新内眞衣】すごく考えます。なんでこの人のことが好きなんだろう、なんでこういうことを言うんだろうって、一つひとつ取り出して考えたりしますね。お風呂のなかで、よく考えています。どんな役もそうですけど、演じるって不思議な感覚なんですよね。自分と違うけど自分自身でもあって。ちょっと言葉に言い表せない感覚だなと思います。

これまで通り私らしくお仕事をしていきたいです!


今はとにかくいただいたお仕事に誠実に向き合いたい

――乃木坂46を卒業後、本作が初の舞台出演になりますが、心境に変化はありますか。

【新内眞衣】あんまり変わりはないかな、とは思います。なんとなく周りの人の方が変わっているような気がします。私を見る視線というか、前は「乃木坂の人」だったけど、今は「新内さん」という感じで。私の気持ち的には、そんなに変わってないんですよね。舞台って、やっぱり1つの作品に戦いに行く!という感じなので。長期間稽古して、公演をする一種の戦い。それは乃木坂時代もそうだったので、あんまり自分の心持ちは変わっていないです。でも、責任感は増えたのかなと思います。全部が自分に跳ね返ってくるような、そういうプレッシャーはあるかもしれないですね。

写真集は今の私はこれだ!という作品になったのかなと思っています

――今後、どんなお仕事をやっていきたいと思っていますか。

【新内眞衣】ここに力を入れていく、というような明確な目標はまだないんですけど、今はとにかくいただいたお仕事に誠実に向き合いたいなと思っています。1つひとつ丁寧に楽しくやっていれば、いろんなご縁に出会えるのかなって。これまで通り私らしくお仕事をしていきたいです!

今回はちょっと余裕のある水野朋子を演じたいなと思っています

――今年1月に発売された卒業記念の 2nd 写真集『夜が明けたら』(小学館)も好評ですね。

【新内眞衣】20代最後の写真集でもあったので、自分のなかですごく記念になりました。29歳って世間から見たら大人なのか、子供なのか。人それぞれイメージがあると思うんですけど、今の私はこれだ!という作品になったのかなと思っています。

今回は見返したときに自分で後悔しないように、もっと頑張りたいです


――では、最後に改めてメッセージをお願いします。

【新内眞衣】前回は必死だったのもあるし、ガムシャラで余裕がなかったんですけど、今回はちょっと余裕のある水野朋子を演じたいなと思っています。稽古に入る前に前作の映像をちょっとだけ見返したんですけど「あぁ……」と思うことがたくさんあって。ただセリフを言ってるだけ、噛まないように読んでるだけでしょ!と自分で反省するところがめっちゃあったんですよ(笑)。当時は、それが精一杯だったのかもしれないけど、今回は見返したときに自分で後悔しないように、もっと頑張りたいです。

すごく大好きな戯曲ですので、たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです

今はまだ稽古途中なのでどう仕上げていくのかという部分もありますが、すごく大好きな戯曲ですので、たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。ぜひ紀伊国屋ホールに観に来てください!

乃木坂46を卒業しても、あんまり変わりはないかな、とは思います

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi

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