IQ160の天才アスペルガー・吉濱ツトムがADHD女子の“家庭の悩み”にアドバイス!
東京ウォーカー(全国版)
――家事で悩んでいる方も多いようなのですが、多動傾向のADHD女子は主婦に向いていないのでしょうか?家事で苦戦されている方へのアドバイスはありますか?
【吉濱氏】そういう方は、なるべく手を抜くこと、家事代行サービスなどで料理や掃除などの日常的な家事をアウトソーシングすること、些細なことでいいから物事に変化をつけること、稼ぎが少なくてもいいから仕事をすること。仕事は向いているものや向いていないものがありますが、適応できるものを。週5日じゃなくても大丈夫なので。

――吉濱さんは「家事に向いていない人が家事を頑張っていることは、むしろ褒めるべきである」ともおっしゃっています。どんな褒め方がいいのでしょうか?
【吉濱氏】いろいろなやり方があるのですが、まずは、自分の気持ちをノートに書き出していく認知行動療法を。自分は家事ができないという劣等感がある人は、一生懸命やってもできないところに注意が向かってしまう。けれども、ノートに書き出していけば注意がそちらに向かうんですね。
また、何か少しでもできたら、「偉い!本当に偉い!よくやった!」と手を叩くなどして、自分を褒めるんです。すると自己快楽が生まれる。人間って“衣食住”が足りると、あとは“承認”を得たいんですけど、承認欲求は褒められることで満たされるんです。他人ではなく、自分で褒めたとしても承認は得られます。快楽が得られると、「自分は家事が好き」だと、ある程度の錯覚が得られる。すると、家事に対する嫌悪感がある程度、減るんです。
家事が苦手なADHD女子は「こんなこともできないのか」と言われ、自尊心をなくし、やる気をなくしている。だから、もちろん他人が「偉い!よくやった!」と肩をポンポンしてあげるのもアリ。本人が嫌がらなければ、やってあげてください。
さらに、小さなお子さまがいる家庭は難しかったりするんですけど、安くてもいいから週1でどこかへ食べに行く…、どこかで街ブラする…といったことを、自分へのご褒美として、1番の優先事項として実践する。これは、時間ができたらではなく、必ず優先事項として実践すること。日々に変化をつけることで、家事に向かう気持ちが楽になります。
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