小林亮太も絶賛の“海苔”を使った新感覚和風バーガー！新進気鋭のグルメバーガー店を紹介

舞台「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageの爆豪勝己役など、人気作品に多数出演している俳優の小林亮太が都内近郊のグルメバーガー店をナビゲートする連載企画。隔週(第2第4水曜)掲載で、食レポはもちろん、ハンバーガー好きの目線で取材したおいしさの秘密をお届けする。

東京・神保町にある「フォーク バーガーズアンドビアーズ」の後編となる今回は、味噌文化でおなじみの愛知県出身の小林が心を惹かれていた「ゴーダミソミートバーガー」(1540円)を紹介！

本郷三丁目の「ファイヤーハウス」で修行を積んだ店主の高野和彦さんが「なじみのあった神田付近で落ち着いた場所に店を開きたかった」と語るように、駅近ながら大通りから外れた立地にある「フォーク バーガーズアンドビアーズ」。

同店では、定番のグルメバーガーはもちろん、時間をかけて煮込んだプルドビーフや店内で燻すベーコンなど手間暇かけた素材を使った、創意あふれるグルメバーガーを提供している。

ブロック肉の端材を活用して生まれた肉味噌

高野さんは、プルドビーフやベーコンのほかにチリビーンズ、そして今回いただく「ゴーダミソミートバーガー」に使う肉味噌の4種類を自家製で作っている。

「ブロック肉から切り出してハンドチョップでパティを作っているので、その端材を使おうと思ったのが肉味噌を作ったきっかけです」(高野さん)

そんなアイデアから生まれた「ゴーダミソミートバーガー」の具材は、レタス、トマト、ゴーダチーズ、肉味噌、パティ(110グラム)、グリルドオニオン、そして海苔。

「揚げ物とか豆腐とか、だいたいなんでも味噌味で食べます」と話していた小林は、「ゴーダミソミートバーガー」にどんな感想を抱くのだろうか？

素材の足し算が見事な「ゴーダミソミートバーガー」

「え…？新感覚すぎて、言葉が出ない(笑)。バーガーを食べてるのに、バーガーじゃないような…」と小林は戸惑いながらも、「ゴーダミソミートバーガー」の味わいを少しずつ解説してくれた。

「肉味噌の主張が強すぎるわけではなく、パティや素材を味わっている中に味噌の香りが鼻を抜けていくような…。コクがあるゴーダチーズと肉味噌の相性も抜群で、足し算が成功しているバーガーという感じがします。チェダーじゃなくて、まろやかなゴーダだから肉味噌と合うんだろうな。あと、マヨネーズとの相性がすごくいい。僕、揚げ物を食べる時に味噌だれとマヨネーズを混ぜたソースをつけるんですけど、それがすごくおいしいから味噌とマヨネーズは相性がいいと信じていて(笑)。それに、海苔もさらっと1枚はさまっているだけに見えて、ちゃんと存在感があります。日本の食文化ってすごいですね。こういう合わせ方もあるんだ、って勉強になります」(小林)

不思議な味わいを堪能していた小林が「イエローマスタードじゃないですよね？」と、鋭く気付いたのが、ヒール(下のバンズ)に塗ってあったソース。

「プルドビーフをサンドした“フォーキースモーキー”のラインナップは酸味が強めのイエローマスタードを使っているんですけど、スタンダードなバーガーは甘みのある具材が少ないので、ハニーマスタード風の甘みのあるマスタードソースを塗ってバランスをとっています」(高野さん)

「ゴーダミソミートバーガー」はリピーターNo.1メニュー！

「『ゴーダミソミートバーガー』はぜひ食べてほしいです。おいしさを伝える言葉って“うまい”しかないんですよ…！その先はもう、食べてみてとしか言えない」と小林は苦笑。

「『ゴーダミソミートバーガー』は、いつもこれ、というお客さんが一番多いメニューだと思います」と話す高野さんに、「そうなんですね！クセになるというか、定期的に食べたくなる味なので、わかる気がします」と頷く小林だった。

グルメバーガー店に感じたシンパシー

高野さんのように「ファイヤーハウス」での修行を経て開業したグルメバーガー店は、都内や東京近郊に数多くある。

「ファイヤーハウス」出身店にも多数訪れている小林は、「学んだ原点が一緒でも、お店ごとに特色や個性があって、こんなにもいろいろな形に派生していくんだ、って感動しています。お芝居も座学のように同じ場所で一緒に学ぶこともあれば、現場で経験を積んでそれぞれの道を作っていくので、俳優の仕事にも重なる気がして勝手にうれしくなっています」と、目を輝かせて語った。
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「フォーク バーガーズアンドビアーズ」は、2022年4月29日(祝)から東京公演が始まる小林の出演舞台「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 平和の象徴の会場「TOKYO DOME CITY HALL」からのアクセスもいいので、観劇の折に立ち寄るのもおすすめ。

また、テイクアウトももちろん可能なので、店主こだわりのハンバーガーをおうちでも堪能してみて。

次回は、東京・中目黒にある「バーガーファクトリー」を紹介！

ヘアメイク＝田中宏昌
撮影＝小山志麻
取材・文＝大谷和美

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