静岡県の名物があんな姿に!?実はツッコミどころ満載の「ご当地ハローキティ」が生まれたワケ
東京ウォーカー(全国版)
魚要素強すぎ!実はツッコミどころ満載のラインナップ
各地には、ちょっとツッコミを入れたくなるようなデザインのものも存在する。「京野菜ハローキティ」もその1つであるが、黒田さんのイチオシは2004年に登場した静岡県の「鯵の開きハローキティ」。カゴにのった鯵の開きにハローキティが変身しているというなかなか衝撃のデザインだ。

「ご当地ハローキティって、実はツッコミどころがとても多いんです。あがってきたデザインを見て『なんでこんな姿に…』って思うこともあります(笑)。しかも『鯵の開きハローキティ』は、ハローキティのはずなのに横から見るとすごく薄いんですよ。当時、私はそこをツッコミましたね」
鯵の開きを手に持ったり抱えたりすることもできただろうに、なぜかハローキティ自身が鯵になるという謎いっぱいの1品。ハローキティより魚要素が強く、非常にインパクトがあったと、黒田さんは初めて見た時のことを振り返った。
ちなみに「その地域でしか買えないからこそ、買うためにその地域に行くきっかけになるし、足を運ぶことでその地域の特色を知ることや地域を盛り上げることに繋がる」という思いから、各地のご当地ハローキティはオンラインショップでの購入が不可。その出合いはまさに一期一会である。



地元の人にも知ってほしいご当地ハローキティ
ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、ご当地ハローキティも例外なくそのあおりを受けたため、新商品をあまり出せない状況が続いていたという。コロナ禍以前、日本の観光業はインバウンド寄りで、ご当地ハローキティ商品もこうした訪日観光客を意識した商品も多かったそう。
「これからは、その地域に住む人や近隣地域に住むみなさんに地域の魅力を再発見してもらえるような新たなデザインやアイテムを出して、観光・お土産業界の力になれるようになりたいですね。そして今後、本来の観光需要が戻り、またご当地ハローキティファンの皆さんが各地で活気を取り戻してくれたら、と思います。」


お土産の定番となってしまったように見えたご当地ハローキティは、実は観光客だけに向けられたものではなかった。旅行や遠出がご無沙汰になってしまっている今だからこそ、近隣地域に“ご当地ハローキティを買いに行く旅”をしてその地域の魅力を再発見してみては?
取材・文=織田繭
※掲載されている商品の中には、販売終了または売り切れ・在庫無しの場合がございます。
ⓒ2022 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L630758
この記事の画像一覧(全16枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介