まもなく開幕!シルバーウィークは「なら国際映画祭」で奈良のまちと映画を楽しもう

関西ウォーカー

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奈良の平城遷都1300年目となった2010年から2年に1度開催されている「なら国際映画祭」(2022年9月19日(祝)〜24日(土))。7回目の開催となる今年は、STARTING with ZEROと題し、よりパワーアップして開催される。どのような点がパワーアップしたのか、注目作品とともに紹介していく。

奈良のまちと映画を丸ごと楽しめる8日間


なら国際映画祭とは

県庁所在地でありながら、奈良市から映画館がすべてなくなった2010年に「映画文化を絶やさない」という思いからNPO法人なら国際映画祭が発足。映画監督の河瀨直美さんをエグゼクティブディレクターに迎え、国内外の若手監督と奈良を舞台とした映画製作プロジェクト「NARAtive」や、奈良市内を移動する映画館「ならシネマテーク」、海外学生とのワークショップなど、映画の魅力を発信する活動だけでなく、映画を通して世界を繋げるためのプロジェクトを多数実施することで映画文化とともに、古都奈良を世界に発信している。

今年は初めて、2つの映画祭を開催

なら国際映画祭はこれまで、偶数年に開催する「本祭」と奇数年に開催する「プレイベント」の2つの映画祭を交互に実施してきた。昨年の「プレイベント」は中高生を中心としたユースが主役の映画祭として「なら国際映画祭 for Youth」(2022年9月17日(土)〜9月19日(祝))と名称を変更。今年は初めて「なら国際映画祭 2022」と「なら国際映画祭 for Youth 2022」の2つの映画祭を開催する。なら国際映画祭史上初の8日間開催だ。

【写真】なら国際映画祭 for Youth 2021の様子


これ見て!それぞれの映画祭注目作品

「なら国際映画祭 for Youth」では中学生、高校生たちがプロの映画監督の指導のもと夏休みの1週間を利用して奈良の地で映画作りを体験する「ユース映画制作ワークショップ」を実施している。今年は黄インイク監督を講師に迎え、制作した映画と制作過程を記録したメイキング映像を2022年9月17日(土)に東大寺総合文化センター金鐘ホールで見ることができる。若く新鮮な感性を堪能してほしい。

ユース映画制作ワークショップの様子

「なら国際映画祭 2022」の注目作品は2つ。1つ目が、奈良県川上村を舞台にした「霧の淵」だ。この作品は、2020年のなら国際映画祭、学生コンペ部門で受賞した村瀬大智監督が水川あさみさん、三浦誠己さん、堀田眞三さんはじめ、奈良県在住の新人、三宅朱莉さんをキャストに迎え、清流と神秘的な山々に囲まれた静かな田舎で旅館を営む家族の物語を描いている。

NARAtive2022プレミア上映作品「霧の淵」

さらに今年はユネスコとなら国際映画祭が共催で開催した「Grand Voyage with AFRICA」のワールドプレミア上映も決定。「Grand Voyage with AFRICA」とはユネスコ親善大使で映画祭エグゼクティブディレクターの河瀨直美さんが2019年8月に日本で開催された「第7回アフリカ開発会議」に招待されたことがきっかけとなったユネスコ(国連教育科学文化機関)となら国際映画祭が共催する映画制作ワークショップ。

新型コロナウイルス拡大で延期になっていたプログラムが2年越しに開催され、5月31日より約2週間、ブルキナファソ、ケニア、ナイジェリア、セネガル、南アフリカのアフリカ5カ国から選ばれた、35歳までの女性映像作家9名、日本より1名の合計10名の若手女性監督が奈良に滞在し映画制作について学んだ。奈良の町や文化に触れ、奈良を舞台に撮影した短編映画もおすすめだ。

Grand Voyage with AFRICA参加者たち


なら国際映画祭は子供から大人まで楽しめる

子供がいるから映画はちょっと…という人も安心してほしい。なら国際映画祭では、より多くの方にも映画・映像を楽しんでもらう企画としてメイン会場である奈良市ならまちセンターの2階にて託児所「MIRAI映像YOU園地」を開催。ここでは、共感覚を楽しく体験できるインタラクティブアートや絵本の中の映像が飛び出るAR絵本など全部で5作品もの体験をすることができる。さらには1階のカフェ内でも映画祭の模様を配信するため、家族みんなで映画祭を楽しむことができる。

インタラクティブアート作品「演奏の花」

シルバーウィークは古都奈良で、家族みんなで映画や文化を一度に丸ごと楽しむ8日間にするのはいかがだろうか?

■「なら国際映画祭 for Youth 2022」開催概要
日程:2022年9月17日(土)〜9月19日(祝)
会場:【メイン会場】東大寺 総合文化センター金鐘ホール
【サブ会場】奈良公園バスターミナルレクチャーホール
料金:(前売券)1000円〜、(当日券)一般1300円〜・学生1000円〜

■「なら国際映画祭 2022」開催概要
日程:2022年9月19日(祝)〜24日(土)
会場:【メイン会場】 奈良市ならまちセンター、EVANS CASTLE HALL
【サブ会場】 奈良公園バスターミナルレクチャーホール、東大寺金鐘ホール
【特別会場】春日大社感謝共生の館
料金:(前売券)1000円〜、(当日券)一般1300円〜・学生1000円〜

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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