「仮面ライダーギーツ」でライバル好演の杢代和人にインタビュー！「自分の芯は曲げないところが吾妻道長の良さ」

吾妻道長というキャラクターに惹かれる方が多いんじゃないかと思います

――5話・6話では、一見クールで人付き合いを避けている吾妻道長が、実は友達想いだったという一面も垣間見えました。杢代さん自身は、どのような部分を意識して演じられていますか？

結構尖っている役ではあるんですけど、人としての優しさは忘れないように演じています。そこが変わってしまうと道長の良さが無くなるというか、ただの悪いやつになってしまう気がして。相手に突っかかったり一言多かったり、ぶっきらぼうなところはありつつも、自分の芯は曲げないところが吾妻道長の良さだと思うので、そこは意識しています。

――道長の素顔が見え始めて、今まで以上に視聴者の共感を集めているように感じます。

「親友が仮面ライダーに陥れられる」という、他のキャラクターと比べてもインパクトの強い過去があるので、視聴者のみなさんも感情移入しやすいのかもしれません。「すべての仮面ライダーをぶっ潰す力」という願いも、「世界平和」や「運命の人に出会える世界」とはまた違う角度からの願いですし、惹かれる方が多いんじゃないかと思います。5話・6話を経て、吾妻道長の動きにもより注目してほしいです。

――変身ポーズは杢代さん自身が考えたそうですが、何をモチーフにしているんですか？

スーツアクターの縄田さんが大まかなものを設定してくださり、一緒に話し合いながら決めました。最初に肩をはらう動きは、道長が工事現場で働いているのでホコリをはらってるイメージ。その後、親指と小指を立てるサインがバッファの角で、首を斬るみたいに動かしてダークな感じを出しつつ、最後の左手はゾンビの手を表しています。

――普段の杢代さんと吾妻道長のキャラクターはギャップがありますが、役に引っ張られる部分などはありますか？

あります！道長って言葉遣いが悪くて、例えば相手のことを基本「お前」って呼ぶんですけど、それが日常生活でポロっと出ちゃうんです(笑)。兄弟と話してる時に、つい「お前」とか言っちゃったりするので、気をつけるようにしています。