400年続く佃煮メーカーが24年ぶりに新商品。お酒のお供で業績好転を目指す
東京ウォーカー(全国版)
注目のトピックスや新商品、画期的なサービスなど、今知っておきたいホットな情報をOneNews編集部がピックアップ。
今回取り上げるのは、創業400年の老舗高級佃煮(つくだに)メーカー「株式会社総本家新之助貝新」が発売した「志ぐれ ゆずとあさり オリーブオイル漬け」やリニューアル品など計7種。同社が新商品を発売するのは24年ぶり。海産物の価格高騰により廃業の危機にさらされるなか、業績好転を目指して開発。さらに、発売と同時にシンガポール向けの販売サイトもオープンした。

テーマは“酒トモ”。新しい佃煮の楽しみ方を
同社の人気商品にも使われるアサリは、国産の漁獲量が2011年から2020年にかけて1/7程度に減少。江戸時代から変わらない製法で生産を続けてきたが、食材・魚介類の価格高騰や和食離れも相まって、ついに存続が難しい状況になったという。そこで、新しい佃煮の楽しみ方を提案しようと、今回の商品の開発にいたった。テーマは、お酒に合う“酒トモ”だ。


「新商品のターゲットとなる、20代〜30代の女性を中心に、多くのお客様に『志ぐれ煮』の新しいアイデアをヒアリングいたしました。また、料理好きの方などにもアイデアを出していただき、そのなかで特に好評だった、オリーブオイル漬けと辛味噌を製品化いたしました。新しい佃煮の楽しみ方を提案すると共に、パッケージなども一新し、明るくかわいらしいイメージの新商品を開発いたしました」と担当者。


海外需要を獲得のためECサイトを開設
「日本の伝統的な和食を、世界に広めたい」という思いから、まずはシンガポール向けの販売サイトも開設した。国外でも通用する味にするために、辛味の調整やオリーブオイルとしぐれ煮のバランス調整などに苦労したという。




今までどおり白いご飯にも合うが、パンやチーズ、サラダとも相性がいいという。公式サイトでは、「志ぐれ 生姜 とマスカルポーネのカナッペ」や「志ぐれ ゆずとあさりのポテトサラダ」など、アレンジメニューのレシピを掲載している。暖かい日が続き、外出が増える季節、ホームパーティーやBBQの手土産としても活躍しそうだ。
文=伊藤めぐみ
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