タザキの投資本案内「となりの億万長者 〔新版〕ー 成功を生む7つの法則」/なぜ、お隣に住むあの人が億万長者になれたのか
東京ウォーカー(全国版)
日常的な時間の使い方の違い
ここでは2021年にリニューアル版として出版された
「その後のとなりの億万長者 ──全米調査からわかった日本人にもできるミリオネアへの道」(著:トーマス・J・スタンリー、サラ・スタンリー・ファラー/パンローリング)
から、時間の使い方の違いを見ていきます。

それでは、億万長者と平均的なアメリカ人が1週間で特定の活動に充てている時間を見ていきましょう。仕事に関しては、両者とも約30時間台ですが、娯楽としての読書にかける時間は、億万長者は週に5.5時間なのに対し、平均的なアメリカ人はたったの2時間です。これは約2倍以上の差があります。
ソーシャルメディアにかける時間にも大きな違いがあります。億万長者は週に2.5時間しか使っていないのに対し、平均的なアメリカ人は14時間も費やしています。また、運動にかける時間も、億万長者は平均的なアメリカ人の2倍以上で、週に5.8時間です。家族の世話に関しても、億万長者は平均的なアメリカ人の2倍以上の8.5時間を使っています。テレビゲームに関しては、平均的なアメリカ人が1.7時間ほど使うのに対し、億万長者はそれよりも少ない時間を費やしています。一方で、睡眠時間は億万長者の方が若干短いです。
1週間という限られた時間の使い方を見ていくと、明確な違いが現れていますね。
特に、ソーシャルメディアに費やす時間というのは、20年前には存在しなかった概念です。「その後の億万長者」は、本人の作品ではありませんが、現代社会に合わせた点がきちんと追記されていたことは、私が今回この続編への期待を満たされたと感じるポイントでしたね。
私自身、YouTuberでありながらこのような話を取り上げるのは(笑)と思いましたが、私のチャンネルは、自分が読みたい本を選ぶ助けになる情報と自負しておりますので、本書の億万長者たちのような読書ライフを充実させるために、ぜひご参考にしていただければと思います(笑)。要は物は使いよう、YouTubeも使いようですね。
地に足をつけ、じっくり長期投資
億万長者たちは、95%の人が株を所有しています。そして、大半の人が資産の20%以上を上場株式に投資しています。
しかし、彼らは新聞を読んでマメに株の売買を行ったり、毎日チャートの上がり下がりをチェックしたりはしません。実際、
42%の人が過去1年間で自分の株に一切手を触れずに放置している
そうです。
その一方で、資産運用に関する勉強や調査には、普通の人よりも2倍ほどの時間を費やしています。中には、良いアドバイザーを雇う人もいますが、雇ったアドバイザーよりも自分の研究を信じると考えている人が約3割もいます。
これらのことから、資産運用に時間をかけ、最終的な判断はきちんと自己責任の元、行っているという姿が浮かんできます。
まとめ
それでは、アメリカの億万長者たちの特徴を理解できたでしょうか。普通の人が億万長者になるためには、正攻法でコツコツと時間をかけて努力することが一番だと感じられます。
シンプルに、自分の得意なことで事業を興し、質素な生活を送るのが一番だと言えるでしょう。
こちらはアメリカのデータでしたが、実は日本でも類似の傾向が見られるようです。『となりの億り人』(著:大江英樹/朝日新聞出版)では、約3万人の投資相談を受けた著者が、億万長者は一見地味で、倹約家であるという点などで、同様の傾向がみられるようです。
実際に、日本の全世帯の中で資産1億円以上を持っている富裕層は、2019年時点で約133万世帯とされています。これは、日本では世帯主100人のうち2〜3人が億万長者であることを意味しています。そう考えると、『となりの億万長者 〔新版〕ー 成功を生む7つの法則』の内容は、日本でもよくあることだと考えられます。
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