リピート率98%!子どもが本を好きになる?読書教育サービス「ヨンデミーオンライン」とは
東京ウォーカー(全国版)
継続理由は「読書だけではない子どもの変化」

――利用したお子さんの変化や感想について、詳しく教えてください。
【笹沼颯太】お子さんの変化に関してデータで大きく見られるのは、まずは本を好きになるというところが最初のステップです。利用開始の時点では読書に対してポジティブとネガティブの割合が半々くらいで、僕らは嫌いな子のほうが多いと思っていたので驚きました。ただ、実は「本が好き」と言っている子たちの中には、読み聞かせをしているから本は好きだけど自分で読むのは苦手という子たちが多かったんです。
【笹沼颯太】ポジティブのうち「とても好き」と答えた、自分から積極的に読んでいる子たちは1割程度なのですが、1カ月経つとこの層が3倍に増え、かつネガティブという子がほぼいなくなります。さらに継続して3カ月ほど経つと4割のユーザーは毎日本を読むようになり、読書頻度の平均も倍くらいになるというのが大きな成果かなと思います。
――読むより聞くほうが好きという子が多いのですね。
【笹沼颯太】読み聞かせを卒業できない子が多く、親は本を読んでほしいので買ってきたりするけれど「読んでほしいなら読み聞かせて、そうじゃないなら動画観るもん」となってしまう子が多いのが現状です。ユーザーの傾向として、小学校の勉強についていけない子が使ってくださることが多いのですが、その背景として小学校に入ると教科書もテストもすべての勉強がテキストになるということがあります。本来、小学1年生は文字を習うところから始まるので、よほど先取り学習をしている子でなければ文字が苦手な子が多いはずなのにすべての学習がテキストで、もちろん誰かが読み聞かせてくれるわけではない。
【笹沼颯太】勉強が嫌いなのはできないからではなく読むのが苦手だから、という子がすごく多くて、その子たちがヨンデミーを通して本を好きになった結果、読書に自信がついて勉強が好きになったというお話をよく聞きます。「自分から宿題もやるようになり、読書だけではない子どもの変化があってうれしかった」というのが続けてくださる理由として大きいですね。
――小学生になったタイミングで、親御さんは「何かしないと」という気持ちになる?
【笹沼颯太】そういうパターンが多いですね。小学1年生用の国語の教科書を見てみると思ったよりも文字量が多く、2年生になるとさらに挿絵も小さくなり、文字数が増えるんです。通信教育などをされている家庭では、月1回提出したものに対する添削内容を見て「うちの子、問題文が読めていないな……。そろそろ読書させないと」となるそうです。僕らは“動画世代”と呼んでいますが、子どもたちがテキストで情報を得るタイミングが減り、動画だと視覚で情報を補助してくれるため文章を読み込む力がどんどん下がっているというのが、ヨンデミーが解決したい課題のひとつです。
【笹沼颯太】また、利用された方の感想として多いのは“子どもの話し方が変わった”ということで、「最初のころは言っていることが支離滅裂で、学校であったことなど話してくれるけど何を言いたいのかよくわからず、会話がつらいと思ったこともある。でもヨンデミーを始めてからすごく理路整然と話してくれるようになり、子どもと話すのが楽しくなった」というお声をいただきます。またヨンデミーには読んだ本の感想を書く機能があり、それを書くために親子で会話をされることが多いのですが、小学校に上がると家にいる時間が減るため急に親子の共通の話題がなくなってしまうなかで、本が共通の話題となり親子の会話が増えたという方もいます。
【笹沼颯太】そういった親子の生活、ライフスタイルの変化がヨンデミーを継続して使ってくださる理由になっています。ヨンデミーは入会理由と継続理由が違うサービスで、初めは読む力をつけたい、子どもが本を読まない、という理由から入会されるのですが、本を読めるようになったからというだけでなく、家族の生活を変えているから、これを続けてもっと楽しんでいきたいから、という理由にだんだんと移行していくんです。
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