2023年で発売45周年!円すいの独特な形が人気の「とんがりコーン」がロングセラーになった理由
東京ウォーカー(全国版)
人によって食べ方はさまざま!ロングセラーの秘訣とは?
とんがりコーンはさまざまな世代に食されているが、その中でも子どもはもちろんのこと、子育ての終わった世代もコアなユーザーだという。なかにはクリームチーズやバニラアイスをつけて食べる人や、とんがりコーンをアイスのコーンに見立てて、株式会社ロッテが発売しているアイスクリーム「クーリッシュ」をかけて、ソフトクリームを作る人もいるのだとか。


発売より45年、多くのファンに愛されてさまざまな食べ方がされているとんがりコーン。発売当初の大ヒットを経てロングセラーになることができた理由として、金井さんは「商品の独自の価値を出し続けてきた」ことを挙げている。
「とんがりコーンブランドを長く続けていくためには、変えてはいけないことがあります。それが先ほど申し上げた『とんがった円すい形』と『手に取りやすい六角形のパッケージ』です。この2つの特徴こそがとんがりコーンを形作っているもの、ブランドとして認知されているものだからこそ、これらを変化させずに守っていく必要があると思います」


そして、ブランドの維持でもうひとつ大事なのが「第三バラエティ」の販売だ。現在でも新しい味を出し続けていて、2023年春には同じハウス食品のルウカレーブランド「バーモントカレー」60周年を記念し、「とんがりコーン<バーモントカレー味>」を発売。常に消費者が楽しめるような創意あふれた商品展開を行っていることも、とんがりコーンブランドが長く続く大きな理由だ。
「この商品は『普通のカレーではなくバーモントカレーの味わいだった』と多くの感想をいただきました。今後もハウス食品にしかできない商品を作っていきたいと思います。また、今後はターゲットを子どもだけでなく大人にも設定し、ブランドのコアを守りながら多くの人に楽しんでもらえる商品を開発・発売していきたいと考えています。今以上にとんがりコーン人口を増やしていきたいですね!」

「45年という長いブランドを守っていけるよう、引き続き頑張っていきたい」と話す金井さん。これからはどんな味が登場するだろうか。定番のあっさり塩と焼とうもろこしの味を楽しみながら、新しいとんがりコーンブランドの展開に期待したい。
この記事のひときわ
#やくにたつ
・一目でわかる「形」を確立できれば強い
・期間限定を活用し、さまざまな挑戦を行う
・ブランドの維持で必要なのは「変えない部分」の確立
取材・文=越前与
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