今週末(10月28・29日)の紅葉見頃はここ!全国のまもなく見頃を迎える紅葉名所ガイド
東京ウォーカー(全国版)
すっかり秋の気候となり、全国で本格的な紅葉シーズンが迫ってきた10月下旬。北日本や標高の高い地域などの名所で続々と見頃を迎えているが、これから今年の紅葉狩りの行き先を検討中という人も多いはず。今回は、今まさに色付き見頃を迎えつつある東日本・西日本の人気スポットをピックアップ。既に見頃となっているスポットや、早ければ今週末にも見頃になりそうな名所をチェックしよう。
※各スポットの見頃は2023年10月25日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※そのほかの内容は取材時点の情報です。また、写真は2022年以前のものです。
【東北】まもなく見頃を迎えそうな名所
【東北・福島県】磐梯吾妻スカイライン / 作家・井上靖氏が名付けた絶好のビューポイント
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
高湯温泉から土湯峠を結ぶ全長約29キロ、最高標高1622メートルの磐梯吾妻スカイラインは、吾妻連峰を縫うように走る山岳観光道路。日本の道100選にも選ばれており、紅葉の見所としてドライブやツーリングで毎年多くの観光客が訪れる。なかでも、作家の井上靖氏が命名した景勝地「吾妻八景」からの展望が見どころ。天狗の庭からは吾妻小富士の斜面に広がる紅葉のグラデーションが見られ、絶好のビューポイントとなっている。周辺には高湯温泉や土湯温泉があり、日帰り入浴ができるので、湯めぐりも楽しめる。
【東北・福島県】安達太良山 / 色とりどりの紅葉が山の斜面を埋めつくす
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
福島県二本松市、安達郡大玉村、郡山市、耶麻郡猪苗代町の境に位置する標高1700メートルの山で、安達太良連峰の主峰。日本百名山の1つに数えられる。なかでも薬師岳(標高1350メートル)から見る紅葉が特に美しく、例年10月上旬から見頃を迎える。ミズナラやブナなど多種多様な木々が紅葉し、燃え上がるような鮮やかな色に染まる山肌が見事。比較的ゆるやかな登山道が整備されており、気軽に散策を楽しむのもおすすめ。
【東北・秋田県】小安峡 / 渓谷から湯けむりを上げる大噴湯は圧巻
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
皆瀬川が深いV字峡の底を流れ、滝や急流を形作る小安峡。大噴湯や大小の滝があり、黄や紅に紅葉した渓谷と、轟音とともに白い湯けむりを上げる大噴湯とのコントラストが美しい。遊歩道も整備され、紅葉を見ながらハイキングが楽しめる。
【東北・青森県】城ヶ倉渓流 / 360度の巨大パノラマで見る迫力満点の紅葉
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
豊かな自然が手つかずのまま残されている十和田八幡平国立公園内有数の景勝地。渓流に架かる全長360メートルの上路式橋・城ヶ倉大橋からは、八甲田連峰や岩木山はもちろん、青森市街地まで見渡せる。車を降りて、紅葉が広がる城ヶ倉渓流の景色を楽しむことができる。現在、渓流は立ち入り禁止。
【関東】まもなく見頃を迎えそうな名所
【関東・群馬県】谷川岳 / 切り立った岩肌に紅葉のコントラストが映える
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
日本百名山の1つ、標高1977メートルの谷川岳。頂上だけでなく稜線からの眺望も素晴らしく、10月上旬、天神尾根周辺のナナカマドが赤く染まると間もなく紅葉が始まる。谷川岳の東麓の一ノ倉沢の大岩壁は絶景で、みなかみ町を代表する名勝となっている。そのほかにも、山頂に続くロープウェイからは美しい山々の紅葉と空を一望することができる。
【関東・群馬県】赤城山 / 峰々の紅葉がカルデラ湖に美しく映える
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
群馬県榛名山、妙義山と並んで上毛三山の1つに数えられ、日本百名山の1つでもある赤城山。カルデラ湖の大沼の周りを峰々が囲んでいて、豊かな自然と触れ合える。秋にはナナカマド、ミズナラ、カエデが赤や黄色に染まり、湖面に映えるコントラストも美しい。湿原の覚満淵(かくまんぶち)では草原の紅葉(草もみじ)も楽しめる。ほかにも、大沼に浮かぶ小島には赤城神社が建ち、島内の紅葉と合わさり幻想的な空間を演出する。
【関東・栃木県】マウントジーンズ那須 / 深紅に染まる那須高原の紅葉
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
マウントジーンズ那須では、2023年9月15日~11月12日(日)毎年恒例の紅葉ゴンドラを運行する。紅・黄・橙、秋に染まる那須の山を、眼下に見下ろす紅葉は絶景。例年ゴンドラ山麓付近の紅葉最盛期は10月中旬から11月上旬、山頂付近は10月初旬から中旬となっている。那須ゴンドラで一面の紅葉を堪能し、散策コースやトレッキングコースで澄んだ空気と深い紅葉を肌で感じながら、1日を過ごすことができる。
【関東・栃木県】八方ヶ原 / 高原を彩る赤や黄の木々が美しい
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
八方ヶ原は日光国立公園の一部で、標高1000~1200メートルの高さに位置する高原地帯。秋になると赤や黄色に染まり、風光明媚な景色を楽しめる。例年の見頃は10月中旬から11月上旬。周辺はハイキングコースや、キャンプ場、アクセス道路、駐車場、売店などの施設もそろっている。日光や那須連山、遠く関東平野まで見渡すことができる展望台にもぜひ足を運びたい。
【関東・埼玉県】秩父ミューズパーク / スカイロードのイチョウ並木
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
埼玉県秩父市にある公園、秩父ミューズパークのスカイロード(約3キロ)の両サイドに、約500本のイチョウ並木があり、例年10月下旬から11月上旬にかけて黄葉の見頃を迎える。また、園内のせせらぎ広場では、カエデが見事な紅色に染まる姿を見せてくれる。黄葉のトンネルの中をのんびりと散策したり、スカイトレインに乗車して眺めてみたり、秋の風情を楽しむことができる。
【甲信越】まもなく見頃を迎えそうな名所
【甲信越・新潟県】苗場ドラゴンドラ / 気軽にゆったり、およそ25分の空中散歩
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
美しい渓流の上などをアップダウンを繰り返しながら進む苗場ドラゴンドラは、片道約5.5キロという日本最長の長さを誇り、およそ25分の長い時間にわたって紅葉を楽しむことができる。また、道中には、エメラルドグリーンに輝く神秘的な湖の「二居湖」や、14号柱と呼ばれる、まるで紅葉の世界に飛び込んでいくかのようなスリルを体感できるスポットもあり、迫力満点の空中散歩を満喫できる。
【甲信越・新潟県】奥只見湖 / トンネルの先は湖を包み込むほどの紅葉が広がる
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
長いトンネル(奥只見シルバーライン)を抜けると、紅葉に染まった木々が一面に広がり、湖畔にそびえる切り立った2000メートル級の山々が湖を囲んでいる。ブナのほかにも、カエデやナナカマドなどが色づき、紅葉と湖の絶景を見物に来る人は後を絶たない。例年、10月中旬から11月上旬にかけて紅葉が見頃を迎える。
【甲信越・長野県】富士見台高原 / 空中散歩で味わう絶景
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
10月中旬から始まる富士見台高原(標高1739メートル)の紅葉は、色づく景観が山のふもと、中腹、山頂と3段階で楽しめ、リフトでは紅葉を眺めながらの空中散歩が味わえる。歩くのに自信がない人でも、高原バスを利用すれば車窓から紅葉を楽しめ、この季節だけに見られる雲海と南アルプスからのご来光もいっぺんに味わえる。全長2500メートル、標高差600メートルのロープウェイからは、高地になるにつれ深まりゆく秋の様子が見られる。
【甲信越・長野県】高瀬渓谷 / 静かな佇まいの県内有数の景勝地
色付き状況:今見頃(※2023年10月25日現在)
高瀬渓谷は、高瀬川に沿って連なる大町ダム・七倉ダム・高瀬ダムの3つのダムと、葛温泉を含む周辺一帯を指す。雄大な自然の中に突如現れる巨大なダムの風景は、まさに圧巻。おすすめのポイントは、高瀬ダム堰堤から見下ろした紅葉と、高瀬トンネル手前の北葛沢や尾入沢大橋から見る渓谷の紅葉だ。また、七倉ダムや大町ダムを彩る紅葉の変化も見応えがある。
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