お笑い芸人から教師、そして経営者へ。コーチングのプロフェッショナル「ドラゴン先生」坂田聖一郎に聞く、物事を成功に導く条件とは?

東京ウォーカー(全国版)

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ドラゴン先生直伝!成功するために必要な条件とは?

――成功する人としない人はどのような点が異なるのでしょうか?
【坂田聖一郎】コーチングでは、魂レベルでやりたいことを引き出して、そこに向けたゴール設定を行います。人生で本当にこうなったらもう死んでもいいっていう状態を引き出して、そこに向かっていくために何をすべきか逆算し、目標設定をします。そして、目標に対して何をしていくっていう行動設定をしていきます。ゴール、目標、そして行動。この3つを設定し、淡々と行うようにしています。

【坂田聖一郎】この3つをこなし続けることがすごく大事になります。シンプルなことではあるのですが、続けるのは非常に難しいことです。だからこそ、やる人は成功します。だから逆なんですけどやらない人は成功しないですね。なので、最後までコミットさせるところがひとつのコーチングのポイントになります。

――この3要素は何事にも応用ができそうですね。では、何かを成功するためにはどのようなマインドセットが必要だとお考えでしょうか?
【坂田聖一郎】日本人の9割は何か悪いことが起こった際に、他人のせいにするんです。たとえば、雨が降ったときに「なんで雨降るんだよ」と天候のせいにする人がほとんどだと思います。ですが僕は、空が雨を降らせたいから雨が降っている、という考え方をしています。このように、何事においても何かのせい、人のせいにしない、というマインドセットが成功には必要になります。

【坂田聖一郎】すべて自分が作り出している、という意識がないとビジネスにはならないですよね。他責な人はビジネスでは絶対に成功しません。SNSでも、フォロワーが増えない原因をSNSのせいにしても意味がないじゃないですか。ですが、みんな何かのせいにして悩んだり怒ったりするんです。そのようなエネルギーをいかに伸ばすほうに持っていくかがカギなので、そこはコーチングで逸らすようにしています。

「とにかく素直に続けること」が一番大事だと坂田さんは話す【提供=ドラゴン教育革命】


――確かに、悩んだり怒ったりする時間が無駄になりますものね。
【坂田聖一郎】現在、多くの日本人が変化しない社会に怒ったり口を出したりと、膨大なエネルギーを使っているのです。日本って、めちゃくちゃエネルギーや心の浪費大国なんです。ですがそんなことに費やすくらいなら、稼ぐ努力をしたほうがいいですし、不平不満を言う前に目標に向かって動き続けることが大事だと思いますね。もちろん、不平不満は共感を得ることができるので、SNSでの発信には有効な手段です。そのあたりを計算して発信できるかがフォロワー獲得のポイントでもありますね。

――ものは使いようということですね。坂田さんがお笑い芸人、そして教師を経験されて、現在のコーチング事業に活かされていることはありますか?
【坂田聖一郎】僕のコーチングって基本、ちょっとふざけているんです。僕はダウンタウンの松本さんが大好きなのですが、松本さんのボケって角度が違うんですよね。みんなが普通だと思っていることと違う角度から独特の表現でボケることによって、松本さんならではの笑いが生まれてくると思っています。なので、僕もコーチング中も普通の人とは違う角度でコーチングをすると決めています。

【坂田聖一郎】気づきって、物事を違う角度から見たときに初めて生まれるんですよ。なので、お笑いをやっていたときのことというのは、物事の見方の角度を変えると捉え直してもいいかもしれませんね。だから、そのときの経験がすごく役に立っていると思いますし、お笑いをやっていてよかったなと思っています。

――やはり、人生に無駄なことってなにひとつないのですね。過去のキャリアの活かし方も成功につながる要素であるように感じます。
【坂田聖一郎】そうかもしれませんね。また、教員に関して言うなれば、教員時代と同じように厳しくいくことも多いです。ですが、人生を変えたいと僕のところに来ている人も多いので、真摯な対応を心がけています。本気でぶつかっていくという感じですね。なので、老若男女関係なくタメ口で話しますし、年上の方に厳しくすることもよくあります。

【坂田聖一郎】このような教える側、指導する側としての目線やマインドセットは、当時の小中学校の担任をしていたころとほとんど変わっていません。教える対象が子どもから大人に変わっただけという感覚ですね。ただし、大人は子どもと違って、話は素直に聞きますが、言ったことを素直にしないという人が多いですね。やっぱり、年齢にかかわらず、素直な人は伸びますし、素直じゃない人は伸びません。

夢は、「学びのテーマパーク」を作ること

――では、現段階でのコーチングにおける展望はありますか?
【坂田聖一郎】特に苦労をしていることはあまりないのですが、展望としてはもっといろいろな人にコーチングを届けたいというのがありますね。そして自責の人をもっと増やしたいです。自責の人というのは自分を責めるということではなく、すべて自分が作り出しているというマインドを持った人たちのことを指します。そのような人を多くするべく、今後も活動していく予定です。

――最後に、坂田さんの野望を教えてください。
【坂田聖一郎】今やりたいのは、「学びのテーマパーク」を作ることですね。これは比喩ではあるのですが、現在の学びの場や学校って、なんかつまんないなと僕は感じています。というのも、学びの場があまりに「学ばなければいけない場所」になってしまっているのです。世の中の子どもや学生たちが勉強するのって、いい高校、いい大学、そしていい会社に入るためにという感じになっていますよね。これがおもしろくないなと思っていて。

【坂田聖一郎】というのも、何かを学ぶことって本来はすごく楽しいことなんですよ。なので、楽しく学べる場所や環境を作りたいなというのが、僕の夢ですね。本当に学びのテーマパークというか、学校ではないまったく異なる学びの場所を作りたいんです。学びたいことってみんないっぱいあるはずなので、それらを学べるアミューズメントパークを創設することが野望のひとつですね。

「今後も夢にむかって突き進んでいきます!」と意気込みを語る


――確かに、新しいことを学ぶのは何歳になっても楽しいことだと思います。
【坂田聖一郎】ですよね。そして、もうひとつは子どもたちを笑顔にしたい、ということです。僕は事業で成功し、その利益を子どもたちに還元したいと思っています。世の中の大企業って莫大な量の内部留保をしているじゃないですか。けれど、1円も子どもたちに配ったりはしていませんよね。

【坂田聖一郎】だからこそ、僕が稼いで子どもたちに配りたいと思っています。そして、子どもたちがそのお金を使って家族や友達をおいしい焼肉屋さんに招待したり、お母さんたちに素敵なドレスとか洋服とかプレゼントしたり、さまざまなことに使ってほしいなと思っています。

【坂田聖一郎】このような2つの野望を持って、僕は事業をしています。僕は最近年商1億円を突破したのですが、さらに事業を成長させていき、将来的には大企業を超える存在になりたいですね。

この記事のひときわ #やくにたつ
・何事においても、続けることが成長の一番の近道
・過去のキャリアを活かすことで成功に近づく
・ゴール、目標、行動を逆算して行動すること

取材・文=越前与

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