元客室乗務員が贈る最上級の“癒やし”。世界中を駆け回った経験から生まれたルームウェアブランド「Felcy」のこだわりとは?

東京ウォーカー(全国版)

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今回ピックアップするのは、2023年12月1日よりECサイトにて販売を開始したルームウェアブランド「Felcy(フェルシー)」。ブランドを展開する株式会社pluglenの代表取締役CEOである齊藤紫帆さんは、2023年7月まで客室乗務員として働いていたという。なぜブランドを立ち上げるにいたったのか?また、どのようなルームウェアなのか?経緯やこだわりを聞いた。

2023年12月1日より販売を開始した「Felcy」のルームウェア第1弾


世界中を駆け回るなかで生まれた想い

あらためて「Felcy」のルームウェアについて紹介していこう。第1弾として発売されたルームウェア(3万5000円)のカラーは落ち着いたチャコールグレーで、年代問わず使いやすい色味。フリーサイズで、締め付けの少ないデザインかつ長めの着丈となっており、ゆったりと着ることができる。ふわっと包み込むような柔らかさと、心地いい肌触りが特徴だ。

正面のデザイン。サイドにスリットが入っており、ボトムスにはポケット付き


洗練されたデザインながらも、とことんリラックスにこだわったルームウェアだが、一体なぜ客室乗務員というキャリアからブランドを立ち上げるにいたったのだろうか?齊藤さんは次のように語る。

「大手航空会社の客室乗務員として今年(2023年)の7月まで働き世界中を駆け回るなかで、心から休まる時がなかった経験から、どこにいても限られた時間内で自分に一番いいものを使いたいという想いが生まれました。その想いは、自分だけでなく人々にとっても最上の癒やしを届けたいという想いにもつながり、『Felcy』を立ち上げました」

また、アイテムとしてルームウェアを選んだ理由については、「睡眠は心も身体も健康にしてくれるすべての人に共通したものだと思います。その睡眠の質を高める手助けになればと思い第一弾としてルームウェアを製作しました」とのことだ。

背面のデザイン。屋内外問わず着用できるおしゃれなデザイン


目指したのは“最上級の品質”

製作におけるポイントを聞いたところ「一番こだわったのは生地です」とのこと。

「世界的テキスタルデザイナーである梶原加奈子さんにもご協力いただき、着心地・寝心地・触り心地に満足できるよう試行錯誤を重ねました」

テキスタイルデザイナー/株式会社KAJIHARA DESIGN STUDIO代表の梶原加奈子さん


使用している生地は再生繊維(リヨセル)88%、ポイエステル12%で、中糸にソロテックス※、表糸にマイクロリヨセルテンセル※、仕上げにシルケット加工※がされている。

※ソロテックス:ソフトな風合い、ストレッチ、ソフトなクッション性がある
※マイクロリヨセルテンセル:吸収性があり、快適な肌触りが実現。心地よさを実現する優れた軽やかさと絶妙な柔らかさを持つ
※シルケット加工:ピリング(毛玉)の軽減、表面の美しさとフラット感を付与しさらに高級感を与える

ルームウェア選びにおいて重要な要素である生地が、一番のこだわりポイント


「どのような生地にするかを決めるのには、かなり苦労しました。着心地・寝心地・触り心地がいいもの、長く着用できるもの、軽い素材のもの、表だけでなく内側の生地も肌触りがいい…など、あげたらキリがないほど実現したいことがありました」

「そこで世界的テキスタルデザイナーの梶原加奈子さんや日本の工場のさまざまなプロフェッショナルな方にご協力いただくことに。実際に私自身も工場見学に行き、職人の方に実現したいことやこだわりを伝え、関わってくださったすべての方のご協力のもと、最上級品質のルームウェアが完成しました」

自身も工場に赴き、実現したい想いを伝え出来上がった

編み・染め・縫製、すべての工程に日本の職人の技が詰め込まれている


また、日本製・サステナブルという点にも力を入れているそうだ。

「現在、国内の日本製の服は1.5%のみで縫製工場の廃業が相次いでいます。安価な服が輸入され、このままでは日本製の服が作れなくなるのではという声もあるほど。こんな時代だからこそ、何年にもわたり長くお使いいただけるような高い品質を目指して、国内外から評価の高い職人のみなさまのお力添えのもと、Made in Japanにこだわり生産しています」

日本製にこだわり国内工場を選定


さらに、環境問題に配慮した工場を選定するというこだわりも。

たとえばルームウェアの染色を担うのは、繊維生地の染色整理加工を主軸とする株式会社艶金。同社では1987年(昭和62年)という早い時期にバイオマスボイラーへの燃料転換を行い、カーボンニュートラルを実現している。これにより二酸化炭素が排出されても最終的に増やさない仕組みが出来上がっているという。

工場の選定基準には「環境への配慮」が含まれるという徹底ぶり


自分だけの贅沢な空間が蘇る、そんな体験をお届けしたい

コロナ禍の外出自粛などをきっかけに、家ナカ時間の充実に目を向けた人も多いのではないだろうか。とことんこだわって作られた「Felcy」のルームウェアは、お家でのリラックスタイムを彩ってくれること間違いなしだ。では、どのような人におすすめなのか。

「私自身仕事が忙しくなかなか心から休まることがない日々が続いた経験があります。私と同じような方を含め、多くの人にとって『Felcy』のルームウェアを着ると癒やしの空間が蘇り、どこかホッとできる、自分にとっての最上級の休息をもたらすものになればうれしいです」

また、今後のブランドの展望についても聞いてみた。

「『Felcy』はいいものを長く使える、サステナブルファッションのリーディング・ブランドを目指しています。サステナブルファッションはまだまだなじみのない方も多いと思いますが、日本が抱える大きな問題のひとつでもあると思います。『Felcy』がそのような問題を知る・変えるきっかけに少しでもなればうれしいです。また、ファッションだけではなくフレグランス事業などさまざまな角度から人々に癒やしを与えていきたいです」

自身の体験をもとに、妥協しない製品づくりを行う齊藤さん。今後広がっていくであろう「Felcy」の“癒やし”空間に期待したい。

文=山本晴菜

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