家で電車に乗れちゃう？通勤電車のドアを再現した「電車のドアのれん」のこだわりに迫る！

2024年2月13日

東京ウォーカー（全国版）

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今回取り上げるのは、「電車のドアのれん」。電車のドアをのれんにしたこの商品、山手線や中央線など首都圏で活躍する電車のドアを再現しており、原寸大サイズと、家でも邪魔になりにくい小サイズが販売されている。そんな「電車のドアのれん」について、担当者に話を聞いてみた。

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――「電車のドアのれん」を発売する意図や狙いについて教えてください。
鉄道部品がほしい、というレールファンは多いのですが、実際に買うとなると高価で、置き場にも苦労します。また、新しい電車だと、そもそも部品が出てきません。そのため、今回、オンデマンドプリントの技術を活かしたオンラインショップ「fabli」から大型の布への印刷が可能で、電車のドアをプリントしてのれんを作る提案をいただきました。ターゲットは、身近に鉄道車両の部品やグッズを置きたい、という方です。大サイズはほぼ原寸大の縦220cm×横150cm、小サイズはご家庭でも邪魔になりにくい縦187cm×横150cmです。

――特徴、イチオシポイントを教えてください。
首都圏を走るE233系8種類、E235系2種類を商品化しました。ドアの窓に貼られている「かけこみ乗車はキケンです！」や「ドア開閉時には足を挟まれないよう十分お気をつけ下さい。」などのステッカーも再現しています。実は路線によって貼ってある数や場所が違うので、その違いも楽しんでください。また小サイズには、一部路線用の車両のドア脇にある開閉スイッチも描いています。

――「電車のドアのれん」のアイデアはどのようにして生まれましたか？
インプレスグループや「fabli」や「pTa . shop」を手掛けているIPGネットワークさんとは定期的に新商品の会議をしていて、「大きな布に印刷してのれんを作れるのだけど、電車のドアとかどうですか？」とご提案をいただきました。のれんだと真ん中が切れるので、人気の高い新幹線や特急のような1枚ドアではなく、両側に開く通勤電車ならできるのでは、と企画を進めました。よりホンモノ感にこだわるレールファンにとって、1枚ドアの中央に切れ目が入るのは好まないと思いますので。もちろん、切れてもいいから新幹線も欲しい、という要望があれば、先々検討いたします。

――開発の際に苦労した点はありますか？
当初、実物の写真を拡大印刷したところ、汚れや傷が黒ずんでプリントされてしまい、くすんで見えて商品化は厳しく感じました。そこで、弊社の「電車の顔図鑑」という人気書籍でイラストを描いている江口明男さんに、精密イラストは提供してもらいました。江口さんのイラストは原寸大でも使えるサイズなので、各路線を走る電車の帯色を美しく再現することができました。今回の車両はいずれも首都圏のJR線の電車なので、ジェイアール東日本企画さんに商品化許諾申請をしています。精密イラストとはいえ、そこは制作物なので、何度かご指摘いただき、修正をしました。イラストを修正してくれた江口さんや、申請担当者は大変だったと思います。

――最後にユーザーへのメッセージをお願いします。
E235系0番代山手線は、ドアの部分に縦に黄緑色のラインが入っているのは、みなさんご存じかと思います。このラインは、ドアの両脇がドット表現でグラデーションになっているのですが、「電車のドアのれん」ではしっかりとドットで描いて再現しています。思わず見入ってしまう、おすすめの商品です。レールファンのツボを押さえた作りにできたと思います。

10種類の電車のドアを細部まで再現！
「電車のドアのれん」はドア部分のみならず、通勤電車の特徴でもある側面とドア上の帯も少し含んだ大きさで作成。「かけこみ乗車はキケンです！」や「ドア開閉時には足を挟まれないよう十分お気をつけ下さい。」などのステッカーも再現している。小サイズでは、ドア脇にある開閉スイッチも描かれており、路線ごとの微妙な違いなども再現されている。JR東日本のE233系電車8種類、E235系電車2種類の計10種類が用意されており、商品ラインナップは以下のとおりだ。
※画像はすべて小サイズ