新聞紙が主原料の断熱材「デコスファイバー」がエコリーフ認定を更新、建設業界でのCO2排出削減目指す

東京ウォーカー(全国版)

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株式会社デコスは、2024年5月30日に新聞紙を主原料としたセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」のエコリーフ認定を更新した。

エコリーフとは、商品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルにいたるまでのライフサイクル全体を通した環境負荷を定量的に開示、公開している環境ラベルで、温室効果ガスの排出量だけではなく、多くの環境負荷指標を用いて、製品の環境負荷を多面的に評価できるようになっている。エコリーフを通して国内の建築用断熱材で唯一、CO2排出量を公開しているのがデコスファイバーだ。

新聞紙を主原料としたセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」


国が世界に向けて2050年までのカーボンニュートラルを約束するなか、国内の住宅・建築分野においても脱炭素化の動きが広がっている。国は建築資材の製造から廃棄にいたるまでのCO2排出量の算出・公表を推進しているが、欧州・米国に比べて日本国内においてはデータが不足しているのが現状だ。しかし近年、国内でも環境性能の高い「グリーンビルディング」が普及し始めたことで、デコスファイバーについての問い合わせが増加し、環境性能を重視した大型物件においての採用が続いている。

2011年、デコスファイバーはCFP(カーボンフットプリント)宣言の認定を取得し、2014年には前回認定時からさらに約16パーセントを削減して更新。一般的に広く国内で用いられる断熱材(グラスウール 24K)と比較した場合、デコスファイバーを使用することで建設時の断熱材のCO2排出量を約56パーセント削減できるという。

同社は今後もデコスファイバー製造時に国内最小値のCO2排出量を実現し、建設業界のCO2排出削減に寄与していく構えだ。

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