【福岡うどん愛】久留米っ子が愛してやまない 「煮込みうどん 久留米荘」

九州ウォーカー

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1948(昭和23)年に久留米・六ツ門で創業した「煮込みうどん 久留米荘」(※現在は久留米市津福本町にて営業)。看板の煮込みうどんは、博多うどんと同じく、ふんわり柔らかな茹で置き麺が特徴の「筑後うどん」の代表格で、久留米っ子のソウルフードとして今なお深く根ざしている。

「ごぼう天うどん」(450円)。スープの表面に浮く"泡"も同店の特徴。心地よい歯ざわりのゴボウ天、ふんわり柔らかい麺、煮干しが香るダシがマッチ


ふんわりと煮込んだ麺&煮干しフワリのダシに惚れる


ダシは大量の煮干しと昆布を別々に取り、絶妙の割合でブレンドするダブルスープ手法。ふっくらした麺を煮込むように、ダシと茹で絡めていくことで、表面に細かい泡が立つのも興味深い。煮干しの旨味、風味がグイッと立っているものの、エグミ、臭みはなく、ほど良い塩気のスープが、泡とともに麺にしっかりと絡みつく。

煮干しを大量に使いしっかりと強火で煮込むため、煮干しの味が濃く、香りが強い。エグミ、臭みがないのがいい


「いなり」(2個240円)。うどんダシとの相性も抜群


「かけうどん」は一杯310円とコスパも優秀。定番人気のトッピングメニューはゴボウ天(+140円)と肉(+210円)。ゴボウ天は細切りで、衣がしっかりとした歯ごたえ。肉は砂糖と醤油で甘く濃厚に炊いたほぐし肉を使い、スープに浸るとふわりと広がり、旨味がジュワリと染み出す。また、サイドメニューの「いなり」(2個240円)も絶品。厚めのしっかりとした揚げで、うどんダシと一緒に口に含むと旨味が幾重にも広がる。店頭で持ち帰りうどんの販売も行う。

3代目店主の宮本清彰さん。カウンター前に並ぶ鍋に茹で置き麺とダシを入れ、グツグツと煮込む


創業者は現店主・宮本清彰さんの祖父で、清彰さんは3代目(昭和55年生まれ)として店を切り盛り。開業当時はいろいろなメニューがあるいわゆる食堂であったが、その中でも人気の高かったうどんに特化していった。

テーブルほか小上がり席もあり。卓上にタカノツメなど調味料を置く


津福店は2015年に開業。25台収容可の無料駐車場も広く入りやすい


久留米の人々の胃袋を満たしてきた「煮込みうどん」の名店。アツアツをズズッと豪快にいただこう。

[煮込みうどん 久留米荘 津福店]福岡県久留米市津福本町1377 / 0942-39-6676 / 11:00~19:30(LO) / 火曜休み

【九州ウォーカー編集部/取材・文=上村敏行(J.9)、撮影=戸高慶一郎】

上村敏行

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