ドリカム、浜崎あゆみ、乃木坂46の衣装も!ラフォーレ原宿で「丸山百景『ケイタマルヤマ遊覧会』」が開催中
東京ウォーカー(全国版)
2024年で誕生30周年を迎えたファッションブランド・KEITAMARUYAMAの集大成となるイベント「丸山百景『ケイタマルヤマ遊覧会』」が、2024年10月6日(日)までラフォーレ原宿で開催中。
キュレーターに東京都現代美術館の藪前知子(やぶまえともこ)さんを迎え、表参道ヒルズでは“FASHION”、ラフォーレ原宿では“COSTUME”をテーマに、デザイナーである丸山敬太さんの作品を余すことなく展示している(※表参道ヒルズでの開催はすでに終了)。
イベント会場全体で感じる30年間の歴史
先日会期が終了した表参道ヒルズ会場では、アトリエの再現からデザインスケッチ、初公開となるテキスタイルの原画、そして1994年秋冬のデビューコレクションをはじめ、2023年~2024年の秋冬コレクションといった、30年間のアーカイブ作品が見られた。
デザインスケッチや膨大な数のテキスタイルの原画が一面に広がり、そのデザインが形となった洋服を見つけ出す楽しさも、本イベントならではの魅力。アトリエからデザインが生まれ、テキスタイルとなり、洋服に形を変え、服を着る人々がそれぞれの人生の物語を紡いでいくまでのプロセスを、時空を超えて辿る壮大な空間となっていた。
ファンにはたまらないコスチュームがズラリ!
現在開催中のラフォーレ原宿会場では、“COSTUME”ををテーマに、ブランドの原点でもある1990年代から現在までのコスチューム作品を展示。今年デビュー35周年を迎えたDREAMS COME TRUEのライブ衣装や、浜崎あゆみさん、乃木坂46の衣装、映画「ヘルタースケルター」で沢尻エリカさんが着用したドレスなど、さまざまなコスチュームが集結する。
また、2016年から丸山さんが衣装デザインを手掛けている「うたの☆プリンスさまっ♪」の展示では、作中に登場するアイドルたちの企画に合わせたコスチュームデザイン画をはじめ、オートクチュールのステージ衣装など、貴重なコレクションを見ることができる。
DREAMS COME TRUEの衣装制作は「運命」
これまでの30年間を振り返り、丸山さんは「私が洋服を作るうえで大切にしているのは、単に物質的な満足だけでなく、心を満たすようなものづくり。デビュー時から抱いている思いとして、母から娘へ、あるいは古着として若者たちに受け継がれるような、長く愛され続ける洋服を作りたいという気持ちがあります」と、改めて制作に対する思いを語った。
また、ブランドの原点でもあるコスチュームの制作について、「非常にチームワークが求められる、総合芸術の一部を担う作業です。単に求められたことに応えるだけでなく、チームの一員として、どうデザインを形にしていくかが重要。これがファッションデザインとは異なる点で、とてもおもしろい部分だと感じています」と話す。
DREAMS COME TRUEの衣装に関しては、「彼らが来るかもしれない場所に自分のデザインブックを預け、奇跡的にそのデザインブックが彼らに届き、衣装作りがスタートしました。1991年から30年以上のお付き合いを続けさせていただいているのは、本当に運命なのではないかと感じていますし、改めてとても幸せなことだと思っています」とコメントした。
この展覧会を心待ちにしていたファンも、初めてその魅力に触れるという人も、KEITAMARUYAMAの世界観に浸り、30年の歴史や時代背景に思いをはせてみては?
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