福岡の旬を味わう!サステナブルなカフェが福岡市・大名エリアにオープン

東京ウォーカー(全国版)

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株式会社八芳園エリアプロデュース警固は、2025年3月28日(金)、福岡市中央区大名に「VEGETABLE LIFE CAFE by THE KEGO CLUB」をオープン。本カフェは、福岡の食文化と持続可能な社会をつなぐ新たな交流文化拠点と位置づけられている。

2025年3月28日(金)オープン「VEGETABLE LIFE CAFE by THE KEGO CLUB」(イメージ)


地域とつながるサステナブルカフェ

八芳園エリアプロデュース警固は、2024年3月に警固神社(福岡市中央区天神)の新社務所ビルで「THE KEGO CLUB by HAPPO-EN」を開業し、婚礼やMICEを含むイベントプロデュース事業を展開してきた。このノウハウを活かし、新たな取り組みとして「VEGETABLE LIFE CAFE by THE KEGO CLUB」を開業。カフェのコンセプトは「KYUSYU CUISINE(九州キュイジーヌ)」であり、九州各地の高品質な食材を活用し、地域の生産者と連携しながらメニューを提供する。

また、規格外野菜を積極的に活用し、食品ロス削減や地域活性化に貢献。市場に出回らない形状やサイズの野菜を取り入れ、食の楽しさを提案する。

食品ロスの現状と福岡における課題、持続可能な食文化への取り組み

近年、国内外で深刻な課題となっている食品ロスは、環境負荷の増加だけでなく、生産者および消費者双方にとって経済的損失をもたらしている。農林水産省および環境省の推計によると、日本における年間食品ロスは約472万トン※(2022年)。この数値には、流通前の段階で廃棄される「規格外野菜」は含まれていない。規格外野菜は、見た目のばらつきやサイズの不均一性を理由に市場に流通しないことが多く、生産者も対策に苦慮しているのが現状である。
※参照「食品ロス量(令和4年度推計値)」

福岡は全国的にも「食の都」として知られ、新鮮な地元産食材を活かした飲食文化が根付いている。特に農産物の生産が盛んであり、糸島産の有機野菜や八女産のお茶など、地域ブランドの食材が豊富にそろう。しかし、生産過程で発生する規格外品の活用は依然として課題が多い。直売所の拡充や地域の飲食店との連携が進められているものの、サステナブルな取り組みは一部のメニューや期間限定の企画にとどまり、地域に根付いた長期的な実践例はまだ少ないのが現状である。

このような背景を受け、八芳園エリアプロデュース警固では、これまで八芳園が婚礼や宴会事業、ポップアップショールームなどで培ってきたプロデュース力を活かし、規格外農産物を安定的に受け入れる新たな場を創出する。通常メニューに規格外野菜を積極的に活用するだけでなく、八芳園のフードビジネスと連携し、イベントケータリングや宴会事業、さらにポップアップショールームとして地域コミュニティを強化。これまで市場で活用されにくかった食材に新たな価値を見出し、福岡の農業と飲食業の持続可能な発展に貢献していく。

VEGETABLE LIFE CAFE by THE KEGO CLUBの特徴

規格外野菜を活用したサステナブルな食体験

地元福岡の生産農家と連携し、市場に流通しにくい規格外野菜を積極的に活用。シェフが創意工夫を凝らし、食材の持ち味を活かした料理を提供する。

八芳園グループのノウハウを活用した食文化発信

伝統と革新を融合させたメニューを開発し、九州の魅力を発信する。

食を通じた地域コミュニティの形成

カフェ営業に加え、ケータリングやイベントスペースとしても活用。フードロス削減をテーマにしたワークショップや、地元生産者との交流イベントを定期開催予定。

環境負荷を抑えた運営

米ストローの導入や地産地消の推進など、環境配慮型の取り組みを実践。サステナブルな視点で、食の新しい可能性を提案する。

福岡の恵みを活かしたサステナブルなベジタブルメニュー

福岡県産の新鮮な食材と無農薬野菜をふんだんに使用し、地域に根ざしたサステナブルなベジタブルメニューを提供する。

前菜には、鹿児島県産の湯葉、博多地鶏、柳川産ハチミツなど、地元の特産品を活かし、旬の野菜を使用したポタージュやオニオンスープは、食材が本来もっている優しい味わいを活かして仕上げられている。メイン料理には、九州産の茸やサワラといった厳選食材の持つ旨みを最大限に引き出す調理法を採用。地産地消を推進しながら、持続可能な食文化を提案するメニューを展開する。

鹿児島県湯葉と押し豆腐のカプレーゼ 柳川ハチミツのヴィネグレット

豆腐の水分を塩で抜き、フレッシュチーズのような食感に仕立て、九州産のトマトと濃厚なコクが特徴の鹿児島県産湯葉を組み合わせたひと品。

仕上げには、福岡県柳川市の養蜂農家から仕入れたハチミツとビネガーに、生姜をアクセントとして加えたドレッシングを使用。さらに、風味豊かなナッツをトッピングし、アボカドのクリーミーな味わいとともに楽しめる。

【写真】鹿児島県湯葉と押し豆腐のカプレーゼ 柳川ハチミツのヴィネグレット(イメージ)


無農薬野菜のバーニャカウダー

糸島市や長者原(福岡県粕屋町)の契約農家から仕入れた新鮮な無農薬野菜を、ボイルやグリルで調理し、食材のおいしさを最大限に引き出したひと品。ソースにはアンチョビとニンニクを使用し、野菜本来の深い味わいを引き立てる。ディップすることで、さらに奥深い風味を楽しめる仕上がりとなっている。

「無農薬野菜のバーニャカウダー」(イメージ)


サワラと九州産野菜のカルトッチョ タイムの香り

玄海産のサワラとアサリ、旬の野菜をサワラの出汁とともに特殊な透明フィルムで包み込み、蒸し焼きに仕上げたひと品。魚介の旨みと野菜の甘さが溶け込んだスープは、添えたパンに浸して味わうのがおすすめ。フィルムを開けた瞬間に広がるタイムの豊かな香りとともに、食材のおいしさを堪能できる。

「鰆と九州産野菜のカルトッチョ タイムの香り」(イメージ)


無農薬マッシュポテトと子羊のハンバーグ 焼き野菜を添えて

子羊のハンバーグに豆腐を加え、ヘルシーながらもジューシーな仕上がりに。コクのあるソースでじっくり煮込み、ふっくらとした食感を引き出している。マッシュポテトはあえて少し緩めにし、ハンバーグの旨みを引き立てるソースのような役割。旬の焼き野菜とともに、温かいうちに楽しんでほしいひと品。

「無農薬マッシュポテトと子羊のハンバーグ 焼き野菜を添えて」(イメージ)


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