石川県の魅力をギュッと詰め込んだ「じのもんギフトバコ」、地元で長年続くフリーマガジンの発行元が手掛ける特別なギフトの形とは?

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

自由度が高く、受け取った人が内容を選ぶことができるため、お中元やお歳暮などの贈り物として選ぶ人が多いカタログギフト。そんなカタログギフトのひとつ、「じのもんギフトバコ」を知っているだろうか。「じのもん」は石川県の方言で「地のもの」という意味で、じのもんギフトバコは石川県の特産品に注目したカタログギフトだ。

石川県の「じのもん」をギュッと詰め込んだ「じのもんギフトバコ」には、自宅にいながら石川の旅気分を味わえる仕掛けが施されている


伝統工芸品・九谷焼が美しい蝶々や金魚に変身!商品が持つストーリーも楽しめるギフトセットとは?


じのもんギフトバコには、カタログの中から好きな商品を選ぶことのできるカタログギフトに加え、自宅にいながら石川の旅気分を味わえる絵巻物や読み物が同梱されている。ここでは、なかでも2025年4月25日に発売された、石川県の伝統工芸品・九谷焼を使ったギフトを2つ紹介。

最初に紹介するのは「バタフライギフトセット」。真っ白でシンプルなフォルムに繊細な蝶が描かれた九谷焼のバタフライマグと、気分に合わせて選べる5種類のティーバッグが詰まったバタフライティーアソートがセットになっていて、くつろぎのティータイムにぴったり。九谷焼のバタフライマグをプロデュースしたのは、3代にわたって「花坂陶石」を原料とした九谷焼の粘土を製造している谷口製土所だ。

2025年4月発売の「バタフライギフトセット(プレミアムギフトバコ)」

伝統工芸品・九谷焼のマグカップには5種類の美しい蝶のデザインが登場!カタログを読みながら好きな柄を選ぼう


普通のカタログギフトでもそのギフトで選べる品物の紹介は付いているが、じのもんギフトバコのカタログがすごいのは、ギフトに込められた作り手の想いや、その地域の魅力などがギュッと詰め込まれている点だ。たとえば、バタフライギフトセットでは、九谷焼の歴史やプロデュースした職人の想いも綴られている。

九谷焼の歴史やプロデュースした作り手の想いも綴られているカタログは、ギフトに隠されている石川の魅力を引き出してくれる


次に紹介するのは「金沢金魚プレミアムギフトバコ」という商品。こちらは、金沢の一大観光地「金沢21世紀美術館」のミュージアムショップでも販売されているお香立てとお香のセット「金沢金魚」が中心となったギフトセットだ。


水面に波紋を広げながら、のびやかに泳ぐ金魚がモチーフで、金沢で活躍する工芸プロデューサーが企画し、九谷焼の豆皿から真鍮(しんちゅう)の金魚、線香に貼り箱まで、すべてを石川県内で制作しているという。火を点けたお香からゆっくりと立ち上る煙のように、ゆったりとした時間が感じられる商品だ。こちらも先ほどと同様、読み応えのあるギフトカタログやオリジナルの絵巻物がセットとなっている。

2025年4月発売の「金沢金魚プレミアムギフトバコ」の金沢金魚も目が離せなくなる綺麗なデザイン


じのもんギフトバコを始めたきっかけは?能登を応援するセットも!


じのもんギフトバコを手掛けるのは、石川県で20年以上にわたりフリーマガジン「Favo」を発行してきた株式会社ストアインク。今回、ストアインクの担当者に、じのもんギフトバコの狙いや誕生の理由、能登の復興支援にかける想いなどについて、話を聞いてみた。

――じのもんギフトバコの企画・販売の狙いやターゲットなどについて教えてください。

じのもんギフトバコは、石川県で20年以上にわたり地元を盛り上げるフリーマガジン・Favoを発行してきた私たち株式会社ストアインクが企画・販売している、石川県の特産品を集めたカタログギフトサービスです。

じのもんギフトバコのコンセプトは、石川に暮らす人や石川を離れた人が、ご家族やご友人に、ふるさとの旅ごころと共に石川の味をお届けするといったものです。「じのもん」を載せたカード式カタログのほか、石川県を南加賀・白山・金沢・能登・奥能登の5エリアに分けて見どころスポットを掲載した絵巻物型の地図「旅するふるさと絵巻物」や、ふるさとの旅ごころを編集したオリジナルマガジン「ふるさとマガジン」を「ギフトバコ」に詰めてお届けしています。個人のお客様だけでなく、法人のお客様にもゴルフコンペの景品やお取引先へのお中元・お歳暮としてご利用いただいています。

それぞれの「じのもんギフトバコ」には特別なカタログのほか、絵巻物やオリジナルマガジンもセットで付いてくる!(※絵巻物なしで注文することも可能)


――じのもんギフトバコはどのようにプロデュースされましたか?

2020年春からのコロナ禍でフリーマガジンの需要が減少していくなか、会社の経営理念にある「感動を提供する」という原点に立ち返り、社内の若手が「Furusatoをプロデュースする」プロジェクトを立ち上げました。そして、ふるさとの魅力を「じのもんブランド」としてプロデュースし、全国に送り出したいと試行錯誤しはじめました。

いいところ・モノはいっぱいあるのに、どうしても埋もれがちなふるさと。南北に長い石川県もふるさとは5つのエリアに分かれているので、それならば5つのふるさとを紹介するために、古くて新しい絵巻物とそれを補完するふるさとマガジンを、カタログギフトにセットしようというアイデアが生まれました。

商品カタログは、従来のカタログギフトにありがちな、ありきたりな日常品ではなく、編集部が足で稼いだ名産品、特産品、希少品を丹念にピックアップし、表面はイメージ写真、裏面は商品の物語として編集し、1枚ごとのカタログとして作成。手間暇かけて作り上げたギフトカタログは、南は加賀・山中温泉から車で20分の山間のお店や、北は能登半島の先端にあるお店まで足を運び、取材を重ねることが大変でした。それでも、私たちの熱意と地元で20年以上発行しているフリーマガジンFavoの知名度のおかげで、多くのお店がじのもんギフトバコを応援するよ、と快く出品していただいたことに感謝しております。

――「旅するふるさと絵巻物」の魅力を教えてください。

「旅するふるさと絵巻物」はその名の通り、絵巻物型のイラストマップになっています。一般的な観光情報冊子の場合、一度読んでしまうとそれっきりになってしまうこともあると思います。しかし、絵巻物という珍しい装丁にすることで「ちょっと飾っておこうかな」、「置いておこうかな」と長くお手元に残していただき、ふとしたときにふるさと石川を思い出していただきたいという想いを込めています。

【写真】おうちでプチトリップ気分に!ドライブや観光中にも活躍する「旅するふるさと絵巻物」


――2025年4月に発売した金沢金魚プレミアムギフトバコのこだわりを教えてください。

金沢金魚のカタログ制作にあたっては、ライターとカメラマンが事業者様(出品者様)のオフィスに直接伺って取材・撮影をさせていただきました。単なる商品紹介にとどまらず、商品化に至った背景や作り手の商品への想いも盛り込んだカタログの制作を心掛けました。

フリーマガジンの編集の経験を活かし、実際に足を運ぶことで充実したカタログが作られている


  1. 1
  2. 2

この記事で紹介しているスポット

この記事の画像一覧(全14枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る