【ホラー】ポルターガイストなんて怖くない?廃墟の洋館に引っ越してきた女子高生のサイコパスっぷりに幽霊が驚いた!!!!【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
幽霊よりも人間の方が怖い!?西洋人形と“絆”を交わしたいと廃墟の洋館に住み始めるアカリと呪われた人形のんちゃんの交流を描く、日日ねるこ(@neruko2015)さんの『のんちゃんとアカリ』を紹介するとともに制作秘話を聞く。
呪われた人形は本当にいた!最恐にホラーなのに、主人公の方が怖いってどういうこと?




転校生のアカリは、街外れにある廃墟の洋館に引っ越してきた。家には誰もいないはずなのに、「クスクス」と子どもの笑い声がする。声を追って部屋につくと、子ども部屋のようなその部屋のベッドには古い人形があった。「オマエニ一生ツキマトッテ、不幸ニシテヤル」とアカリに襲いかかる人形。しかし、アカリは“一生つきまとって、不幸にしてやる”という怨念を「一生一緒にいたい」とポジティブに捉え、人形の申し出を受け入れる。アカリは、呪いの人形以上に強いメンタルを持っていた。




呪いの人形を“のんちゃん”と名付け、「親友」と言い張るアカリ。のんちゃんの最恐ポルターガイストにもひるまないアカリのサイコパスっぷりがおもしろい。読者からは、「アカリが一番怖い」「ぶっ飛んでるアカリちゃんがいい。このままぶっ飛んで突っ切ってほしい」「ちょっと怖めだけど、明らかにギャグ」などの声が届く。
ギャル×ホラーという組み合わせからスタート!お互いの世界観がぶつかった結果生まれた

――本作が生まれたきっかけを教えてください。
ギャルとホラー的な題材を組み合わせたいという始まりでした。当時ギャルと何かを組み合わせるのが流行していて、その時の担当さんと何なら描けるかを話し合って人形ホラーと掛け合わせることになりました。結果的にアカリはギャルとも言えない、絆モンスターな感じになりましたが…。

――キャラクター設定がとてもおもしろいです。世界観をふくめて、どのように作っていったのでしょうか?
少女漫画誌の中にあるぶっとんだギャグ漫画のような世界と、洋館ホラーや人形ホラーを組み合わせたような形をイメージしました。登場人物みんなが自分の中の世界に生きているので、お互いの世界観がぶつかった結果、のんちゃんとアカリの世界観になっているんだと思います。なのでモノローグが多めです。

――漫画を描くうえでこだわったところはありますか?
のんちゃんに関してはなるべく生き物ではなく人形(物)として表情を描いた事です。なるべく頬を赤らめたり目や口の造形そのものを変化させずに、影の表現やポーズで表情や感情を感じてもらえるように描き方を工夫していました。どうしても顔が青ざめる表現だけは多用してますが…。

――逆に難しかったところはありますか?
主人公のアカリの性格が私と違いすぎるので、何を考えてるのか私自身もわからず「この子は何を望んでいてどうなりたいんだろう?」「この出来事にはどう向き合うんだろう?」と、毎回悩んだ事です。モノローグやセリフをアカリらしくインパクトのある表現にするため、担当さんと何度も話し合いました。

――読者の方にメッセージをお願いします。
どんな視点からでも楽しんでもらえたらうれしいですが、笑ってたはずなのにうっかり感動してしまったら静かにガッツポーズします。読後になんじゃこりゃで終わっても、それはそうですよねって思いますが笑。
取材協力:日日ねるこ(@neruko2015)
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