中沢元紀「激しいアクションに挑戦されている岡田准一さんは憧れ」映画デビュー『沈黙の艦隊』からの4年と理想の将来像について
東京ウォーカー(全国版)
『沈黙の艦隊』で映画デビューを果たし、その後はドラマ『下剋上球児』や『ひだまりが聴こえる』に出演、連続テレビ小説『あんぱん』では嵩(北村匠海さん)の弟・千尋を演じて話題を集めた中沢元紀さん。お互いの心と体が入れ替わったまま15年の歳月を過ごす男女の物語を描いた映画『君の顔では泣けない』では、芳根京子さん演じる陸の親友・田崎淳一を演じている。
本作で演じた役柄についてや共演した芳根さんとの撮影エピソード、さらに憧れの俳優などについて語ってくれた。
2人が入れ替わっていることを知らない田崎「彼にしかわからない違和感を意識して演じた」
――君嶋彼方さん原作の本作の台本を読まれたときはどのような印象を受けましたか?
【中沢元紀】主人公の坂平陸と水村まなみは高校1年生で心と体が入れ替わってしまうので、入れ替わったあとの2人を演じるのはすごく難しいだろうなと思ったのが第一印象でした。
もちろん、自分が演じる田崎淳一に焦点を当てて読んだ部分もありますが、陸とまなみを軸に物語が展開していくので、“もしも自分が入れ替わったあとの陸、またはまなみを演じたらどうなるだろう?”と想像しながら読みました。完成を観て、芳根京子さんと髙橋海人さんが陸とまなみの複雑な心情を丁寧に表現していらっしゃったので、とても感動しました。
――陸の親友でまなみに想いをよせる田崎くんを演じるにあたり、どんなことを意識しましたか?
【中沢元紀】陸とまなみが入れ替わっていることを田崎は知らないのですが、それでも2人に対して“なんか変だな…?”と、彼にしかわからない違和感を抱いているんです。そこがお客さんにも伝わったらいいなと意識しながら演じていたのですが、すごく難しかったです。
――田崎くんの声がとても印象的で、聞き心地のよい落ち着いた話し方もすてきだなと思いました。その辺も意識しながら演じていらっしゃったのでしょうか?
【中沢元紀】声のトーンや話し方は特に意識してなかったように思います。田崎が登場するのは、バーや家のシーンがほとんどだったので、そういう静かな環境に合わせた話し方をしていただけというか。田崎は幼少期のころから友達にプロレス技をかけるような子で、テンション高めのキャラとして登場するので(笑)、大人になってからのギャップを“落ち着いている”と感じられたのかもしれないですね。
――確かに大人になってからのギャップはすごく感じました(笑)。中沢さんご自身は学生のころはクラスの中でどういう存在でしたか?
【中沢元紀】田崎とは正反対の性格で、あまり目立たないというか、前に出るタイプではなかったですね。何事も受け身だったので、どちらかというとプロレス技をかけられる側でした(笑)。
――“学生のころにあれをやっとけばよかった”と後悔していることは何かありますか?
【中沢元紀】もっと友達と遊べばよかったとか、もっと勉強をしっかりやっておけばよかったとか、後悔だらけです。学生時代は自分なりに充実した時間を過ごしていましたが、“もっと積極的に動いていたら、楽しさが倍増していたのかもしれない”そんな風に思うことがあります。
陸役の芳根京子さんは「セリフの覚え方を教えてくださって、優しい方だなと思いました」
――田崎くんは高校生のときにまなみに好意を抱いていて、大人になって再会してから彼女にアプローチをします。まなみの外見である陸を演じた芳根京子さんとの撮影で印象に残っていることを教えていただけますか?
【中沢元紀】田崎と陸がバーで飲むシーンは、田崎が抱く違和感を口にした際に、陸がどう感じるのかという大事な場面でもあるので、逆に含みを持たせすぎないように演じたのを覚えています。田崎はただただ2人に対して“違和感を抱いているだけ”なので、それをストレートに表現したほうが、きっと芳根さんも受け止めやすいだろうと思って。テストでもそこを意識して演じたのですが、監督からOKをいただいたのでそれで正解だったんだなと思いました。
――芳根さんとはどのようにコミュニケーションを取っていましたか?
【中沢元紀】雑談というよりは“演じ方”や“作品との向き合い方”についてお話しすることが多かったです。強く印象に残っているのは、「セリフはどうやって覚えていますか?」と質問をしたら「こうやって覚えています」と教えてくださったときのこと。すごく優しい方だなと思いました。
あと、体はまなみだけど中身は陸という複雑な役柄と向き合いながら、丁寧に演じている芳根さんを見て、刺激を受けた部分も多かったです。
――まなみが田崎の部屋に来たときに、2人でブルース・リーの『死亡遊戯』を観ているシーンで思わず笑ってしまいました。大事なおうちデートなのになぜあの映画だったんでしょうか?(笑)
【中沢元紀】謎のチョイスですよね(笑)。映画ならなんでもよかったのかもしれないですし、緊張をほぐすためにあえて『死亡遊戯』にしたのかもしれないし…どうなんでしょう?(笑)
――たまたまDVDのデッキに入っていた可能性も?
【中沢元紀】ありますね(笑)。でも、もしかしたら監督が2人の雰囲気を壊すくらいの違和感を出したくて選んだのかもしれません。今度監督に聞いてみたいと思います(笑)。
――ちなみに、もしも陸とまなみのように自分が誰かと入れ替わってしまったらどうしますか?
【中沢元紀】まずは元に戻る方法を探すと思います。あと、陸とまなみは入れ替わったことを周りに隠したまま歳を重ねていきますが、僕は入れ替わってしまった相手と一緒にお互いの家族のところへ行って、ちゃんと説明しようと試みるかもしれません。
――家族に正直に話して、みんなで協力して元に戻る方法を探したほうが効率もいいですし、うそをつかなくていいので精神的にも少しはラクですよね。
【中沢元紀】お互いが1人で抱え込むよりはよさそうですよね。それから、女性の場合は結婚だけじゃなく出産もあるので、そういうこともひっくるめて相手や家族と相談して物事を決めていかないといけないのかなと思います。
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