「なぜ今なんだ」年末に親知らず2本・3本目を連続抜歯!激痛と腫れで“食の楽しみ”を全ロストした実録【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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親知らず抜歯2時間後には余裕で食事ができていたが…画像提供:西野みや子さん

年末年始という1年で最もおいしいものが並ぶ時期に、なぜか親知らず2本目・3本目の抜歯と遭遇してしまった 西野みや子 さん。頬はパンパン、お酒も飲めない、痛みも続く…という“地獄のお正月”を過ごすことになった彼女がそんな出口のない感情をぶつけるように描いて誕生したのが「親知らず根絶やしレポ漫画」だ。今回はその制作過程と裏側を、西野さんに聞いた。


きっかけは“腫れと痛みの年末年始”…感情の行き場として漫画化

「親知らず根絶やしレポ漫画」1-1画像提供:西野みや子さん

1-2画像提供:西野みや子さん

1-3画像提供:西野みや子さん


作品はすべてノンフィクションで、描かれているのは西野さん自身のリアルな抜歯体験。当初は漫画化する予定もなく、ただひたすら腫れと痛みのなかで過ごしていたが、「我慢ばかりの気持ちをどこかに吐き出したい」と思い立ち、制作がスタートした。親知らず2〜3本目を抜いたタイミングが最悪で、食べ物も飲み物も楽しめない正月の惨状は、本人いわく「もはや笑うしかないレベル」だったという。

“ミシミシ音”が頭に響く恐怖、それを少しだけ和らげてくれたのは音楽だった


もっとも恐怖を感じたのは、親知らずが抜ける瞬間に骨を伝って響く“ミシミシ”とした音だったという。思わず背筋がゾワッとするが、施術中はSNSでおすすめされた曲をリストにして耳に流していたそうだ。ところが、ドリルの出番になると曲が完全にかき消されるため「リラックスは半分くらいかな」と振り返る。とはいえ、何もできない治療中では音楽が適度な逃げ場になったようだ。

親知らずの抜歯は「治療」ではなくもはや「修理」!?


これから抜歯を控えている人へ、西野さんは「覚悟はしておいたほうがよい」としつつ、「親知らずの状態にもよるが、治療というより“修理”くらいの心持ちで挑むほうが気楽」と語る。まるで歯科医院が工場ラインに見えてきそうな例えだが、その“修理”にどれほど心が折れるか——。経験者なら大きくうなずくはずだ。

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取材協力:西野みや子(@miyakokko61)

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