客が店員に向かって「おいっ!」高圧的で偉そうな客の対処法は…脳内変換?心を削られないための接客法【作者に聞く】

東京ウォーカー(全国版)

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「おいっ!」と怒鳴るように店員を呼びつける、そんなお客への対処法は…!?画像提供:オムニウッチー(@omni_uttii821)

外国製の包丁やケトルが並ぶ、おしゃれなキッチン雑貨店。穏やかな空気が流れる店内に、ある日突然「おいっ!」という怒号が響き渡った。元店長のオムニウッチー (@omni_uttii821) さんは、その声が自分に向けられたものだとはすぐに気づかなかったという。あまりの勢いに反射的に振り返り、そこで初めて“呼ばれていた”と理解することになる。今回は、そんな仕事中に遭遇した高圧的なお客との出来事と、心を削られないために編み出した対処法を描いたエッセイ漫画を紹介する。

「感じ悪いなぁ…」から始まる、いつもの接客トラブル

王様(1)画像提供:オムニウッチー(@omni_uttii821)

王様(2)画像提供:オムニウッチー(@omni_uttii821)

王様(3)画像提供:オムニウッチー(@omni_uttii821)

「おいっ!おいっ!」と繰り返される声に駆け寄り、「お待たせしました」と声をかけると、返ってきたのは「コレとコレ、何が違うんだ?」というぶっきらぼうな一言だった。語気も強く、態度も高圧的。販売の仕事をしていれば、こうしたお客に出会うことは珍しくない。頭ではわかっていても、正面から受け止めれば心がすり減ってしまう場面だ。

メンタルを守るカギは“脳内設定の書き換え”

そんなとき、オムニウッチーさんが実践しているのが、相手を「別の存在」として脳内変換する方法だという。「まともに受け止めるとこちらが消耗するので、心の中で“きっとこの人はどこかの国の王様なんだ”と思うようにしています」。そう考えれば、自然と自分は忠実な家臣役。多少偉そうでも、「王様ならまあ仕方ないか…」と不思議と気持ちを切り替えられるのだそうだ。

妄想力が、接客を救うこともある

実際の接客では「どちらもフッ素加工ですが、軽さを重視されるならこちらがおすすめです」と丁寧に説明しつつ、頭の中では王様対応。コメント欄には「逆転の発想が天才」「こういう人、威圧的だって自覚ないよね」といった共感の声も多く寄せられた。高圧的なお客を変えることは難しくても、自分の受け取り方を変えることはできる。無駄に心を削られがちな接客の現場で、ちょっとした発想の転換が大きな助けになるのかもしれない。

オムニウッチーさんは、 ブログ「独女日誌」 でもエッセイ漫画を発表している。学生時代のエピソードや恋愛体験を描いた「10キロ痩せたら女になりました」「初めて付き合った人は〇〇でした」なども読むことができる。

取材協力:オムニウッチー(@omni_uttii821)

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