死んだ愛犬が戻ってきたら…?読者からも愛犬への想いを乗せた声が多数届いた笑って泣けるハートフルストーリー【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
愛犬・颯太との散歩中、突然突っ込んできた車から飼い主の健吾を守ろうとし、命を落としてしまった颯太。深い悲しみを抱えたまま会社へ向かおうとした健吾の前に現れたのは、「まっぱ」で「モロ出し」の“警察案件”確定な謎の人物だった——。
「健吾ぉ~」と名前を呼び、顔をペロペロ舐めてくるその姿に、戸惑いながらもどこか懐かしさを覚える健吾。果たして彼の正体は、本当に颯太なのだろうか。思わず涙腺がゆるむハートフル作品「ドッキドギーパニック」が、読者の心もほっこり温まる。
愛犬への想いを重ねるコメント続々
本作には「犬の気持ちがわかればいいな、と思ったよいお話でした」「空で再会したら覚えていてくれるかな?」といった、愛犬への想いを重ねる声が多数寄せられている。また、人間姿になった颯太について「耳や尻尾も隠してくれればいいのに…でもそれもかわいかった」という、ほっこりした感想も印象的だ。悲しさと笑いが同居する不思議な世界観に、思わずクスッとしながら胸が温まる――そんな余韻が残る作品である。
“もし言葉が通じたら”という願いから生まれた物語
本作を手がけたのは、企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などで活躍する夏野ばな菜(
@NatsunoBanana
)さん。子どものころ、保護犬の譲渡会で迎え入れた愛犬との経験が、本作の背景にあるという。「私が進学で家を離れている間に『死んでしまった』と連絡を受けて…自分がいない間だったのが本当にショックでした」と振り返る。その後、亡くなった愛犬が子犬を育てていたことを知り、「二代目わんことしてその子を迎えたよ」と両親から伝えられたエピソードも、どこか作品の優しさに通じているようだ。
犬の気持ちを知りたい、飼い主なら誰もが抱く想いを形に
尻尾をちぎれそうなくらい振って喜ぶ姿を見ると「うれしいんだろうな」と感じる一方で、細かな気持ちはわからない――そんなもどかしさは、多くの飼い主が共感する部分だろう。夏野さん自身も「ごはんも好き嫌いがあって、食べないと体調が悪いのかただ嫌いなのか心配になる」と語る。そして「『あ、これ嫌い』とか『今、散歩の気分なんで出かけようよ!』って言ってくれたらいいなと思っていました(笑)」と、愛犬との理想の会話を楽しそうに明かした。その素直な気持ちが、物語のやわらかな温度感につながっているのかもしれない。
人と人、人と動物の“つながり”を描き続けて
夏野ばな菜さんは「ジャンプルーキー!」にて「SSS」も連載。「楽しい職場と愉快なサラリーマンたちが繰り広げるラブコメディから始まり、結婚や家族の変化など、にぎやかな日常を描いています」と話す。人と人とのつながりや内面を丁寧に描く作風は本作にも通じ、読む人の心をそっと包み込むような優しさがある。颯太と健吾の再会を描いた本作をきっかけに、夏野ばな菜さんの作品世界に触れてみてはいかがだろうか。
取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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