【ホラー】帰宅の瞬間が一番危ない? 通路の奥で待つ“静かなる隣人”の視線…郵便配達員が目撃した危険とは【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
女性の郵便配達員がある集合住宅に配達へ向かったときの出来事である。1階の集合ポストに郵便物を差し入れていると、若い女性が声をかけてきた。「2階の自分の部屋まで一緒に行ってもらえませんか?」――ひどく怯えた様子に違和感を覚えた配達員は、その申し出を受け入れることにした。何も起こらないはずだった通路で、背後から聞こえた小さな音がすべてを変えてしまう。
背後で鳴った「カチャ」という音が恐怖の始まり
階段を上がっているあいだ、通路に人の気配はなかったという。しかし2階に到着し部屋へ向かう途中、背後で突然「カチャ」と音がした。振り返った瞬間、そこに立っていた存在に女性配達員は思わず悲鳴をあげる。本作は、現役の郵便局員である送達ねこさん
(@jinjanosandou)
が描く「郵便屋が集めた奇談」の一編であり、実際に現場で語られた体験をもとにしている。郵便局員たちは日々町の隅々まで足を運び、そこで耳にした不思議な話や恐怖体験が作品としてまとめられているのだ。
帰宅時こそ狙われやすい…作者が語る防犯の視点
タイトルの不穏さについて尋ねると、送達ねこさんは現実の危険性を静かに語る。「帰宅時は特に危険が生じやすく、実際にドアを開けた瞬間に背後から押し入られた事件も聞いています。犯人は近くの住人で待ち伏せしていたそうです」と明かす。家に着いた安心感で気がゆるむときを狙われやすいため、「まず周囲を警戒し、誰もいないことを確かめてから鍵を開けるのがよいでしょう。素早く中に入って施錠することが危険回避になります」と注意を促した。違和感を覚えたときは遠慮せず助けを求めることが重要だと強調している。
ドアポストから伸びる“手”…現実にあった恐怖体験
自身が直接現場に居合わせたわけではないものの、配達先の人から寄せられた恐ろしい相談もあったという。「ドアポストで怖い思いをしたので配達を集合受箱にしてほしい」と依頼された女性の話では、深夜に物音で目覚め、電気をつけた瞬間、ドアポストから人の手が伸び、バールのようなものを内側の鍵に向けていたそうだ。照明に驚いた犯人は逃走したが、警察や大家と相談しポストを塞ぐ対策を取ったという。「ポストのすき間からスマホがニュッと出てきて…」という盗撮未遂の例もあり、住まいの安全は決して他人事ではないと感じさせる。
小さな対策が犯罪を遠ざける“ワンクッション”になる
防犯対策について送達ねこさんは、「小さな仕掛けでも、犯罪者が悪いことをしようとしたときに警戒心を感じさせることができる」と説明する。100均ショップの布をポスト内側に取り付けるだけでも、外からの侵入を防ぐ一助になるという。ささやかな工夫が抑止力となり得ると語り、日常のなかでできる備えの大切さを示した。
また本エピソード後半では、平成に起きた「江東マンション神隠し事件」にも触れられ、犯人が同じ階の住人で帰宅時を狙っていた事実が紹介されている。オートロックの建物であっても完全に安全とは言えず、新生活を始める人への警鐘として描かれている。
現実の体験をもとにした「郵便屋が集めた奇談」には、郵便局員たちが実際に見聞きした不思議で怖い出来事が数多く収録されている。「こういう不思議で怖い話って好き」「背筋がゾクッとしたけどおもしろい」といった声も多く、日常のすぐ隣に潜む“静かな異変”を描き出している作品である。
取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)
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